【立山黒部・雪の大谷ウォーク】行く前に知っておきたい観光情報!行き方・服装・おすすめグルメ&ホテル&ツアー
「立山黒部アルペンルート」は、富山県側の立山駅と、長野県側の扇沢駅を結ぶ山岳観光ルートです。
季節によって様々に表情を変え、見どころ盛りだくさんの人気の場所です。
「雪の大谷(読み方:ゆきのおおたに)」は、そんな立山黒部アルペンルートにある豪雪地帯の室堂(読み方:むろどう)だからこそ体験できる季節限定の人気イベント!
いつかは行ってみたいと気になる方も「何日くらいで行くのがいいのか」「いろんな乗り物を乗り継ぐみたいだけど大丈夫かな」など、初めて行かれる方には色々と気になる点の多い場所ではないでしょうか?
ここでは実際に私が初めて行った際の情報をお伝えしながら「雪の大谷」の魅力をご紹介します!
1. 絶景と言われる雪の大谷とは?
豪雪地帯の富山・室堂で、5階建ての館が雪に埋もれるほどに積もった雪を、GPSで道路位置を割り出して上から少しずつアイスを削るようにして作られた道、それが雪の大谷ウォークです。
雪の大谷の全長はおよそ500メートル。
その名の通り、雪の壁に挟まれた道を歩いて行くことができます。
壁の高さは開通直後には約20メートルほどにもなります。この豪雪地帯・室堂ならではの絶景です。
2. 2023年の開催時期や場所について
青空×白壁のコントラストが美しい雪の壁。 青空×白壁のコントラストが美しい雪の壁。雪の大谷はアルペンルートの全線が開通した直後の4月中旬~6月下旬にかけて開催されるイベントで、室堂で見ることができます。
2023年は以下の日程で実施される予定となっています。
<2023年「雪の大谷」開催概要について>
- 【期間】
2023年4月15日(土)~ 6月25日(日)
- 【会場】
立山室堂平・立山有料道路、大観峰駅
- 【時間】
9:30~15:00
- 【公式サイト】
※最新情報は必ず公式の情報をご確認ください。
3. 6月でも雪景色!
私が行ったのは2018年の6月上旬でしたが、気温は9度!
真冬並みの気温です。
この日は少し雨風があったこともあり、体感温度はもう少し低かったと思います。
4. 雪の大谷を歩いてみると!?
さすがに少し肌寒く感じていましたが、雪の大谷へ足を踏み入れるとびっくり。
先ほどより暖かく感じます。これはカマクラのような効果なのでしょうか。
高い壁に遮られて風が弱まり、意外なほど快適に過ごすことができました。
しばらく歩いていくと、最高地点の表示!
ここが雪の大谷で最も壁が高い場所。
6月の時点は最高地点が「12メートル」でしたが、それでもかなり高いと感じました。
これがオープン直後には20メートル近くもあったと考えると驚きます。
一面の雪の壁は圧巻で、寒さも忘れて清々しい気持ちに。
せっかくなのでこの最高地点の立て札のところで記念撮影をしました!
寒い中でもここまで来られたことで、テンションの高い私たちでした。
5. 雪の大谷への行き方
立山黒部アルペンルートは長野県から入るルートと、富山県から入るルートがあり、どちらからでも行くことが可能です。
今回私は富山側の立山駅から入り、1泊して長野側の扇沢駅に抜けていくルートを利用しました。
乗り物を乗り継いで向かいますが、以下のような順番で立山黒部アルペンルートを通り抜けることができます。
<富山駅から長野駅へ移動する順番>
1.富山駅(電車)
2.電鉄富山駅(電車)
3.立山駅(立山ケーブルカー)
4.美女平(高原バス)
5.室堂(立山トロリートンネルバス)
6.大観峰(立山ロープウェイ)
7.黒部平(黒部ケーブルカー)
8.黒部湖(徒歩で黒部ダムへ。約800m。)
9.黒部ダム(関電トンネル電気バス)
10.扇沢(路線バス・特急バス)
11.長野駅
雪の大谷があるのは「室堂」です。
これだけの乗り物を乗り継ぐので心配される方もいらっしゃるかと思いますが、乗り場は分かりやすく色分けされてしっかり案内が出ていました。
デジタル表示の案内もあり、非常に大きく表示されています。時刻も分かりやすいように工夫がされています。
また乗り場に並ぶ際も、地面に並ぶ場所の記載がされているので、それに沿って並ぶことで初めてでも迷わず乗り継ぎできました。
6. 雪の大谷のある室堂について
室堂は立山黒部アルペンルートの主要ターミナルで、アルペンルートの中では人が多くにぎやかな場所です。
室堂にはホテル立山があり、アルペンルートで一番大きな売店もここにあるので、時間を多めに取るのであれば室堂がおすすめ。
ただし平地の3/4程度しか酸素がなく、階段が多めにあるため、スローペースな移動を心掛ける必要があります。
多くの人が訪れる場所のため、ロッカーが埋まってしまっている場合があるかもしれませんが、その場合は案内所で手荷物を預かってもらえるそうです。
7. 立山黒部アルペンルートの乗り物
「雪の大谷への行き方」にも書いた通り、立山黒部アルペンルートは様々な乗り物を乗り継ぎながら進む、乗り物好きにも楽しいところ!
富山駅から長野駅の間を移動する際に、実にさまざまな乗り物に乗ることができます。
電車、バスはもちろん、ケーブルカーやロープウェイなど。
移動時間も楽しめるのが立山黒部アルペンルートのもう一つの楽しさです。
ぜひ移動時間もその景色や眺めを楽しんでください。
8. 服装や靴・持ち物について
雪の大谷は「6月でも真冬並みの服装を」ということで行く前は何を着ていくか悩みました。 4月・5月は立山黒部アルペンルートにとってはまだ冬の気温であり、特に雪の大谷は非常に寒いため(100mで0.7度ほど気温が下がる計算とのこと)風を通さないウィンドブレーカーなどがあると便利です。 6月でも先ほど掲載した写真の通り10度を下回る気温でした。 イメージとしては「通常その季節で着ている服+1枚」くらいで、動きやすい服装がおすすめ。 そして足元はトレッキングシューズやスニーカーで、もしお持ちでしたらなるべく滑りにくいソールになっている靴がおすすめです(雪の大谷に限らず一部雪の上を歩く場面もあったため)。 晴れている時は雪の照り返しが強いためサングラスもあると良さそうです。 年間の気温情報や服装については、近畿日本ツーリストの特集ページで更に詳しくご紹介しています。
≫近畿日本ツーリストの立山黒部アルペンルート特集はこちら
9. おすすめグルメ
立山黒部アルペンルートには名物グルメも様々。その中から今回の旅で食べて美味しかったものをご紹介します。ランチや休憩にぜひご利用ください。
【1】立山ブラックソフトクリーム
ひとつ目は黒部平限定の「立山ブラックソフトクリーム」です。
チョコが大変濃厚で本当に美味しく、機会があれば次回も食べたいと思うソフトクリームでした。
【2】富山スペシャル天丼
最後は少し余談で、立山黒部アルペンルートに入る前にランチで利用した「白えび亭」の「富山スペシャル天丼(白えび・ブリ・ほたるいか)」です。
「白えび亭」は富山駅のすぐそばの、きときと市場「とやマルシェ」内にあります。
ブリの天ぷらは初めてでしたが、身がホクホクで脂ものっていて絶品!富山駅に寄られた際に、タイミングが合えば是非食べてみてください(白えびのお刺身も美味しかったです)。
10. おすすめホテル
そこで立山黒部アルペンルート内にある、人気のホテルをご紹介します。
【1】ホテル立山
立山の中心、室堂にあるので賑わっているホテルです。
星空が綺麗で、室堂散策の基地となり、ご希望の方は本格登山も可能。
ホテル立山から雪の大谷までは歩いて行くことができます。
雪の大谷は通常15時までですが、ホテル立山に宿泊されている方限定で17時から案内付きで見ることができるとのことです。
【2】弥陀ヶ原ホテル
弥陀ヶ原は静かで落ち着いていて、大自然の中でリラックスできる立地です。 雲海、夕日、夜景、といろいろ楽しめるのがポイント。
気軽に高原散策が楽しめ、ホテルのすぐそばに綺麗な山並みが見渡せます。
スノーシューの貸し出しも利用できるとのことです。
11. Q&A(よくあるご質問)
立山黒部アルペンルートや雪の大谷に関する疑問や質問にお答えします。
Q.何日で行くのがおすすめですか?
A.私は6月の平日に1泊2日で行き、主要な観光スポットを見て回ることができました。
雪の大谷が開通した直後やゴールデンウィークなど、混雑が予想される時期については、通常よりも時間かかることが予想されます。
ゆとりを持った行程をご検討いただくことをおすすめします。
以下の混雑予想カレンダーも参考になさってください。
参考サイト ≫
Q.富山、長野、どちらから行くのが良いですか?
A.現地で伺ったところ、富山から入られる方、長野から入られる方について、データとしてはほぼ半々だそうです。
Q.アルペンルートを通り抜けする際に使うきっぷはどのように買えますか?
A.きっぷについては以下のサイトをご確認いただくと良いかと思います。
①きっぷのご案内 参考サイト ≫
②おすすめきっぷ 参考サイト ≫
Q.乗り物をちゃんと乗り継げるか心配です。
A.現地に全ての乗り物の時刻を網羅した時刻表が置いてありますので、ぜひそちらをゲットしてください。 乗り場は案内が色分けされており、初めてでも迷うことなく乗り継ぐことができました。
参考サイト ≫
Q.荷物を持っての移動が大変ではないですか?
A.手荷物回送サービスがあり、このサービスを利用すると身軽に行動できるのでとてもおすすめということでした。 またお車でいらっしゃる方にはマイカーの回送サービスも利用されているとのことです。
参考サイト ≫
Q.他におすすめの観光地はありますか?
A.立山駅前から行くことができる「称名滝」は、落差日本一でおすすめの観光スポットです。
通常は行き帰りのバスの時間も合わせて約2時間ほどで行くことができるそうです。
※紅葉の時期は混雑するため、倍程度の時間を見た方が良いとのことでした。
参考サイト ≫
個人的には室堂から移動して見た「大観峰(だいかんぼう)」での眺めも絶景で素晴らしかったので、おすすめです。
大観峰の展望台へは若干階段を上る必要がありますが、標高が高いためゆっくり上っていただければと思います。
まとめ(雪の大谷に行ってみての感想)
初めての立山黒部アルペンルート、雪の大谷でしたが、とてもリラックスして自然を楽しむことができました。
標高は高いですが急な上り坂を上ったりすることもなく自然を満喫することも可能なので、どなたにも楽しんでいただける場所だと思います。
そして次は黒部ダムの放水が見てみたい!次は夏のみくりが池が見てみたい!紅葉が見てみたい!と、いろんなことを知るうちにもっと興味がわきました。他の季節にもまた行ってみたいです。
この記事は2019年2月6日時点の情報です
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山科ゆみ
関東在住の30代女性。猫とインターネットが大好き。
大学生の時、初めての海外旅行でカナダに行き、ナイアガラの滝を見てから滝が好きになりました。
以来、生きているうちに世界三大瀑布を制覇するのが夢。
(いまだにナイアガラの滝しか見ていませんが・・・)