ごあいさつ

 

 第17回チーム医療・地域リハビリテーション研修会を2017年2月18日(土)19日(日)ホテルメトロポリタン長野(長野市)で開催することになり現在鋭意準備を進めております。

 本研修会は精神科医のみならず精神医療に関わる多職種のスタッフが一堂に会し今後の精神医療の在り方について語り合い、また研鑽する場としての役割を担っています。
 テーマは『冬来たりなば春遠からじ??~真冬の長野から精神科診療所の未来を語ろう~』と致しました。現在精神科診療所の置かれている立場は診療報酬の改定を見ても非常に厳しいものであると感じております。精神科診療所を受診される患者さんは増加の一途であり、我々に期待される役割は非常に幅広いものがあると思いますが、個々の診療所はそれぞれ頑張っているものの社会全体のニーズには応えきれていないという評価が現在の精神科診療所を取り巻く厳しい環境の一因であろうと思います。今回の研修会では精神科診療所が地域医療の中でどのような役割を担っていくべきか?そのためには我々はどのように変化していくべきか?そしてそのための財源等をどのように要求していくべきか?などを皆で考え、是非厳しい冬の時代から暖かい春を迎えられるよう(それは一診療所が豊かになるという意味ではなく地域全体で障害のある方を支え皆で明るく生きられるという意味です)語り合いたいという願いから考えました。

  今回の研修会では一般演題(分科会)に加え特別講演、教育講演、公開スーパービジョン、シンポジウム、モーニングセミナー、ランチョンセミナーなど多くの先生のご協力のもと多彩なプログロラムを用意することが出来、最新の精神医学に触れるとともに今後の精神医療や精神科診療所の在り方を考える良い機会になるだろうと期待しております。 また今回は、医療事務の方などスタッフ向けの教育セミナーも企画しています。

 長野では一番寒い2月の開催となりましたが、会場は長野駅から直通のホテルとなっており、他県からいらっしゃる皆様には非常に便利な会場だと自負しております。
 是非多くの皆様にご参加いただき、その熱気で寒い冬を吹き飛ばしていただきたいと思います。皆様のご参加を心からお待ちしております。

第17回チーム医療・地域リハビリテーション研修会 
大会長 鷲塚輝久(東口メンタルクリニック)