ごあいさつ

第57回日本小児歯科学会大会の開催にあたって


第57回日本小児歯科学会大会
大会長 八若 保孝
(北海道大学大学院歯学研究院小児・障害者歯科学教室 教授)

皆様こんにちは。

第57 回日本小児歯科学会大会を担当します北海道大学大学院歯学研究院小児・障害者歯科学教室の八若保孝です。日本小児歯科学会大会を担当することは、当教室にとってとても光栄なことであり、これまでの担当された各大学からわたされたバトンを次につなげていくという流れ・繋がりの一部としての重要な役割に対して、身が引き締まる思いでおります。

本大会は2019年6月10日(月)、11日(火)に札幌コンベンションセンターにて、「未来を創るこどもたちへ ~道は拓き、そして続く~」をテーマに開催いたします。未来のある、未来を創っていくこどもたちに示すべき道を、そして伝わっていくわれわれの意思、こころ、知恵などを、形にできればと考えています。本大会は、新しい元号になって初めての大会になります。特別講演を福井大学医学部救急医学講座教授の林 寛之先生に、教育講演を島田療育センターはちおうじ所長の小沢 浩先生に、お願いしました。また、会期前日に市民公開講座を企画し、北海道大学大学院教育学研究院准教授の加藤 弘通先生に担当していただく予定です。今回の学会は、一般講演における「口頭発表」を多くします。最近の学会では、ポスター発表が主流になってきていますが、口頭発表の緊張感、決められた時間での発表、会場での質疑応答と、口頭発表の経験から学ぶことが多いと感じており、本大会の大きな特色といたしました。特に、若手の先生の口頭発表を歓迎いたします。その他、受賞者講演、委員会企画、ランチョンセミナー、企業展示など、準備を進めております。

例年、日本小児歯科学会大会は5月の木曜、金曜で開催されてきておりますが、今回は6月の月曜、火曜という日程になりました。札幌中心部の学会会場の一部が、老朽化等により使用できないため、春の学会がすべてコンベンションセンターに集まってしまったのが理由です。3年以上前に日本小児歯科学会理事会で内定を頂き、すぐ活動したのですが、今回の日程になってしまいました。ご理解をお願いいたします。6月の札幌は、とても過ごしやすい時期です。会期の前日までは、札幌の大きな祭りの一つである「よさこいソーラン祭り」が開催されており、ファイナルに進んだチームの素晴らしい踊りを見ることができます。美味しい食べ物とともに、初夏の札幌を満喫してください。

北日本地方会の皆様のご協力をいただきながら、当教室および同門会が一丸となって大会を担当させていただきます。ぜひ皆様、自然豊かな北海道に足を運んでいただき、学会で勉強し、情報を集め、自然と美味を堪能して頂ければと願っております。 それでは、学会会場で皆様にお会いできることを楽しみにしております。