特別企画シンポジウム

第34年会では、以下2件の「特別企画シンポジウム」を予定しております。

特別企画シンポジウム 1 Special Symposium 1

日本薬剤学会・日本薬学会合同シンポジウム
脂質・細胞製剤の新展開

オーガナイザー
川上  茂 (長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)
石田 竜弘 (徳島大学大学院医歯薬学研究部)
後援
公益社団法人日本薬学会

Doxilに始まったリポソーム製剤の実用化は、Alnylam社によるsiRNA製剤(patisiran)の開発へと繋がり、更なる展開をみせている。また、生体が産生するリポタンパク質やエキソソームなどを用いた研究も盛んに行われており、実用化への道筋をつけようとしている。更に、再生医療への期待と共に、iPSなどを用いた細胞製剤の開発が着々と進んでいる。そこで本年会では、特に進展が著しい「脂質・細胞」を用いた「製剤化および創薬の試み」に着目し、日本薬学会との合同で本シンポジウムを企画した。核酸デリバリー、エキソソーム、リポタンパク、iPS由来細胞を用いた最新の研究成果をそれぞれの領域のエキスパートにご講演いただく予定である。

細胞由来製剤エキソソームの体内動態解析とドラッグデリバリーへの展開
倉 喜信 (京都大学大学院薬学研究科)
リポタンパク質点眼剤の可能性
村上 達也 (富山県立大学工学部医薬品工学科)
細胞治療のためのヒトiPS細胞由来肝細胞の作製 ―創薬応用から再生医療への展開―
水口 裕之 (大阪大学大学院薬学研究科)
多機能性エンベロープ型ナノ構造体の開発とナノ医療への展開: 個別化ナノ医療の実装
原島 秀吉 (北海道大学大学院薬学研究院)

特別企画シンポジウム 2 Special Symposium 2

くすりの富山 製薬企業における製剤研究

オーガナイザー
永井 秀昌 (富山県薬事総合研究開発センター)
藤  秀人 (富山大学大学院医学薬学研究部)
後援
「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアム

富山県の医薬品産業は300年以上の長い歴史を持ち、平成27年度以降は、都道府県別医薬品生産金額で全国1位を記録している。さらに、平成30年度より、内閣府による地方大学・地域産業創生交付金事業に「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造計画が採択されるなど、近年、ますます活性化している。現在、県内には100 を超える製薬関連企業があり、製剤技術に関する豊富な知識や経験が蓄積されている。そこで本年会では、ジェネリック医薬品、OTC、配置薬など、様々な医薬品を得意とする県内の製薬企業から演者を招き、その製剤研究を発信するシンポジウムを企画した。経口固形製剤、フィルム製剤、クリーム剤、液剤など、各企業が得意とする様々な剤形の製剤技術について講演いただく予定である。

「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアムについて
初田 正樹  (富山県厚生部くすり政策課)
OD 錠の製剤技術「howatt」のミニタブレットへの適用
山田 篤志  (テイカ製薬(株))
内服液剤のアドヒアランスの向上
矢田 貴和子 ((株)廣貫堂)
東亜薬品における製剤研究の歩み~ 過去、現在そして未来
守田 禎一  (東亜薬品(株))
皮膚機能を利用した経皮吸収製剤の開発
松澤 孝泰  (リードケミカル(株))
皮膚適用製剤の研究開発
堀田 大介  ((株)池田模範堂)
ピタスのどトローチの製剤コンセプトとその製剤特性
藤井 裕也  (救急薬品工業(株))
応答曲面法を用いた口腔内崩壊錠の製剤設計
熊田 俊吾  (日医工(株))

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