大会長挨拶

Greeting

 このたび、第19回日本総合歯科学会総会・学術大会を2026年11月22日・23日の両日、広島市にて開催いたします。全国の皆様と広島でお会いできますことを、心より楽しみにしております。

 本大会のテーマは、「総合歯科がつなぐ医療の輪―多職種・多分野と築く協働のかたち―」です。総合歯科診療は、患者さんの口腔の健康だけでなく、全身状態や生活背景まで視野に入れた全人的な医療を目指す点に特徴があります。その実現には、歯科と医科の枠を超え、看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフなど、多くの職種との連携に加え、地域包括支援センター、行政機関、福祉職、学校・企業などの他分野とも連携し、地域全体で患者さんを支える体制づくりが重要です。本大会では、こうした「協働のかたち」を皆様とともに探り、次世代の歯科医療のあり方や若手医療者に求められる役割についても、活発な議論を深めてまいります。

 今大会は、医療法人社団湧泉会ひまわり歯科の岡本佳明先生を実行委員長とし、共に大会を運営いたします。大学と地域の歯科医院が力を合わせ、学術と運営の両面で協働する、これまでにない形の大会です。参加者の皆さまと一体となり、学びと交流、そして未来への展望が広がる実り多い大会にしたいと考えております。

 開催地・広島は、平和の象徴として世界中に知られる都市です。平和記念公園や原爆ドームを訪れることで、命の尊さと未来への責任をあらためて感じていただけることでしょう。また、瀬戸内海の穏やかな気候に育まれた豊かな食文化も魅力のひとつです。広島名物のお好み焼きや牡蠣、レモンを使った料理などもぜひご堪能ください。

 多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。ともに「医療の輪」を広げ、未来の歯科医療を形作るきっかけとなる大会にしてまいりましょう。

2026年4月吉日

第19回日本総合歯科学会総会・学術大会 大会長

河口 浩之

(広島大学病院 口腔総合診療科)