日食とは、月が地球を周る過程で、太陽と月と地球が一直線に並び、月が太陽を隠す現象を言います。また日食には、部分日食、金環日食、皆既日食があり、その中でも皆既日食は、完全に隠れない部分日食や月と太陽が重なるけれど、太陽より月が小さい金環日食と大きく違い、皆既の間は、昼間でも夜のように暗くなります。真暗ではありませんが、コロナ(太陽の大気)が明るいので月夜くらいの明るさです。また紫色がかったなんとも言えない空の美しさも見ることができます。
皆既に近づくにつれ気温が下がり始め、夏などは10度くらい下がることもあります。さらに、動物たちが騒ぎだしますので、まさに目と肌と耳とで全身でその神秘を感じることができる天文現象です。
皆既日食は、1年から2年に1回くらいの割合で、世界のどこかで観測することはできますが、それがアフリカであったり南米であったりはたまた南極であったりと、自分からその場所に行って見ない限り、ほとんどの人は一生体験することはできません。


- 月が太陽を一部隠す現象です。
太陽光が強い為、太陽観察用の保護メガネなどで観察しない限り欠けているのがわかりません。

上の図のように、太陽・月・地球が公転と自転の関係で、一直線に並ぶ時に起こります。月は地球より小さい為、地球全体を覆い隠すことはできません。そのため、反影が落ちる場所では部分日食となり、本影が落ちる場所では皆既日食となります。

- 皆既になる瞬間と皆既が終わる瞬間に太陽がダイヤモンドの指輪のような形に見える現象。実際には、月の谷の隙間から太陽面が見え瞬間に起こります。息を呑むほどの美しさです。

- 太陽のガスが吹き上がる現象。
このガスは水素ガスで空中に数十秒で消えるものもあれば、何ケ月もういているものもあります。大きさも地球数十個分になるようなものもあります。

- 太陽を取り巻く大気をコロナと呼びます。普段は専用の望遠鏡などでないと見ることはできませんが、皆既中は、肉眼で見ることができます。

- 日食時、小さな穴を通った太陽の光が、欠けた太陽の形になります。是非、体験してください。
上記写真 : 西崎慎一郎










