福岡から釜山へ、船での海たび♪

福岡から釜山へ、船での海たび♪

福岡から一番近い韓国の釜山には、飛行機だけじゃなく船でも行けるってご存知ですか?
福岡からは高速船の「ビートル」と、フェリーの「ニューかめりあ」が就航しています。
今回は、友人4人と「ニューかめりあ」を使って、釜山1泊+船内1泊の旅に行ってきました!
フェリーだと時間がかかるから・・・暇だし・・・と思っている方も多いと思いますが、船内での過ごし方もご紹介します。
「ニューかめりあ」で行くと釜山滞在時間は1日半くらいになりますが、釜山はコンパクトな都市なので十分満喫できます。

1. 「ニューかめりあ」で釜山へ!

ニューかめりあ外観(写真提供:カメリアライン株式会社)

ニューかめりあ外観(写真提供:カメリアライン株式会社)

「ニューかめりあ」は福岡 ⇔ 釜山を結んでいるフェリーです。
スケジュールは
【往路】博多港→釜山港 12:30-18:00
【復路】釜山港→博多港 20:00→7:30(翌日)
となり、復路は船内泊になります。
(復路の方が時間が長い理由は、後ほど・・・)
乗船時間は長いですが、船内にはカラオケ、レストラン、大浴場、ゲームセンター、売店などもあるので楽しく過ごせます。
客室は、2等の大広間や1等洋室・和室の個室があります。

2等室(写真提供:カメリアライン株式会社)

2等室(写真提供:カメリアライン株式会社)

昼食やお菓子を買い込み、早速乗船♪
往路は、2等室利用にしました。一人用の布団と荷物置きがあります。
(こちらの部屋は16人部屋です。24人入れるもっと広い部屋もあるみたいです。)
今回、この部屋の利用は私たち4名だけで他に乗船客がいなかったので、この部屋でみんなでわいわいしながら、お昼ご飯を食べました!

食後は船内を探検します!

レストラン(写真提供:カメリアライン株式会社)

レストラン(写真提供:カメリアライン株式会社)

船内にはレストランもあるので、ここで食事をすることもできます。
和洋食はもちろん、「ニューかめりあ」ならではの韓国料理も提供する、本格レストランです。
朝食と昼食はバイキングで、夕食は単品メニューです。
(レストランは食券制。レストラン前の券売機でチケット購入します。)

エントランス/売店(写真提供:カメリアライン株式会社)

エントランス/売店(写真提供:カメリアライン株式会社)

エントランスは広々とした空間で、自由にくつろぐことができます。
売店もあり、乗船してすぐここでビール飲んでる人たちも・・・。
他にも、アイスクリームやドリンクの自動販売機もあります。

デッキからの眺め

デッキからの眺め

デッキに出ることもできます。
風が吹いていて気持ちよかったです。お天気がいいと最高ですね。

釜山に到着

釜山に到着

散策後、客室に戻って、お昼寝タイム。みんなで爆睡しました。

目が覚めた頃にちょうど、釜山の街並みが見えました。
そろそろ到着です!

ちなみに、入国手続きは飛行機の時と同じです。

2. 釜山到着

釜山港国際旅客ターミナル

釜山港国際旅客ターミナル

釜山到着!私は以前(7年前)にも、「ニューかめりあ」に乗船して釜山を訪れたことがありますが、今回は着いてびっくり!すごくきれいになってます!!
2015年8月には新設ターミナルに移転したみたいですね。
両替所、観光案内所、コンビニもあります。

タクシー乗り場

タクシー乗り場

1階から外に出ると、タクシー乗り場やバス乗り場があります。
最寄りの釜山駅までは、徒歩(約10~15分)、有料シャトルバス、(釜山港国際旅客ターミナルから国鉄釜山駅、地下鉄中央駅、草梁駅を経由し循環するバス、1200ウォン)、市内バス、タクシー(約4分)のいずれかで行くことができます。

東横イン釜山駅2(外観)/ツインの一例

東横イン釜山駅2(外観)/ツインの一例

今回の宿泊は「東横イン釜山駅2」にしました。
なぜ、観光に便利な西面(ソミョン)でも南浦洞(ナムポドン)でもなくこのホテルにしたかと言うと・・・ホテル⇔釜山港国際旅客ターミナル間の無料シャトルバスがあるからです。
他にも、日本でも馴染みのあるホテルで、1人2,400円位で宿泊できる安さが決め手となりました。
お部屋は日本の東横インと同じ感じです。

チェックインを済ませ、夕食と街歩きへ地下鉄に乗って西面(ソミョン)に向かいます!
地下鉄は「1回用交通カード」を購入します。券売機は、韓国語、英語、中国語、日本語に対応!初心者でも簡単に買えます(日本の様に高額紙幣に対応していないので、小銭があると便利)。運賃にカードの保証金(500ウォン)が含まれています(下車時、改札を出てすぐに「カード保証金返還機」があり、カードを入れると保証金500ウォンが返ってきます)。

3. 西面(ソミョン)へ

まずは、少し腹ごしらえ

西面1番街(写真提供:韓国観光公社)

西面1番街(写真提供:韓国観光公社)

西面は、ロッテデパートを中心としたショッピングスポットや、昔ながらの趣を残す西面市場(ソミョンシジャン)や釜田市場(プジョンシジャン)、若者が集まるナイトスポットなどがあり、地元の人だけでなく観光客も多いエリアです。

まず、ガイドブックで見つけてぜひ食べたかった、サムギョプサルのお店へ向かうことに! しかし、地図を何回見ても場所は合ってるのに探してもそこにお店が無い!! スマートフォンで調べ直したら、移転していました・・・悲しい・・・。

タッカルビチャーハンとタッカルビ

タッカルビチャーハンとタッカルビ

そこで、その近くにある韓国チェーン店「ユガネ」に行くことに。
相変わらずこのお店はお客さんが多い! 観光客よりも、地元の人が多いイメージです。
この後、カフェに行く予定にしていたので、軽めにタッカルビチャーハン(1人前)とタッカカルビ(1人前)を注文し、シェアすることに(合わせて1500円くらい)。
ソウルのお店ではテーブルで調理してくれますが、釜山のお店では厨房で調理するためか、少々時間がかかるようです。あれ?注文通ってる?ってちょっと心配でした。
私は何度か来たことがありますが、いつも通り美味しかったです。

田浦(チョンポ)カフェ通り

田浦カフェ通り

田浦カフェ通り

地下鉄1号線 西面(ソミョン)駅から徒歩約10分、また地下鉄2号線 田浦(チョンポ)駅から徒歩約3分のところに田浦カフェ通りがあります。
現在は約30軒ほどの多様なカフェが軒を連ねています。この看板がスタートです!

coffee smith(カフェ・スミス)

coffee smith(カフェ・スミス)

うきうきでカフェ巡りをはじめたのですが・・・、この釜山旅行の日程、実は韓国の祝日「秋夕(チュソク)」で、カフェ通りの半分くらいのお店が閉まっていました・・・。祝日などには気をつけて行くことをオススメします。

そこで、カフェ通りで1番大きくて開放感があった「coffee smith(カフェ・スミス)」というお店へ。
ホットチョコレートと、ホットカプチーノと、チョコレートケーキ1個で2,000円ほど。ユガネで食べた夕食よりも高くて・・・衝撃!!

カフェ通りにある雑貨屋

カフェ通りにある雑貨屋

カフェ通りには、かわいい雑貨屋さんもありました!
雑貨屋の商品の価格は、日本とほぼ同じくらいですね。

4. 釜山のマチュピチュ 甘川洞文化村(カムチョンドンムナマウル)へ

甘川洞文化村

甘川洞文化村

翌日、釜山のマチュピチュと称される観光スポット「甘川洞文化村(カムチョンドンムナマウル)」へ行ってきました。
山肌に立ち並ぶ家屋はカラフルにカラーリングされ、入り組んだ路地のあちこちにはアートオブジェが並んでいます。ユニークで珍しい景色を楽しめるスポットです。

南浦洞(ナムポドン)からはタクシーで10分くらいで行けます。
(ちなみに、ホテルから南浦洞へは徒歩で10~15分くらいでした。)

魚のアート

魚のアート

街全体に、たくさんの写真スポットがあります。
これは、小さな魚で大きな魚を描いたアート作品。見物の人が多いのでシャッターチャンスが難しく、写真に写り込んでしまうのが残念・・・。

フォトスポット

フォトスポット

他にも、写真左のようなフォトスポットもあります!仲良くなった現地のおじちゃんが、ここまで案内してくれました。
階段の上り下りが意外ときつく、路地が多いので、少し迷いそうになります。
その中でも有名なのが「星の王子さま」の王子さまと砂漠の狐がガードレールにちょこんと腰掛けている場所!!
しかし、大人気スポットのため長蛇の列で・・・結局、撮影はを断念。 おじちゃんがそんな私たちを連れて行ってくれた場所から見えたのが・・・こちら(写真右)。今まで後ろ姿しか見てなかったけど、王子さまの顔初めて見ました~。
君、こんな顔してたのね!!!

たくさんのアート

たくさんのアート

階段にも絵が描かれていたり、鳥?人間?なにこれ?っていうような不思議なオブジェがあったり、ウォールアートがあったりするこの街。
写真を撮ったり、カフェで休憩したり、街全体を眺めてみたり・・・と、楽しみ方がいっぱいです!

階段に意外と体力を奪われるのと、この日は暑かったということもあって、2時間程楽しんで南浦洞(ナムポドン)へ向かいました~。

5. 大人気繁華街 南浦洞(ナムポドン)へ

韓牛

韓牛

繁華街の南浦洞(ナムポドン)でランチタイム! 友人と2人で韓牛を食べに行くことに!
「朝鮮韓牛(チョンソネハヌ)」(南浦洞から徒歩5分位)へ入ってメニューを見ると、カルビとハヌの2種類のみ!注文は3人前からになっているみたいです。

「どうやって食べるの?食べていい?」って聞いてみたところ、店員さんに「自分が焼くから待って」と言われました(笑)
ただただ、人前の牛肉を食べる!って感じなのですが、なかなか美味しかったです。
二人で6,000円位でした。

市場の中の屋台

市場の中の屋台

ランチの後は、市場、コスメ通り、スーパーで買い物三昧です♪
「コスメ通り」で今人気の韓国コスメ、地元スーパーでは韓国で人気のハニーバターアーモンドやゆず茶など、ばらまき用のお土産も。
値段交渉しまくっていっぱい買い物しました!
こんな感じで・・・

私:これいくら?
おばちゃん:5000ウォン
私:えーー高い。。。。2つ買うから、8,000ウォンにして。
  高いなー欲しいけど、高いなーとかつぶやいてます。笑

…結果、交渉成立!!
ソウルよりも、釜山の方が安い!という印象でした。

釜山のスターバックス

釜山のスターバックス

歩き疲れたので、スターバックスで休憩(韓国はスターバックスが多い!)。
せっかくなので、ドリンクは日本にないメニューを頼んでみることにしました。こちらのケーキは食べていませんが、これも日本では見かけないような…韓国オリジナルかな。
余談ですが、韓国のスターバックスは既に紙ストロー使用になっています。

チキン

チキン

最後に、帰りのフェリーの中で食べるチキンを買いに、富平カントン市場にある、釜山で有名なお店「コイントンタッ」へ。今、韓国ではチキンが人気なんです!
メニューは1種類のみで、日本でも馴染みのある味(辛いのがいい!と言ったら、1000ウォンの別売りソースを買ってと・・・)。
お店の中はいっぱい(皆、チキンを食べまくっている 笑)で、行列は外まで続いています。テイクアウトでも「20分後に取りに来て」と言われてしまいました。

40個以上入った大量のチキンと、カクテキと、ペプシ1本で19,000ウォン(日本円で1,800円)でした。
(写真は半分ほど食べた後。食べても食べても、まだまだ底が見えません・・・。)

6. 「ニューかめりあ」の1等室で帰国

出国

出国

出国1時間前には出国て手続きを済ませて、出国します!

往路に比べて復路の時間が長い理由は・・・
釜山港を20:00出発の予定なのですが、博多港の入国開始時間に合わせての出港になります。しかし、釜山港の出国終了時間に合わせて乗船しなければならないので、4時間くらい釜山港に停泊した後の出港になるのです。

1等洋室のお部屋

1等洋室のお部屋

帰りは長いので1等洋室のお部屋にしました(他にも和室があります)。
2人用だと、2段ベッドの部屋になります。
いすとテーブル、洗面台もついていて、便利です。

アメニティ

アメニティ

1等洋室では、アメニティが用意されていました。
スリッパやタオルが入っていたのは、助かりますね。

展望風呂

展望風呂

出港前に、急いで大浴場へ行くことに!
なぜかというと、その時間はレストランで食事をする人や、エントランスで宴会を始める人が多いのです。その間にゆっくりお風呂に入ります(笑)。
ここではタオルは用意が無いので、2等利用の方は持参されるのをおすすめします。
お風呂上りはアイスを食べながら、レストランのバンド演奏を聴いて一息。そして、22:00頃には就寝しました。おやすみなさい。

翌朝は7:30に下船予定なので6:30起床。荷造りしながら、昨日買った残りのチキンを食べましたが、完食できず・・・。日本には持ち込めない為、税関でチキンは没収されてしまいました。

まとめ

こんな感じの、福岡―釜山の船旅でした(笑)。
船の旅も楽しみつつ1泊3日で充分満喫できました!

この記事は2019年11月8日時点の情報です

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この記事を書いた人

猿渡千夏

国内よりも海外派!WEB担当

猿渡千夏

旅行が好きで、海外旅行には40回以上行きました!色々な国へ行きましたが、最近はアジアよりも、ヨーロッパが好きです。最近4年続けてヨーロッパに行っています!おすすめはクロアチア!
世界中のスターバックスの限定タンブラー&マグカップを集めています。
最近日本のものにも手を出しはじめたので、収納場所が大変です(笑)