第24回日米草の根交流サミット2014 サンディエゴ大会

分科会プログラムでは、ホームステイをしながら、地元の人だけが知る地域の文化や歴史に触れることができます。どのプログラムもサンディエゴならではの工夫に満ちています。また、ホストファミリーや地域ボランティアとのコミュニケーション(言葉だけとは限りません)は、異なる国の人々のメンタリティを理解し、自らの文化を再発見するきっかけになります。
サンディエゴ大会では、テーマ別の分科会と地域別の分科会を用意しました。どちらかから一つの分科会にご参加いただきます。

T-1 バルボア・パーク分科会 Balbor Park Session

バルボア・パークは、都市部にある文化施設を備えた総合公園としては全米最大で、面積2.9km²を有しています。ダウンタウンの北、車で15分ほどの小高い丘の上に位置し、15もの美術館・博物館、著名な公会堂、美しい庭園、そして世界的に知られるサンディエゴ動物園などが点在しています。サンディエゴの観光では欠かせない場所であるとともに、地元の人にとっても余暇や文化活動の中心で、毎年、米国内トップ10以内にランキングされています。
この分科会では、サンディエゴ自然史博物館、サンディエゴ航空宇宙博物館、サンディエゴ美術館など、サンディエゴ訪問者にはけして見逃せない場所を巡るとともに、花々が咲き乱れる庭やスペイン風の建物など、芸術と自然の美を満喫します。

T-2 ビジネス分科会 Business Session

サンディエゴ経済は、国際貿易、観光、研究、製造、防衛・軍事など、多岐の分野に広がっています。アメリカ合衆国内では2番目にバイオテクノロジー企業が多く集まった地域でもあり、さらに携帯電話などの通信機器やモバイルの関連会社も多く存在します。
この分科会では、サンディエゴに北米の本拠地を置く京セラ・インターナショナルと、通信機器を製造するクアルコムの本社などの世界最先端の企業、またバイオテクノロジー企業を訪問し、社内を見学する予定です。また、サンディエゴ経済の重要な牽引役となっているサンディエゴ国際空港の裏側も探訪します。

T-3 料理とお酒分科会(21歳以上限定) Food & Wine Session

多様な文化と豊かな民族性に恵まれ、サンディエゴではバラエティに富んだ様々なスタイルの料理を楽しむことができます。国境を接していることもあり、特にメキシコ料理は有名です。サンディエゴは「アメリカにおける地ビールの都」と呼ばれるほど、地ビールの醸造所がたくさんあり、個性的で美味しいビールを提供してくれます。乾いた真っ青な空のもとで飲む冷えたビールは最高です。加えて、少し北部に入ると、数々のワイナリーもあり、ナパやソノマなどの北部カリフォルニアとは違った味わいのワインを楽しめます。
この分科会では、ビール醸造所、ワイナリーを巡り、メキシコ料理作りに挑戦します。

T-4 歴史分科会 History Session

スペイン探検家のファン・ロドリゲス・カブリージョが、ヨーロッパ人として初めてサンディエゴのロマ岬に到達したのが1542年。彼はこの地を「サン・ミゲル」と名付けましたが、その後1602年に「サンディエゴ」と改名されました。1769年には、フランシスコ会修道士がメキシコからサンディエゴに入り、伝道所「ミッション・サンディエゴ・デ・アルカラ」を現在のオールド・タウンに建設。現在ここは「プレシディオ公園」と呼ばれています。1773年には、この伝道所はサンディエゴ川を数マイル上ったところに移設されます。アメリカ合衆国カリフォルニア州となったのは1850年です。
この分科会では、こうした歴史と自然の美しさに育まれた名所、また国に指定
された歴史建造物を巡り、オールド・タウンではメキシコ料理の昼食をいただきます。

T-5 ミリタリー分科会 Military Session

サンディエゴは、世界最大の艦隊を有する基地の街です。50隻以上の船舶の母港であり、35,000人以上の船員、兵士、国防総省で働く民間人が住んでいます。
サンディエゴ郡に住む民間人の5%は軍に関連した職業に就いており、同郡の15,000の企業や事業所は国防省関連のビジネスに携わっています。サンディエゴ基地には、海軍施設、海兵隊基地、そして沿岸警備隊が含まれます。
この分科会では、海兵隊新兵訓練所、ミラマー海兵隊航空基地(トム・クルーズ主演映画「トップ・ガン」の舞台)、また今は博物館になっている1992年に退役した航空母艦ミッドウェイを見学します。

T-6 自然満喫分科会 Nature Session

アメリカ国内でサンディエゴほど美しい自然、過ごし易い気候に恵まれた場所は他にないでしょう。「サンディエゴに住んでいる」というだけで、他地域のアメリカ人は羨むものです。
この分科会では、サンディエゴの青い空、太平洋に面した美しい海岸線、息をのむような景観を楽しみながら丸一日を戸外で過ごします。トーリー・パインズ州立保護区のハイキングコースを歩き、海岸沿いの遊歩道をサイクリング。シーカヤックにも挑戦する予定です。昼食はお弁当でピクニック。サンディエゴの豊かな自然を思いっきり堪能します。激しい運動は含まれませんが、健康に自信のある方、ぜひご参加ください。

地域別分科会は、下記で紹介したもののほかに、今後増える可能性があります。新しく加わった地域分科会の情報はこちら( http://www.manjiro.or.jp )でお知らせします。

L-1 コロナド分科会 Coronado

キーパーソン
キャリー・アン・イナダ・ダウニーさん

コロナド分科会のお世話をするキャリーです。エネルギーと環境問題を専門とする弁護士で、大学でエネルギー法も教えています。市議会議員として8年、米国海軍では10年にわたり弁護士をしています。家族は夫と10代の子供だちが5人。全員がコロナドの浜辺や家の周りを散歩したり自転車に乗って走ることが大好きです。
コロナドは、ちょっと風変わりで洗練された浜辺の街です。2012年には米国で1にランク付けされました。美しい太平洋とサンディエゴ湾に囲まれ、対岸には青空を背景としたサンディエゴの街の輪郭が見えます。
ここの住民は自転車、水泳、サーフィン、セーリング、釣り、テニス、ゴルフなど、アウトドア活動が大好き。住民の多くは、現役または退役した海軍関係者で、この小さいけれど、とてもフレンドリーで安全、かつ歩いて回れる街をとても気に入っています。

ここで一番の名所といえば、ホテル・デル・コロナドです。海に面したクィーン・アン・スタイルの木造ホテルです。2013年には築125周年を祝ったところです。タイミングが良ければ、コロナド海軍基地に駐留している空母のツアーも楽しめます。