華麗なるアラビアンナイトの世界へ!~ドバイ~

華麗なるアラビアンナイトの世界へ!~ドバイ~

エミレーツ航空の2階建て大型旅客機、A380に乗ってドバイに行ってきました。
ドバイのイメージというと「ビーチリゾートやろ?」「なんかこわいとこ?治安はどうなん?」という言葉が返ってくることもありますが
実は世界で1・2の治安の良さを誇る大都市でした。
バッグをテーブルに置いたままブッフェを取りに行ける、海外では奇跡的のようなこの出来事。(日本では当たり前ですが)
知っているようで、まだまだ知られていない、「アラブの真珠」とも呼ばれるドバイをご紹介します。

1. 暑い・あつい・アツイ!

まるで四方からドライヤーをあてられているような暑さ。
空港の建物から出たとたんにまず熱風の洗礼を受けます。7~9月は一年中で一番暑い時期で今回の滞在中の最高気温は46℃にもなりました。
観光に適しているベスト・シーズンは10~3月です。

2. 霞の摩天楼、ドバイ!

世界一の高さを誇る超高層ビル、「バージュ・カリファ」。
隣接するこれまた中東一の規模のショッピングセンター「ドバイ・モール」は1,200ものお店と映画館、水族館なども併設されています。
1日ではとてもまわりきれません。
両替所もあって、空港、ホテルと比較すると最もレートが良かったです。日本円からも現地通貨のディルハムに替えられます。

地上800mからの摩天楼の眺めは砂漠から巻き上げられた砂の影響でぼうっと霞んでいて何とも言えない雰囲気が出ていました。

ドバイ・モールの中にある巨大な水槽!実は水族館です。ケージ内に入ってサメに餌付けを行う体験アトラクションもあります。
あの有名なサメの映画の効果音をならしたらオモロイと思いました。若い人はわかりませんよね…(笑)

ドバイ・モールの隣、バージュカリファのすぐそばで行われている噴水ショー「ドバイ・ファウンテン」。
噴水が吹きあがる高さは150メートル、噴水全体の長さも275メートルと世界最大級!
1回につき5分という短いショーながら、無料で見られることもあっていつもたくさんの人が。

3. やっぱりビーチリゾートでもある、、、

遠浅のアラビア湾は、港以外は全て砂浜のビーチ。
砂漠がそのまま海に落ちているので岩場がありません。

プライベートビーチを持った高級ホテルも数多くありますが、この時期はあまりの暑さに人影はまばらでした。

4. 嗚呼、アラブ、、、

ドバイが属するアラブ首長国連邦は7つの首長国からなります。
約2時間のドライブでお隣の首都・アブダビへ、車窓から広がる光景は砂漠の中に所々小さなビル街が点在しています。
そしてモスク。「ああ、アラブの国にきているのだなぁ」と実感します。

アブダビにある巨大なモスク、シェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン・モスク。
↑このカタカナを打つのに何回かミスタイプしました。

「UAE建国の父」と言われる、前の大統領の名前だそうです。
荘厳なイスラムのお寺は20年前に行ったタージ・マハール以来のインパクトでした。
これだけで充分2時間かけて来ただけの値打ちはありました。

モバイルパソコンは持ち込み禁止ですがスマホはOK。ピースサインをしての写真撮影は禁止です。
見つかれば削除させられるので注意が必要です。
女性は、首、手首、足首から先を除き、肌を露出させたままでは入場できません。
夏は暑くて仕方ないかもしれませんが、少しアラブの人になった気分を楽しめるのではないでしょうか。

5. 砂漠を駆け巡るデザート・サファリ

市の中心部から約40分程で「360°砂」の光景になります。
砂漠に入る前に4WDのタイヤの空気を抜いてからGO!何故って?空気を抜かなければひっくり返ってしまうんです!
それぐらいの迫力で縦に横に揺れまくる!跳ねまくる!乗り物に弱い人はやめた方が良いかもしれません。
女性客が黄色い声援をおくるとドライバーの兄ちゃんはハッスルして、より過激にやってくれました。

オリックスという、サファリ中いたる所で見かける野生動物です。角がかっこいいですね。
ん?「オリックス・バッファローズ」ってどういう意味?

サファリツアーは、鷹狩のデモンストレーション(falconと言ってたのでハヤブサですね)を観た後、砂漠の中に絨毯を敷き詰めたBBQ会場へ。
夕食の他、天然の染料をつかって肌にタトゥーの様に模様を描くヘンナ・ペイント、ラクダ乗り、水タバコの体験もついてきます。
そして何よりも砂漠に沈む夕日が美しい。

6. けっこう泣けます。

ウェスティンホテル内のシアターで行われているラ・ペールと言うウォーター・ショー。シルク・ド・ソレイユの演出家が監督だそうです。
40℃を越える気温と盛りだくさんのスケジュールで疲れきっているはずの身体でしたが、眠たくもならずに最後まで楽しめました。
フラッシュをたかなければ写真撮影OKというショーも珍しいですね。

7. おまけ

食糧品はほぼ輸入に頼っているドバイでは自国生産のお菓子などのお土産はなかなかありません。
唯一、「デイツ」と呼ばれるナツメヤシの実を干したものがこの国の産物です。
砂糖は全く加えられていないが凄く甘いです。昔から砂漠の民が糖分を補給するために知恵を絞った食べ物ですね。
チョコレートでコーティングしたものなどもありスーパーや市場(スーク)で簡単に手に入ります。

まとめ

ドバイを含むアラブ首長国連邦の人が3割、あとの7割は欧州、アジア、近隣のアラブ諸国など世界中から仕事にきている人で成り立つドバイ。
公用語はアラビア語ですが、共通の言語として英語を使っているので英語のレベルはまちまち。意志を伝え、意味が通じれば良い!
なりふりかまわず伝え、働き、躍動する世界中の人々のパワーを感じた旅でした。

この記事は2018年8月24日時点の情報です

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この記事を書いた人

弓場文人

海旅街道を歩き続けて30数年、、、

弓場文人

団体支店の海外手配・中国旅行・海外企画を経て関西海外航空仕入センターでヨーロッパ線他の担当をしています。
歴跡巡りと野球・料理が休日の楽しみです。