第26回国際心臓研究学会(ISHR)日本部会

会長挨拶

第26 回国際心臓研究学会日本部会を主催させていただけることになり、大変光栄に存じております。
北海道でこの会を主催なされたのは旭川医大薬理学教室の安孫子教授であり1997 年7月のことでした。以後開催はなく、私で2回目になります。北海道において循環器領域の研究が盛んに行われるようになったのは、北海道大学循環器内科の安田教授、札幌医大の飯村教授、旭川医大の小野寺教授の御貢献に寄るところが大きいと思います。当時の心臓研究は現在のような分子生物学的な手法の研究はまだ用いられて居らず、実験動物を用いた生理学的な研究が主流でした。しかし、1980 年頃から心臓における心筋代謝の研究を生化学、薬理学的な手法を交えて報告されるようになりました。1990 年代になると、培養細胞を用いた研究や、分子生物学的な研究がなされるようになり、今日に至っては多くの研究において、そのmolecular mechanism を追求する手法が多く見られております。しかし、細かい研究に目が行き過ぎることへの危惧もあります。Molecular mechanism を踏まえた上で、細胞現象、臓器、ひいては生体での現象を捉える必要があると考えます。
本学会が、基礎研究および臨床研究の交流の場になってくれればと願っております。

会長 川口秀明
第26 回ISHR 日本部会
北海道大学 大学院医学研究科
病態医科学分野 臨床検査医学

ページ上部へ▲