第32回日本歯科医学教育学会総会および学術大会

ご挨拶

第32回日本歯科医学教育学会総会および学術大会
大会長  鈴木  邦明
(北海道大学大学院歯学研究科長・歯学部長,口腔病態学講座講座 教授)

雪も多く寒さの厳しい冬のあと、桜の開花も例年に比べて2週間も遅れた札幌でしたが、6月になりようやく気持ちの良い季候になってきました。7月には、皆様をさわやかな夏の札幌にお迎えすることが出来ると思います。日本の歯科医学教育において先導的な役割を果たしてきた日本歯科医学教育学会の第32回総会および学術大会を,初めて北海道大学が担当させていただくこととなり、準備を進めて参りました。190題もの一般演題のお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。

学術大会のメインテーマは「未来へ -歯科医学教育を開き、拓くために-」といたしました。クラーク博士の残した「Boys be ambitious!」という言葉に象徴されるように、北海道大学の四つの基本理念の一つに「フロンティア精神」があります。歯科医学教育の未来の大きな発展への意気込みを、私たちの大事にしている理念にのせたテーマであります。札幌で、大きな夢を語っていただける大会となりますように、運営に力を注ぐ所存です。

特別講演は、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の阪本先生にお願いしました。小惑星探査機「はやぶさ」の挑んだ宇宙飛行のドラマを縦糸に、日本の科学教育・政策などに関する話題を横糸として、興味深いお話を伺えるものと思います。教育講演の2題では、「医学教育の現状と課題」及び「現場から世界へエビデンスを発信 ―ハイブリッド型歯科医師の育成―」に関してご講演いただきます。シンポジウムの3題のうち「診療参加型臨床実習に関する現状と課題」では、文科省、厚労省、国立大学、私立大学のそれぞれの状況を反映したご講演と討論をお願いしております。また医療安全の視点からの「守る -患者を、学生を、医療者を-」と、教育を研究するという視点からの「教育研究を拓く」を計画しております。いずれも、重要性を認識されながらも取り上げられることの少ないテーマであり、日本歯科医学教育学会ならではのテーマです。実りあるシンポジウムになるものと、主催者としても期待しております。

7月12日・13日頃は本州と比べてさわやかな日が多いのですが、最近の温暖化でかなり気温が上昇することもあります。歯科医学教育学会常任理事会は、本学会をクールビズで行うことにしてくれました。どうぞ、ネクタイ・ジャケットなどを気になさらずにおいでいただき、リラックスしてディスカッションをお楽しみください。また、学会後の14,15日は連休となりますので、人気の旭山動物園や丘陵のある旭川・美瑛方面、あるいは小樽などへ足をのばされるのも一興かと思います。

本総会・学術大会が歯科医学教育の発展に貢献し、参加者の皆様にとって意義深い大会となりますよう鋭意準備してまいります。多数のご参加を心よりお待ち申し上げます。

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