日本薬剤学会 第25年会 「薬剤学の新たな潮流を」

日本薬剤学会第25年会開催にあたって

薬剤学は薬物の有効性と安全性の向上を目的としてヒトに適用する方法論を研究する薬学の中でも最も重要な学問分野であり、最近の高品質で安全性の高い医薬品ニーズの高まりに伴いその重要性は益々大きくなっております。日本薬剤学会は1985年に我が国の薬剤学の進歩および普及を図り科学、技術、文化の発展に寄与することを目的として設立されました。爾来毎年学術大会(年会)を開催し、大学、製薬企業、医療機関、行政などの研究者が多数参加して研究発表や情報交換を行ってまいりました。

この度日本薬剤学会第25年会を、2010年5月12日(水)から14日(金)の3日間、あわぎんホール徳島県郷土文化会館(徳島市)において開催させていただくこととなりました。今回の年会は1985年の設立総会以来25年目の節目の年会であり、また2010年は薬学部6年制が施行されて5年目にあたり新しい薬学教育の検証が求められる時期かと思われます。そこで新しい時代の薬剤学の方向性を考える意味で年会テーマを「薬剤学の新たな潮流を」といたしました。本年会ではこのテーマのもと、新しい時代の薬剤学はいかにあるべきかについてご議論いただきたいと思います。あらゆる意味で歴史的な転換期を感じさせられる今こそ、広く大学、企業、病院、行政の研究者ならびに関係者が相集い、研究成果を発表し、情報を交換し、薬剤学の将来について議論することは大変意義深いものと考えております。

本年会では、口頭またはポスターによる研究発表、特別講演、各種受賞講演、特別テーマ(TDM、DDS、企業における製剤)の3シンポジウム、薬学教育シンポジウム、薬剤学フォーカスグループによる4シンポジウム、大学院生シンポジウム、医薬品包装シンポジウム、ランチョンセミナー、公開市民講演会、企業展示会、企業プレゼンテーション、懇親会等の通常の企画の他に、本年会の目玉として25周年記念の特別企画など、多種多彩なプログラムが予定されております。また将来を担う若い学生に薬剤学会への親近感をもってもらうために、学部学生の参加を促す工夫なども取り入れております。本年会が「薬剤学の新たな潮流を」起こす契機になればと願っております。皆様方のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

本年会は徳島で初めて開催される薬剤学会年会であります。徳島と言えばまずは「鳴門の渦潮」です。そこで渦潮が最も雄大に生じる初夏の大潮に会期を設定いたしました。ご都合のつく方はこの機会にダイナミックな自然の景観を是非ご鑑賞いただきたいと思います。また、徳島ならではの新鮮な海の幸、山の幸もご堪能いただけることと思います。多数の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。

日本薬剤学会第25年会
組織委員会委員長 際田弘志
(徳島大学大学院HBS研究部)

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