食べ歩き飲み歩きの街 !? 時差ボケ対策に最適 !? とにかく楽しいストップオーバー in デンバー
1年のうち300日が晴天で、市内のあちこちに地ビール工場があって、最近、おしゃれなレストランが次々とオープンしていて、スポーツが盛んで、成田から直行便が飛んでいる…
なんだか楽しそうな街があると聞いて、行ってきました。場所は、アメリカ。コロラド州の州都・デンバー。単なる乗り継ぎ地ではない、魅力をご紹介します。
1.成田からユナイテッド航空直行便でデンバーへ。実は、時差ボケ対策に最適 !?
成田からデンバーへの直行便は、時差を超える!?機内スケジュールがポイント。
今回、成田からデンバーへの移動は、ユナイテッド航空の直行便 UA142便を利用しました。出発時刻は、日本時間の18:00。夕刻の出発です。
離陸後、1~2時間ほど経過すると、まず機内食が出ます。日本時間でいえば、夕飯の時間帯ですね。
夕食後、しばらく経つと機内は消灯となり、眠る時間となります。これも、日本時間でいえば、夜中にあたります。
眠れないときの楽しみも。アイスクリームが配られます。アイス片手に映画、という「楽しい夜更かし」感覚を味わえますよ。
消灯後、だいたい5~6時間ほどで機内が明るくなり、起床。スナックとコーヒーかお茶、またはジュースのサービスで、目が覚めてきます。
そして、到着の前に2回目の機内食が出て、デンバー空港への到着は現地時間のお昼過ぎ、13:30。
つまり、機内での所要時間約10時間30分の間のスケジュールは、夕食~睡眠~軽いリフレッシュメント~昼食まで、実はふだんと同じわけです。
身体の時間感覚は日本と同じまま、現地時間に沿って、アメリカ入国となるのです。
旅行や出張で、時差ボケはストレスになります。デンバーで身体を慣らしてから、北米各地にストレスフリーで乗り継ぐという選択肢もアリかも!いかがでしょう。
そして、乗り継ぎだけではナンですから、デンバーに泊まる(ストップオーバー)と、さらにおススメなのです。
全米各地への乗り継ぎだけでは、もったいない。アクセスも便利なので、楽しいデンバー市内へいきましょう!
デンバー国際空港は、発着便が最も多い空港の1つで、ここから全米各地に飛行機が飛んでいます。
日本からは、成田国際空港からデンバーまで、ユナイテッド航空が毎日直行便を運航中。
滑走路が平行しているので、運が良いと飛行機が隣同士並んで離陸/着陸する珍しい風景を機内から見ることも!?
この空港は、就航路線の多さもさることながら、デンバー市内へのアクセスがとにかく便利!なのも特筆すべき点です。
写真は、空港にあるRTDライトレイルの駅です。空港出入口を出たところが駅への入り口。
デンバー国際空港から、市内中心部・ユニオン駅までを約40分で結んでいます。(早朝から夜中まで15~30分間隔で運行。)
2.市内交通のターミナルなのにグルメスポット!?ユニオン駅
まもなくユニオン駅、の車内アナウンス。野球場「クアーズ・フィールド」が見えます。駅から徒歩圏内なのですね。
クアーズは日本でも有名なビールのブランドですが、実はコロラド州・デンバーが本場なのです!
列車から降りて、駅舎に入ると…‥人、人、人!で大賑わい!!しかも旅行者の恰好でもないし、列車に乗る人達ではなさそう。
よく見ると……みなさん食事してたり、飲んでいたりしています。空港について、列車に乗って降りてドアを開けたら、いきなり店内に入ってしまったような衝撃です。
実は、ユニオン駅の駅舎は近年リニューアルされて、レストラン・カフェ・バーとホテル(これはもともとからステーションホテルとして由緒ある宿です)の 集合体だったのです!!(もちろん、切符売り場や売店、バス乗り場など駅の施設もあります)
昔の切符売り場をバーカウンターに改造したり、コンコースにテーブルや椅子を置いて、お酒や食事を楽しめるようになっています。
ユニオン駅だけでなく、古いビルを改造して、レストランやカフェ、バー、あるいはビール醸造所!?にしているところが市内のあちこちにあります。
ここ数年で一気に増えたとのことです。
ユニオン駅のカフェは、朝から営業しています。持ち帰りができるカップケーキやコーヒー、焼きたてのパンを買えるお店があったり・・・駅舎の中にカフェストリートがあるのです。
パンケーキやエッグベネディクト、シナモンロールが美味しいお店も。天気が良ければ外のテラスで食べることができます。
パンケーキは小ぶりです。3つオーダーしてみました(ストロベリー、キャラメル、スイートポテト)
3.年間約300日は晴天。マイル・ハイ・シティの青空を満喫!
さて、ユニオン駅を出て街に出て見ましょう。
外に出ると、見事な青空。コロラド州は山が多い地域。デンバーは平地にありますが標高が高く、海抜1マイル(約1,600メートル)にあることから "The Mile High City(マイル・ハイ・シティ)”と呼ばれています。しかも1年のうち約300日は晴天という気候ということで抜けるような青空が魅力です。
駅から600mほど歩くと、先ほど車窓から見えたMLB コロラド・ロッキーズのホーム球場、クアーズフィールドが目の前に!!(天気も良いでしょう?)
中に入ってみました。
ポカーンとした青空に、芝生のグリーンが引き立ちます。
青空の下、クアーズを飲みながら観戦……デンバーに立ち寄る心地よさがここにもありますね。
360度カメラでパノラマをご覧ください。(クアーズフィールド①)
クアーズフィールドの最上階は、The Rooftopというエリア。ここは、野球観戦チケットがあれば誰でも入場可能です。
バーと、ハンバーガーショップがあり、試合2時間前から入れます。気軽に入ってみるなら、こんな楽しみ方もできます。(クアーズフィールド②)
クアーズフィールドのパノラマ
クアーズフィールド最上階 「The Rooftop」
4.デンバーは、ロッキー山脈の雪解け水でこしらえた、美味しい地ビールが勢揃い。
さて、また街へ戻ってみましょう。インスタ映えしそうな風景がところどころに現れます。
たとえば、Denver Milk Market (デンバー・ミルクマーケット)という、フードコートと市場とレストランとバーが集まったお店の裏手に廻ると、こんな風景が。
さらに進むと、バーがあらわれました。バーの裏手から建物に入って、奥に進むとレストランとホテルがあります。
デンバーはここ数年で若い人がどんどん増えている街ということもあり、レストラン、バー、フードコートなど、食に関する施設が次々にオープンしています。
とりわけ、地ビール(クラフトビール)を出すお店が多く、街のあちこちには、ビール醸造所もあります。
デンバーのあるコロラド州にはロッキー山脈があり、おいしい雪解け水を使ったビール産業が盛んになったのです。
一日に200 種類以上のビールが醸造されることから、デンバーは「ビールのナパバレー」と呼ばれています。
写真は、1995年のワールドビアチャンピオンの金賞を獲得し、2008年には全米売り上げNo.1のクラフトビールとなった「Blue Moon ブルームーン」
ここでは、ビールのほかにさまざまな料理が楽しめるほか、醸造所の様子を見ることができます。
さまざまな味を楽しめるのが、クラフトビールの良いところでもあります。
こちらブルームーンのメニューです。ホワイトビールやIPA(インディアン・ペールエール)などのビールの種類だけでなく、
グアバの香りがついたもの、オレンジを絞って飲むものなど、香りもさまざま。
どれにしようか悩んだ時には、まずは「ビアフライト」とオーダーしてください。
フライトとは、飲み比べセットのこと。通常よりも少ない量で、数種類のビールがオーダーできます。
ブルームーンの場合は、テーブルにオーダー用紙があり、ここにメニューから気になるものを鉛筆で書いてオーダーします。
書き込んだオーダーシートの上に、ビールグラスが置かれます。そして想像した味の通りか、予想以上の味だったか?味の答え合わせの時間になります。
ビールが好きといってもそれぞれ好みがありますし、まだ出会っていない「自分の好みの味を探す!!」可能性を探るクラフトビールの旅をすることも
ここデンバーでは可能なのです。なにしろ醸造所はたくさんあります。
5.アート&クラフトビール。River North Art District、通称RiNo(ライノ)地区へ
最後にご紹介するのは、River North Art District(リバーノース・アート・ディストリクト)、通称RiNo(ライノ)地区です。
ここは、アートが街を覆うエリア。デンバーを代表するレストランやビール醸造所、ギャラリーなどがあつまる地区です。
建物の外壁もアートでペインティングされています。
たとえば、この写真は Denver Central Market デンバー・セントラルマーケットというスーパーマーケット兼カフェなのですが、
壁一面がストリートアートになっています。
お店の中は、ご覧の通りおしゃれなスーパーマーケットです。写真は、店内にあるベーカリーコーナーの一角。
焼きたてのペイストリーがたくさん並んでます。おいしそうですね。
外観のアートと中のギャップが、なかなか面白いです。
この他にも、石窯で焼いたピザを出すコーナーも。外観とのギャップがありすぎますね……。
ストリートアート散歩をしながら、ふらっとお店に入って、お惣菜ランチというスタイルの旅を楽しめます。
こちらは、RiNo(ライノ)地区にあるクラフトビールを出すバーです。
さきほどの ビアフライト少しスタイルが異なります。お金を払って、グラスをもらい、好きな銘柄を選んで飲むセルフサービススタイル。
ビールだけでなく、シードル(サイダー)、ワインも選べるようです。
まとめ
現地のガイドさんいわく、デンバーは今まさに開発・拡大の都市計画が進んでいる街とのことで、1年後、2年後にはまた街の表情が変わっていく予定とのことです。
飛行機の乗り継ぎで、空港内にいるだけではもったいない。ぜひデンバーでストップオーバー(乗り継ぎで1泊)して、街の動きを楽しんでみるのはいかがでしょう?
この記事は2019年10月7日時点の情報です
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この記事を書いた人
美味しいもの大好き
中の人1号
近畿日本ツーリストの公式Twitterのアカウントを運営している中の人。
企業公式だが旅行だけでなく幅広い話題をつぶやく。2018年度中の人動物おえかきコンテスト タカラトミー賞受賞。