本学会について

学会長挨拶

「連携」、そして「連係」
-今求められる展開するチカラ、発展するチカラ-
第45回 北海道作業療法学会
学会長 中村眞理子

今年で45回目を迎える北海道作業療法学会は、『「連携」、そして「連係」 -今求められる展開するチカラ、発展するチカラ-』をテーマに掲げ、臨床・教育・研究に携わるものが互いの知識を共有し、更なる作業療法の発展に向けて研鑽し合うだけでなく、作業療法に関わる当事者、OT同士、他職種等多くの方々との「つながり」をキーワードとして、2014年10月11日(土)~12日(日)、ホテルさっぽろ芸文館(旧厚生年金会館)で開催いたします。

集った「つながり」は、また新たな結びつきを生み、豊かな未来の礎と成り得るものと期待します。

近年、作業療法に求められることは変化してきています。最新の研究からの新しい医療との関わりの中でどのようにそのチカラを発揮し作業療法を発展させていくか・・・。また、一方で作業療法は対象者の生活の自立に向けて、生活行為全般の具体的な事柄に目をむけて取り組みを行う、地道な活動が主体です。私たちのこれからの活動の積み重ねが、今後の作業療法の真価を決めるものと考えております。

第45回学会では、基調講演には、内部障害のリハビリテーションの第一人者であります、上月正博先生(東北大学大学院医学系研究科機能医科学講座内部障害学分野)に我々が直面する超高齢化社会・重複障害時代のリハビリテーションについて、教育講演・市民公開講座には、幹細胞を用いた再生医療でご高名な、本望修先生(札幌医科大学医学部附属フロンティア医学研究所神経再生医療学部門)に最新の治療法からリハビリテーションへの繋がりをご講演いただく予定です。今後の作業療法の展開に多くの示唆が得られると同時に、市民の皆様には、作業療法の展望を実感していただけるものと思います。

また、本学会では、北海道作業療法士会の会員の活動や経験を実感として捉えていただけるように、地域で活躍する3人の会員に自らの活動を紹介していただくシンポジウムと、特別企画の準備を進めています。

これまで培われてきた作業療法の基盤を踏まえながら、OTの展開・発展・拡がりを多方向から模索する実りある学会とし、作業療法の展開・発展に寄与することを目指してゆきたいと思います。多数の会員の皆様の参加をお待ちしております。

実行委員会

第45回学会組織図

第45回学会組織図

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