シンポジウム

本大会では以下のように4件のシンポジウムを予定しています。

シンポジウム 1

「キラリと光る事業を目指して −日本発の植物バイオ最前線−」

オーガナイザー:日本植物細胞分子生物学会・産学官連携委員会
代表者:小鞠敏彦(日本たばこ産業株式会社)

研究開発成果の事業化の前に立ちはだかる高い壁を超えるためには、産学官が連携し、世界をリードする技術・商品を開発し、強い知的財産権を確保し、規制のハードルを下げ、商品の価値を訴求していかなければならない。そのようなポテンシャルを持つ技術開発・商品開発・事業化の取り組みを紹介いただき、本学会に集う基礎・応用・事業のそれぞれの担い手による議論の場としたい。

インターベリーα®の開発から事業フェーズへ

田林 紀子 (ホクサン株式会社 植物バイオセンター)

ゲノム編集による高GABA トマト実用化へ

江面  浩 (筑波大学 生命環境系)

接ぎ木を利用した新育種技術による形質改良

若佐 雄也 (農研機構 生物機能利用研究部門)

ウイルスベクターによる高速開花技術の果樹・野菜・花き育種への利用

吉川 信幸 (岩手大学農学部 植物生命科学科)

シンポジウム 2

「難培養性植物への挑戦と新たな形質転換系の開発に向けて」

オーガナイザー:田部井豊(農研機構・生物機能利用研究部門)

近年ゲノム編集技術等の発展に伴い、多種多様な植物種に遺伝子導入する必要性が高まっている。しかし、効率的な培養系が確立してない植物種も多く残されており、それがゲノム編集による研究を制限している。本シンポジウムでは、様々な植物種における培養系の研究開発を紹介しながら、難培養とされている植物種の培養系開発の一助になるように情報提供と意見交換をおこなう。

シンポジウム 3

「いきものどうしの関わり合いを分子生物学的に理解する」

オーガナイザー:佐藤雅彦、大坪憲弘(京都府立大・院・生命環境)

生物は、環境中で互いに様々な影響を及ぼし合うことにより、複雑で精緻な生態系を構築している。従来、生物間の相互作用の研究は、モデル系の構築が困難であることから、分子生物学的な理解が不十分であったが、次世代シークエンサーを用いた非モデル植物のゲノム解析、遺伝子発現解析など、近年の技術的革新により、様々な生物間相互作用が急速に解明されつつある。本シンポジウムでは,日本における生物間相互作用研究の分子生物学的な進展について紹介する。

「寄生植物がつくる『つながり』(仮題)」

青木 考(大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科)

「遺伝子の水平転移はどのように生じるのか −分子の時間から進化の時間まで−」

小保方潤一 (京都府立大学大学院 生命環境科学研究科)

「ゴール形成アブラムシが誘導する巧妙な巣内排泄物処理システム」

沓掛磨也子 (産業技術総合研究所 生命工学領域)

「モデル植物シロイヌナズナを用いて虫こぶ形成メカニズムを解明する」

佐藤 雅彦 (京都府立大学大学院 生命環境科学研究科)

「植物感染性線虫の植物への感染機構について-線虫誘引物質と感染後のシグナル-」

澤 進一郎 (熊本大学大学院 先端科学研究部)

シンポジウム 4

「データ駆動型植物科学最前線」

オーガナイザー:矢野健太郎(明治大学農学部)

本シンポジウムでは最先端バイオインフォマティクス研究を概説する。特に、遺伝子機能や発現制御ネットワークを見出すための知識情報解析法や種横断的な比較解析法、ゼニゴケ・ゲノムの完全解読とオミックス情報の蓄積によるモデル植物化、ゲノム編集を受けた農畜産物の安全性評価をする際のDNA シーケンシング活用法、ゲノム、トランスクリプトームから表現型までの観測と統合解析に関するコムギやミヤマハタザオを用いた解析例を紹介する。

「知識情報とオミックス情報の統合解析による遺伝子探索」

矢野健太郎 (明治大学農学部 生命科学科)

「ゼニゴケ・高密度な実験情報の集約によるモデル植物化の加速」

中村 保一 (国立遺伝学研究所 大量遺伝情報研究室)

「ゲノム編集産物の社会実装に向けた高速シーケンシング活用とバイオインフォマティクス」

伊藤 剛(農業・食品産業技術総合研究機構 高度解析センター)

「異質倍数体の育種に向けたマルチオミクス解析」

瀬々 潤 (株式会社ヒューマノーム研究所)