特別講演

本年会では以下の特別講演を予定しております。

特別講演1 (12月1日(火) 15:30~16:00 テルサホール)
「日本医療研究開発機構のミッションと展望」

演者
末松 誠 先生
所属
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 理事長

近年、国の内外を問わず、核酸医薬に対する関心が非常に高まっており、アンチセンスオリゴやsiRNA、デコイオリゴ、アプタマー等の医薬品開発研究が加速化しています。今回の記念すべき第1回年会では、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)より末松 誠理事長をお招きし、「日本医療研究開発機構のミッションと展望」と題した講演をしていただくくこととしました。
末松理事長は慶應義塾大学医学部を御卒業後、同大医学部助手を務められ、その後、カリフォルニア大学サンディエゴ校応用生体医工学部に留学されました。平成13年に慶應義塾大学医学部教授(医化学教室)に就任され、平成19年から平成27年3月まで同大・医学部長、平成27年4月よりAMED理事長を務められています。
AMEDの基本方針としては、「基礎研究と臨床研究の連携を深めるためのPDCAサイクルの構築」、「医療のR&D速度の最大化」、「世界先端医療の実現」などが掲げられておりますが、これは日本のお家芸である核酸化学の研究成果を先端医療に繋げることを目的に創設された日本核酸医薬学会と志を同じくするものであり、同じ平成27年4月生まれの組織として、今後のAMEDの取り組みの「縮図」が本学会の取り組みになると捉えてよいと思います。
ご講演では、日本医療研究開発機構のミッションと展望をご紹介いただくとともに、ゲノム研究の成果の社会実装を目指す取り組みとしての難病・未診断疾患研究イニシアティブ(IRUD)、オーファン医薬開発促進プログラム等についてもお話しいただく予定です。

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