金沢女子旅におすすめ!着物で金沢街歩き

金沢女子旅におすすめ!着物で金沢街歩き

『旅する地球』読者のみなさん、こんにちは。北陸のツアーを担当している小笠と申します。
私のいる事務所は、金沢市のど真ん中にあり、ちょっと外に出るだけで古都の風情があふれ、日本情緒を感じることができます。この街の魅力をもっと感じてもらいたい!と思い、今回は「いつもとちょっと違う旅」が楽しめる「着物」での金沢街歩きをご案内します。
本格的だけど手軽に着物をレンタルできるお店や、フォトジェニックなスポットなど、いろいろご紹介しますね。

1. アクセス抜群の近江市場で着物をレンタル!

着物レンタル「あかり」店舗イメージ

今回は、こちらの「あかり」さんで着物をレンタルすることに。
お店はなんと、金沢の街のほぼ中央にある近江市場の中。市内各地の主要な観光地へのアクセスは抜群です。

選べる着物は200着以上!小物などのアイテムも豊富

レンタル着物イメージ

着物レンタルとなると、気になるのが選べる着物のラインナップ。こちらでは、200種類以上の着物から好みのものを選ぶことができます。
学生向けの可愛いデザインから落ち着いたシックな着物まで、呉服屋さんの経営ということもあり幅広いラインナップです。
足袋や草履など和装小物もいろいろ選べますので、きっとお気に入りの組合せが見つかると思います!

着付けイメージ

私がおすすめするのは着物・着付け・小物の貸出が全てセットになったプランです。
着物と足袋やカバンなどの和装小物の一式と、ベテラン着付け師による着付けが全てセットのプランですから、着物初心者さんでも安心。
気軽に着ることができる街着から、大人の雰囲気のしっとりした小紋まで選べます。

着付けは広々としたスペースで

着付け場所イメージ

着付け室が広いのも魅力です。
ベテランの着付け師さんによる着付けは、キツ過ぎず・ゆる過ぎず。街歩きにちょうど良い感じに仕上げてくれます。

店舗内には日本庭園風の中庭もあり、着物姿で撮影も可能(別料金)です。

返却時間を気にせずに着物を満喫した後は、ホテルで返却!

着物イメージ

着物をレンタルする上で気になるのが、返却時間ですよね…。
遠方から来る人など、どうしても到着時間が遅めになる場合は、当日返却だと利用できる時間が少なくなってしまいます。
「夜の金沢を着物姿で…」「ゆっくりしみじみと楽しみたい金沢の街歩き」というイメージどころか、慌ただしく「あー疲れた!」となることも。
そこで利用したいのが、翌日に着物をホテルで返却するプランです。遅い時刻からのレンタルでも、宿泊ホテルでのチェックアウト時、フロントに専用袋に入れて返却するだけなので、返却時間を気にせずに夜の金沢街歩きを楽しめます。
翌朝も、お店まで着物を返しに行く手間がないので、何かとバタバタする帰りの日も、余裕が出ますね。

美しい着物姿で金沢の街へ!

レンタル着物イメージ

着付けが終わったら、金沢の街へ出かけましょう!

お店から各観光名所へのアクセスも抜群。すぐそばにバス乗り場やタクシー乗り場があるので、はじめての金沢観光の方も、お天気が悪くても安心です。
旅の荷物はお店に預けることもできます。希望すれば当日18時までにホテルのフロントに運んでもらえるので、お店に戻る必要が無いので便利です。

2. 歴史豊かな金沢 着物でフォトジェニックな観光スポットを歩きます

兼六園

日本三名園のひとつ・兼六園
春の桜、夏のカキツバタ、秋の紅葉、冬の雪吊りと四季折々に趣があります。

長町武家屋敷跡界隈・薦掛け

長町武家屋敷跡界隈・薦掛け

長町武家屋敷跡(ながまちぶけやしきあと)
武者窓や土塀に城下町の面影を残す金沢。
長町の一帯は遺構が残っており、あちこちに着物映えするスポットが。

ひがし茶屋街

ひがし茶屋街(ひがしちゃやがい)
重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
石畳の道と、美しい紅殻格子や軒先に掲げられた軒灯が昔の面影をとどめています。

尾山神社

尾山神社
明治6年に創建された、加賀藩祖前田利家公と正室のお松の方を祀る神社。国の重要文化財である「神門」は、五彩のギヤマンがはめ込まれている和漢洋折衷様式です。

にし茶屋街

にし茶屋街(にしちゃやがい)
料亭や和菓子店が並び、趣ある風情があります。
夕刻頃には茶屋から三味線の音色が流れ、金沢の夜を旅情いっぱいに演出します。

3. 着物で美術鑑賞 金沢が誇る美術館へ

着物姿で現代アート散歩【金沢21世紀美術館】

金沢21世紀美術館

雨や雪が降ったら、傘いらずで空調も効いている美術館めぐりがおススメです。金沢で美術館といえばまずココ!金沢21世紀美術館へ。
こちらは、世界の「現在(いま)」とともに生きる美術館をコンセプトに国際的な視野に立った現代美術コレクションが展示されています。
丸くて白い現代的な建物もフォトジェニックなので、着物と現代美術・建築の組合せで楽しめます。

スイミング・プールイメージ

レアンドロ・エルリッヒ作 『スイミング・プール』

有名な展示作品『スイミング・プール(レアンドロ・エルリッヒ作)』越しに着物姿で写真を撮る、というのも面白いですよ!

美しい工芸品を鑑賞して、芸術的なスイーツを楽しむ【石川県立美術館】

石川県立美術館外観イメージ

金沢21世紀美術館と本多通りを挟んで向かい側にあるのが、石川県立美術館。
こちらは江戸時代の加賀藩前田家に由来する漆工芸技法「加賀蒔絵(まきえ)」などの大名道具をはじめ、石川県が誇る美術品・工芸品が数多く展示されています。

九谷焼 イメージ

中でも、九谷から再興九谷におよぶ九谷焼のコレクションが見もの。

ルミュゼドゥアッシュ ケーキ

1枚撮ってみました!

館内には石川県出身の世界的パティシエ、辻口博啓さんのお店があり、金沢限定スイーツも並びます。
モダンで上品なカフェの店内は居心地が良く、ケーキはどれも芸術的で洗練されたおいしさです。

4. そして・・・着物でめぐる金沢グルメ!

まずはスイーツから

あまおうとティラミスのパルフェ

あまおうとティラミスのパルフェ

美術館カフェでケーキを楽しんだ後は、インスタ映えするパフェを撮りに行きましょう。
こちらは、オープン前から行列ができるパルフェ専門店「DORUMIRU(ドルミール)」さんの「あまおうとティラミスのパルフェ」です。
見た目も超インスタ映えのかわいいパルフェですが、みずみずしい苺と、コクがあっても重すぎないクリームが絶品!さらにいくつもの味の変化が仕掛けられていて…(秘密です)食べ進むのが楽しい一品です。
季節ごとにパルフェの果物は変わります。

いつも大賑わいの「近江町市場」

近江町いちば食べ歩きイメージ

グルメスポットとしては、ここも外せません!近江町市場。
(最後にご紹介するプランでは近江町市場でお得に楽しめるクーポンMAPがついています!)

海鮮丼イメージ

お買い物も楽しいですが、海鮮丼を出すお店やコロッケなどのお惣菜、フルーツなどを食歩くのもいいですね。

5. 夜の金沢 昼とはまた別の世界へ

夕暮れ時から街の表情が変わります

鼓門ライトアップ

鼓門ライトアップ

日が落ちると、金沢の街はガラッと趣きが変わります。
金沢駅もライトアップされ…

主計町茶屋街

主計町茶屋街

ひがし茶屋街や、主計町(かずえまち)茶屋街などの歴史的な地区もお昼に訪れた時とは異なる風情がでてきます。着物で歩くとタイムスリップしたかのように。

金沢 冬のグルメといえば「おでん」

おでんイメージ

寒くなってきたら、おでん屋さんに入りましょう。
冬の金沢は身体もあたたまる「おでん」が美味しいです!

カニ面イメージ

金沢おでんといえば…「カニ面」ですね。
北陸の冬の味覚「香箱蟹(こうばこがに)」(雌のズワイガニ)を贅沢に使用したお料理ですが、冬の期間限定で漁の状況次第になるので、事前にお店に予約が必要なことも。
カニ面以外にも、赤巻(巻きかまぼこ)、ひろず(金沢銀杏などの加賀野菜をふんだんに使ったがんもどき)など…たくさんの具材があるのが金沢おでん!お店が工夫をこらした品がありますよ。

日本酒イメージ

おだしが沁みた具材と、日本酒の組合せは最強!
石川県は日本酒も有名です。「天狗舞」や「菊姫」など数々の銘柄がありますし、季節限定で出るお酒もたくさんありますよ。

ひがし茶屋街近くでクラフトビール!?

浅野川大橋

街歩きの最後は、ひがし茶屋街へ行きましょう。
浅野川大橋を渡ると、蔵を改造したお店が見えてきます。

オリエンタルブルーイング東山店イメージ

ひがし茶屋街の入り口付近にあるこのお店は「オリエンタルブルーイング東山店」です。
ここは、ビールを造っているマイクロブルワリー(ビール醸造所)で、店内に醸造タンクがあります。
金沢で唯一、出来立てのビールを提供できるブルーパブで、新鮮なオリジナルビールを楽しむことができます。

クラフトビールイメージ

加賀棒茶を使用した黒ビール「加賀棒茶スタウト」や金沢ゆずを使った「湯涌ゆずエール」など金沢らしい出来立ての地ビールを楽しめるお店です。

オリエンタルブルーイングは東山店の他に、香林坊店と金沢駅店があります。

オリエンタルブルーイング 東山店

住所

石川県金沢市東山3-2-22

アクセス

ひがし茶屋街入り口(橋場町バス停から徒歩1分。大通り沿いですぐにわかります。)

営業時間

11:00~22:00(L.O) ※定休日なし

URL
クラフトビールイメージ

着物で歩く金沢の魅力が伝わりましたでしょうか?
昼と夜それぞれ楽しめるので、着物は夜までレンタルできるプランを選ぶのが街歩きを楽しむコツです!


ぜひ、金沢にお越しください!!

まとめ

いかがでしたか?着物で街歩きをすると、普段の観光とはちょっとだけ違う金沢を楽しめると思います。なによりも気分がアガります!
着物は、季節ごとに素材も色柄も異なるので、春・夏・秋・冬…と時期によって楽しめますし、柄だけでなく帯や帯締め、アクセサリーなど選ぶアイテムも洋服よりも多く、何通りもの組合せのおしゃれが楽しめます。
いざ自宅から持っていくとなると大変ですし、帰ってからのお手入れも悩みどころですよね。レンタルでしたら旅の荷物も増えず、本当にラクです。気軽に「いつもとちょっと違う旅」を楽しんでもらえたらな、と思います。
金沢に行ったら、コレを着てあのお店に行って……と想像しながら旅のプランを練るのも楽しいですよ。

この記事は2020年1月31日時点の情報です

着物を楽しむプランはこちら

この記事を書いた人

小笠梨奈

食後のスイーツは別腹の企画担当

小笠梨奈

北陸のよいところ(お店・お宿・イベントなど…)をツアー企画を通して紹介する仕事を担当してます!
昨年始めたホットヨガにハマり中。平日仕事終わりに汗をたくさんかいてデトックスしてます。