世界遺産や国立公園、日本三景など魅力が尽きない東北へ!

世界遺産や国立公園、日本三景など魅力が尽きない東北へ!

旅慣れた方でも、東北には行ったことがないという方は多いのでは?!特にわたしのいる関西からは距離があるため、旅行プランを立てるのも難しかったりします。今回はそんな東北の4県(青森・秋田・岩手・宮城)を3日間かけて北から南に下ります。しかも車の運転が不要な、JRやバス、船を利用した縦断コース!わたしが訪ねたのは5月中旬の新緑が美しい季節でしたが、これから紅葉まで観光シーズンが続く東北へ、ぜひ旅してみませんか?

1. 青森空港を出発

青森空港からバスで、青森駅へ

大阪伊丹空港から青森空港までは約100分。到着ロビー出てすぐに空港連絡バスが停まっているので、迷うことなくそのまま出発!

青森駅から海側の眺め

青森駅でいったん下車。今回は少し時間があったので、歩いてすぐの「ねぶたの家ワ・ラッセ」(ねぶたミュージアム)へ行ってみました。(入場料おとな600円。2019年10月から620円に改定。)

ワ・ラッセの内部

施設内では迫力あるねぶたを間近に見ることができます。和紙でできているとは思えないほどの大迫力!飛び出してきそうです。ねぶたの歴史も学ぶことができます。

青森駅からバスで、奥入瀬渓流へ

奥入瀬へはJRバス東北のみずうみ号に乗り換えます。バス乗り場は、空港バスの降り場と同じなのでわかりやすく安心!

山道を進みます

わたしが出かけたのが5月15日。5月も中旬というのに、道の両側にはまだ雪が積もっています。冬場は雪の壁が高くなるため通行止めになります。

ブナ林

車窓から両側にはブナ林が広がります。若々しい緑の季節。まっすぐ伸びる木々が美しいです。

2. いよいよ奥入瀬渓流へ

いよいよ奥入瀬渓流

青森駅を出発して約2時間半。途中いろいろな景色に出会えるので、あっという間の時間です。バス車内では音声案内があり、見どころではバスが徐行運転してくれます!窓の外に向かって必死でシャッターを切ります。

石ヶ戸休憩所

奥入瀬渓流は川と道路の高低差がほとんどないのも特徴です。川のすぐそばをバスが進んでいきます。石ヶ戸休憩所は渓流近くで唯一の売店ですので、お買い物はお忘れなく。

遊歩道を進みます

わたしは今回、バスの運転手さんの勧めで、「雲井の流れ~銚子大滝」間を散策しました。約2.7km、歩いて1時間程度です。この区間は多くの滝に出会うことができます。

目印の標識

道は歩きやすいようになっていますが、土の上を進むのでぬかるんだところもあります。履きなれた靴で散策を!ところどころに標識があるので、目印として便利です。

コケも美しい

お手洗いはあまりないのでご注意!(石ヶ戸休憩所のほかに、「雲井の流れ~銚子大滝」の間に1カ所あります)木や岩のコケをゆっくり観察するのもおもしろいです。

銚子大滝

今回の奥入瀬散策のゴール地点、銚子大滝。奥入瀬の有名スポットの1つであり、他の滝と比べて迫力が違います!
銚子大滝のバス停から再びバスに乗って十和田湖へ。

十和田ホテルからの眺め

バスの終点、十和田湖から送迎バスに乗り換えて、本日宿泊の「十和田ホテル」へ。秋田県の端、十和田湖畔にあります。ホテルの窓から十和田湖の方をみると、なんと美しい虹が!とても幸せな気分になりました♪

3. 十和田湖めぐり

十和田湖 御前ヶ浜自然探勝路

2日目は十和田湖から。湖に沿って奥へ進んでいきます。

十和田湖 乙女の像

ありました!有名な乙女の像。彫刻家・詩人として知られる「高村光太郎」最後の作品で、十和田湖のシンボルです。今回は絶妙なアングルでパチリ。

十和田神社

乙女の像を右手に登っていくと、十和田神社があります。当日は雨でしたが、それがより一層厳かな雰囲気を作っていました。

十和田湖遊覧船

のんびりお土産屋さんを覗きつつ、元来た道を戻ります。遊覧船乗り場の近くには「十和田湖観光交流センター」もあり、観光情報を見ながら休憩することができます。

遊覧船の上から

遊覧船に乗って、十和田湖の休屋から子ノ口まで渡ります。約50分の船旅です。遊覧船の上からも乙女の像を見ることができます。

JRバス東北 子ノ口駅

遊覧船を降りると、すぐ右手に子ノ口駅があります。駅を確認したら、近くの食堂で十和田湖名物ヒメマスを。十和田湖周辺ではヒメマスを食べられるお店がたくさんあり、バリエーション豊富なヒメマス料理を楽しめます。

十和田市現代美術館「フラワー・ホース」(車窓から)

子ノ口駅から奥入瀬渓流を戻り、今度は八戸に向かいます。車内でも気を抜かないでくださいね!十和田市現代美術館前では屋外にアート作品が展示されています。左手には「フラワー・ホース」、右手には草間彌生のカボチャが!

東北新幹線「はやぶさ」

八戸駅に到着したら、東北新幹線「はやぶさ」と在来線を乗り継ぎ、一路本日宿泊の「愛隣館」へ。花巻温泉の奥座敷「新鉛温泉」にあり17の湯船を楽しめる宿です。夜と朝でしっかり湯めぐりを堪能しました。

4. 世界遺産・平泉へ

ローカル線で

いよいよ最終3日目。今日はまず世界遺産・平泉を訪ねます。ローカル線の車窓からの眺めも、旅の醍醐味の1つですね!

世界遺産「毛越寺」

平泉駅構内の観光案内所で情報を手に入れてから、巡回バス「るんるん」に乗車。バスは駅を出たロータリー右手から出発します。毛越寺までは3分程度。穏やかで美しい庭園が広がります(拝観料おとな500円)。

表参道月見坂

続いて、毛越寺から巡回バス約7分の中尊寺へ。バス停から中尊寺へは月見坂を上っていくのですが、この坂がキツイ!急な坂を上って中尊寺の本堂や金色堂へは15分程かかります。

世界遺産「中尊寺本堂」

本堂に到着するまでに小さなお堂が複数あります。一番奥の金色堂までは距離があるので、時間と相談しながらお参りを。先へ先へ進むと右手に大きなお堂があります、こちらが本堂です。

世界遺産「中尊寺金色堂」

本堂でお参りをした後、さらに奥へ進むと左手に金色堂の建物があります(拝観料おとな800円)。黄金色に輝くお堂は撮影不可のため、しっかり目に焼き付けてきてくださいね。

5. 最後は、日本三景・松島へ

中尊寺からバスで、松島海岸へ

中尊寺参拝後は、平泉レストハウスでの食事がおすすめ。1階にフードコート、2階には食事処があります。松島海岸行きのバス乗車券(岩手県北バス)を見せると、手荷物を預かってくれるサービスも。バスはレストハウス横から出発するので、出発まではお土産選びを。

丸文松島汽船 遊覧船

中尊寺~松島海岸、松島海岸~仙台空港のバスはいずれもガイドによる案内付!時間もあっという間に過ぎていきます。バスを下車すると目の前に海があるので、遊覧船乗り場もすぐに見つかります。

遊覧船の上から

船で260の島々の間を遊覧します。船内放送で島の説明を、ときに震災の話も織り交ぜながら案内してくれます。松島観光では外せません。

この記事は2017年6月29日時点の情報です

この記事を書いた人

柴田悠理

実家に帰るのが小旅行なWEB販促担当

柴田悠理

旅行では買い物や街歩きよりも、日常を忘れてゆったりと自然を楽しみたい派。グルメやお酒も欠かせません。初めて行ったアルゼンチンではアルゼンチンワインに感動!今まで少し苦手だった赤ワインが好きになりました♪風景もグルメも新たな出会いがあるから旅ってやめられませんね!