癒しの青い海と絶景を求めて「時計のない島」へ
~世界遺産パラオ・カープ島への旅~

癒しの青い海と絶景を求めて「時計のない島」へ ~世界遺産パラオ・カープ島への旅~

世界中のダイバーが憧れ、世界遺産にも登録されたパラオの島々。周りを囲む海の色はエメラルドグリーンから濃紺へのグラデーションを奏で、七色のブルーに変化すると言われています。
干潮時にのみ姿を現す真っ白な砂の道 ロングビーチや、美肌効果もあると言われるミルキーウェイなどは、数々のメディアでも取り上げられていて、近年人気急上昇中の旅行先です!
今回はパラオのメインアイランド・コロール島周辺では見る事ができない“七色目のブルー”を探しに、「カープ島」へ行ってきました。この島に宿泊した人だけが見られるいくつもの絶景をご紹介します。

1.パラオ共和国へのアクセス

飛行機から虹が見えました

飛行機から虹が見えました

通常は残念ながらパラオへの直行便がありません。成田ならグアム乗継、関空ならグアム乗継便かソウル乗継便を利用するのが一般的です。
今回は関空からユナイテッド航空を利用し、グアム乗継便でパラオへ向かいました。(写真は飛行機から見えた虹です。)

グアム空港で乗り継ぎ待ち

グアム空港で乗り継ぎ待ち

グアム空港で乗り継ぎ待ち 関空を11時頃出発し、グアムまでは約3時間半。
アメリカでは乗り継ぎのみの場合でも一旦入国⇒出国の手続きを取る必要があるため、グアムで入国審査・税関を通った後、再度グアムを出国する手続きをします。(マメ知識:アメリカ電子渡航認証システムESTAを申請しておくと、機内でグアム入国書類を書く手間が省けます。)
グアムからパラオまでは約1時間半。到着する頃には真っ暗で、せっかく綺麗な海の色も見えません。。。翌日に備えてホテルでしっかり睡眠をとります

2.いざ、カープ島へ!

ボート乗り場

ボート乗り場

ボートに乗って世界遺産の海“ロックアイランド”へ出発!様々なポイントを巡った後、今回の目的地・カープ島へ向かいます。
安全のため、全員にライフジャケットが配られますので、泳ぎが不安な方や小さなお子様でも安心して海を楽しむことができます。
今回は、小学生ぐらいのお子様を連れたご家族2・3組と、グループ旅行のお客様、ハネムーンのお客様2・3組とご一緒させていただきました。

ジェリーフィッシュレイク許可証

ジェリーフィッシュレイク許可証

ロックアイランドに入るには、写真のような、コロール政府発行の許可証が必要です。現地で、ツアー出発時に現金(USドル)で支払う必要があります。日本でのツアーお申込み時に申請料等を確認し、現金を忘れずに持って行くようにしてください。

ロックアイランドの海

ロックアイランドの海

それぞれのポイントへ向かうちょっとした移動時間でさえ、ボートから見られる美しいブルーの海に見とれてしまいます。。

ジャーマンチャネル

ジャーマンチャネル

ジャーマンチャネルジャーマンチャネル(マンタの通り道にもなっているダイビングスポット)では、写真撮影タイムも!ガイドさんがカメラマンをしてくれるので、たくさん撮ってもらいましょう♪

3.「クラムシティ」でシュノーケル

オオシャコガイ

オオシャコガイ

ここは世界最大の貝・オオシャコガイが生息しているポイント。素潜りできる方はこんなに近づくことができます。
私をパクッと食べてしまいそうなほどの大きさですが、ここまで大きくなってしまったシャコ貝は肉厚すぎて貝殻を閉じることができないので、挟まれる心配はありません。

4.シュノーケリングポイント

サンゴとカラフルな魚たち

サンゴとカラフルな魚たち

サンゴとカラフルな魚たち クラムシティを離れ、シュノーケリングポイントで自由に海を楽しみます。
素晴らしいサンゴ礁とカラフルなお魚がたくさん見られるのはパラオならでは。その日の海況によって、流れの早くない、ベストなポイントに連れていってもらえます。

ゆったり泳ぐウミガメ

ゆったり泳ぐウミガメ

ウミガメの遭遇率も高いです。この日は2匹のウミガメに出会うことができました。

5.ロングビーチ

ロングビーチでジャンプ!

ロングビーチでジャンプ!

潮の満ち引きによって、様々な絶景が楽しめる「ロングビーチ」。今回は干潮の時間に訪れたので、細長い白砂が浮かび上がるロングビーチを楽しむことができました。
ここではジャンプして写真撮影するのが定番!

大きなヒトデ!

大きなヒトデ!

顔よりも大きいヒトデを発見。
潮が引いてどんどん長くなっていくロングビーチを観察したり、美しく広がる遠浅のラグーンを眺めながら時間を過ごします。

6.カープ島へ到着

カープ島の地図

カープ島の地図

いよいよカープ島に上陸!
カープ島は上空から見ると星の形をしている小さな島です。島のオーナーは日本の方で、なんと、広島カープのファンであることが島の名前の由来となっています。
島にあるレストランやコテージの屋根も全て、チームカラーである赤で統一されています。

カープ島のジャングル

カープ島のジャングル

お弁当とスタッフの方が焼いてくれるバーベキューランチを楽しんだ後は、せっかくなのでガイドさんと一緒にジャングル探検へ。
ゆっくりしたいという方は、島のいたるところにあるハンモックやブランコでのんびり過ごすこともできます。

ジャングルでターザンごっこ

ジャングルでターザンごっこ

ジャングルの奥にはとても大きな木と、長いツルが。ツアーに参加されていたハネムーナーの皆さんに混ぜていただき、ターザンごっこをして遊びました。

7.カープ島に宿泊

カープ島の桟橋

カープ島の桟橋

夕方には日帰りツアーのお客様がコロールに帰ってしまうので、島には宿泊者だけが残ります。
到着時にはこんなに潮が引いた状態ですが、時間が経つにつれてどんどん桟橋の奥まで潮が満ちていきます。

「カープ・アイランド・リゾート」のコテージ

「カープ・アイランド・リゾート」のコテージ

今回宿泊したカープ島唯一の宿泊施設「カープ・アイランド・リゾート」のコテージです。少し古く、簡易な設備しかありませんが、清掃は行き届いていて快適でした。
コテージでのんびりするのもいいですが、私は海辺にあるハンモックやブランコで読書をしたり、写真を撮ったりしてのんびり過ごしました。
カープ島は「時計のない島」とも言われています。移り変わる海の色や空の色を眺めるのも、なかなか他ではできない体験です。

食堂の本棚には日本語の小説やマンガも

食堂の本棚には日本語の小説やマンガも

レストラン(食堂)には、ここを訪れたお客様が残していってくださった本や雑誌がたくさんあり、自由に借りることができます。また、WiFi設備も整っており、カードを購入すれば食堂内でスマホやPCもインターネットに繋ぐことができます。

カープ島のサンセット

カープ島のサンセット

ハンモックから見た美しいサンセット。
街灯がない島ですが、この日はちょうど満月の日にあたっていたので、月明かりで本を読むという体験をしました。満月はとても美しいのですが、星の明かりが少し見えづらくなります。満天の星空が見たい!という方は、満月の日は避けて行かれるのがおすすめです。

ビュッフェの夕食

ビュッフェの夕食

食堂での晩御飯。その日の宿泊客の人数によって、ワンプレートまたはビュッフェの夕食が提供されます。この日はビュッフェの夕食をいただきました。味も抜群!

レッドルースター

レッドルースター

パラオの地ビール「レッドルースター」も飲むことができます(別料金です)。日本のビールより少しあっさりした味でした。

犬とカニ

犬とカニ

満月の夜は、たくさんのカニが産卵のために姿を現します。これもなかなか見られない光景なので、満月の日に島に宿泊される場合は、ぜひ懐中電灯を借りて散策してみてください。
食べるとおいしいそうなので、コロールまで持って帰っている方もいらっしゃいました。私は遠慮しておきましたが……。
森の入り口で、ホテルスタッフが飼育している犬とカニが遊んで?いました。

8.カープ島でカヤック体験

カヤックで島を一周

カヤックで島を一周

カープ島出発日、時間がまだまだあったのでカヤックでカープ島一周することに!慣れないカヤックとパドルを駆使して、約2時間かけて島を一周しました。
疲れを吹っ飛ばすほどの美しい景色を見られるので、体力に自信のある方はぜひ試してみてください。

透明な海の上

透明な海の上

カヤックが白砂の上に乗っているように見えますが、実はちゃんと浮いています。透明度抜群の海に見とれてしまいます。。

たこのまくら

たこのまくら

ウニの仲間「たこのまくら」です。不思議な形をした貝や可愛い貝殻をたくさん拾いました。

カープ島の周りに広がる海

カープ島の周りに広がる海

様々なブルーのグラデーションが広がる海が、見渡す限り広がっています。カープ島で見られる海の色は、コロール周辺では見られないブルーだと言われています。
ここに来れば日常を忘れ、癒されること間違いありません!

9.パラオ旅行に行く前に!

リゾートに行く前に万全の準備を!

リゾートに行く前に万全の準備を!

パラオは日本との時差がありません。ですが乗り継ぎ地のグアムは日本より1時間進んでいますので、乗り継ぎ便に遅れないようご注意ください。
また、現地では米ドルが使われていますが、パラオ空港には両替所がありません。許可証や、パラオ出国時の税金は現金での支払いとなるため、予め日本で両替されるのがおすすめです。

パラオ空港

パラオ空港

よくお問い合わせがあるのが“タバコの持ち込みについて”です。パラオへは1箱(20本)までしか持ち込むことができません。2箱以上お持ちの場合は税金を払うか、捨ててしまうしかありませんのでお気を付けください。

現地でもラッシュガードの販売があります

現地でもラッシュガードの販売があります

<おすすめの持ち物>
パラオの紫外線は日本の7倍だと言われています。長袖のラッシュガードをお持ちになることをおすすめします。冷房対策にカーディガンやパーカが1枚あると快適に過ごせます。
また、せっかくの美しい海なので、水中カメラやスマートフォンの防水ケースがあると、素敵な思い出を残すことができますよ。

この記事は2016年1月8日時点の情報です

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この記事を書いた人

安裕美

海が大好き!イルカ大好き!

安裕美

海外旅行のパンフレットを作ったり、現地に行って交渉したりする部署にいます。
仕事でもプライベートでも、ひたすら海外のビーチばかり訪れているほど海が大好き!
息子と一緒にスキューバダイビングをするのが夢です・・・☆