本大会では以下の2つのシンポジウムの開催を予定しています
シンポジウム 1
「社会教育、地域福祉、地域リハから考える地域づくり」
7月4日(土) 15:30〜17:30 A会場(3F・ホール)
座長 齊藤 恭平 (東洋大学ライフデザイン学部)
公衆衛生領域での健康教育は、昭和30年代から地域づくりと密接な関係にあり、その考え方は、現在のヘルスプロモーションにも引き継がれていま す。しかし、他領域での同様な取組みは意外と知られておらず、他領域との連携や協働も重要ではないかと考えられます。そこで今回、学会外から3名のシンポ ジストをお招きし、地域づくり・仲間づくりについて、ともに議論を深めたいと思います。
小山周三先生には、市民の立場で、さやま市民大学での社会教育から市民活動への取組みについて( http://www.city.sayama.saitama.jp/manabu/torikumi/sayamasimindaigaku/index.html )、金井 敏先生には、いきいき・ふれあいサロンなどの地区社協活動や、ボランティア・市民活動について( http://www.takasaki-u.ac.jp/p_fukushi/1452/ )、浅川康吉先生には、介護予防のための鬼石モデルや介護予防サポーターについて( https://www.pref.gunma.jp/contents/000326056.pdf )、お話しいただけるものと思います。
- 「社会教育から考える健康・地域コミュニティづくり」
- 小山 周三 (さやま市民大学)
- 「地域福祉から」
- 金井 敏 (高崎健康福祉大学健康福祉学部)
- 「地域リハから考える地域づくり−住民主導型介護予防事業「鬼石モデル」の経験から−」
- 浅川 康吉 (首都大学東京健康福祉学部)
シンポジウム 2(学術委員会共催)
「特定健康診査・特定保健指導制度の課題と改善対策
ハイリスクアプローチの限界とポピュレーションアプローチの展望」
7月5日(日) 9:30〜11:30 A会場(3F・ホール)
座長 春山 康夫 (獨協医科大学)
江川 賢一 (早稲田大学)
特定健診・保健指導事業は従来の健診から保健指導に重点を置いた新しい施策として導入されて既に7年目に入っている。本事業に対して適切なスクリーニングと、階層化された保健指導により、保健指導を受けたハイリスク者の健康指標の改善や医療費の減少効果の可能性が報告されている。その一方、特定健診受診率及び保健指導実施率が低いことや、保健指導を繰り返し受ける事例もあり、この制度のインパクトが低いなどの問題点も指摘されている。
そこで本シンポジウムでは、特定健診・保健指導の第一線でご活躍されている4名のシンポジストをお招きし、本制度上の課題をヘルスプロモーションの視点から整理し、その課題解決のための方策を先進事例の取り組み等から検討し、今後本学会が果たすべき役割や活動について議論する。
- 「特定健康診査・特定保健指導制度の成果と課題」
- 中村 正和 (地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター)
- 「身体活動(座位行動)のポピュレーション戦略の実践例」
- 涌井 佐和子 (順天堂大学スポーツ健康科学部)
- 「食行動改善のためのポピュレーションアプローチの地域実践事例: 食育から食環境整備まで」
- 阿部 絹子 (群馬県健康福祉部保健予防課)
- 「川崎市における健康管理支援の取組み: 生活保護受給者への生活習慣病重症化予防対策」
- 高橋 真奈美(川崎市多摩区役所保健福祉センター)