アラフィフおじさんズ「那須で“ジャイロライド”に挑戦!」の巻
ハードなアクティビティに少し躊躇するお年頃のアラフィフおじさん2人組。そんな2人でも自信をもって森の中を疾走できるのが、次世代型モビリティボード“ジャイロライド”です。
今回は、那須の「ジャイロライドパーク」敷地内にあるコテージ&ヴィラ「Yellow Base(イエローベース)」に宿泊し、ジャイロライド三昧の旅をお届けします。
ひと汗かいたら森のサウナでリフレッシュ、焚火の炎を見つめながらのバーベキューや目覚めのホットサンドなど、おじさんの五感を存分に満たす体験記です。
1. いざ、「ジャイロライドパーク」へ
那須塩原駅からはレンタカーで
私(一郎)と、次郎のおじさん2人組は、今回、ちょっぴり早起きをして、東京駅から東北新幹線で一路、那須へ。
乗車時間約70分、いつもなら朝からビール…となりますが、今回は、ぐっと我慢。朝ごはんを食べながら次郎とワチャワチャしていると、あっという間に那須高原の玄関口「那須塩原駅」に到着しました。
天気予報では雨と聞いてたけど、今のところは良い天気!
到着後、早速、駅前のレンタカー会社に向かいます。
那須・塩原エリアは観光地が点在しているので、レンタカー利用が便利です。利用者する人も多いので予約は忘れずに。
レンタカー会社はいくつもありますが、手続きに時間がかかるので、時間にも気持ちにも余裕をもって…。
次郎が手続きをしている間に、今回の目的地のチラシを見つけました。
そう、今回はここ「ジャイロライドパーク」に行って、この“ジャイロライド”に乗るのです(ビールを我慢したのはこのため)。“ジャイロライド”とは、舗装されていないオフロードを走る2輪の電動の乗り物。実はとっても乗りやすいと聞いてます。
想像しながらワクワクで鼻の穴を膨らませていると、手続きを終えた次郎がやってきて気持ち悪がられました。
さて、いよいよ出発です。
ちょっと回り道して「もみじ谷大吊り橋」へ
出発してから約30分。
次郎が見たいというので、回り道してこちらの「もみじ谷大吊り橋」へ。なんとこの橋、全長300mを超える国内最長クラスの歩行者専用の大吊り橋なのだとか。対岸まで行って戻ると往復30分はかかります。
足がすくむ...という高さではないので、ご心配なく。
下から吹き上げる風が心地よいです。
景色は最高!360度の爽快感は、体験価値ありです。
水面も穏やかで、のんびりと癒される時間でした。
ちなみに、吊り橋のたもとには、レストラン併設の店舗「森林(もり)の駅」があり、お土産も買えます。そちらのオープンカフェも惹かれましたが、今回の昼食は、私(一郎)の目的地を優先して、断腸の思いで断念。
もみじ谷大吊り橋
- 住所:
栃木県那須塩原市関谷 1425-60
- アクセス:
那須塩原駅から車で約30分
那須塩原駅からバスで50分(JRバス:もみじ谷大吊橋下車)
- 料金:
大人:300円、中学生以下:200円
ランチは町中華
「もみじ谷大吊り橋」からさらに約25分。
西那須野の板室街道と那須疎水が交わる場所にある、こちらの地元に人気の町中華「青木食堂」でランチです!
実は私(一郎)は、旅先で地元の美味しい中華料理屋を訪れるのを旅の楽しみの一つとしていて、今回も事前のリサーチで、こちらのお店に目星をつけて来ました。
事前リサーチではオムライスが人気とのことでしたが、
私(一郎)は、「初めて訪れる町中華では、ラーメンか炒飯」と決めているため、今回はチャーハンをいただくことに。なんとも懐かしい味でした…。美味しかったです。次に訪れたら、ラーメンを食べてみたいです。
青木食堂
- 住所:
栃木県那須塩原市青木 12-18
- アクセス:
那須塩原駅から車で約16分
目的地に一番近い地元スーパーで買い出し
今回宿泊する、ジャイロライドパークのコテージでの夕食は「バーベキュー用のお肉付プラン」を予約しましたが、
お酒や夜食などを購入するために、ジャイロライドパークに一番近い「スーパーいけがみ」に立ち寄ります。この先、コンビニなどもないので、生鮮食品やお酒、日用雑貨から、バーベキュー用の炭まで売ってる地元スーパーならではの品揃えがうれしいです。
スーパーいけがみ
- 住所:
栃木県那須塩原市戸田 2
- 営業時間:
通常8:30~20:00
- 定休日:
原則第2・4水曜日、元旦
- アクセス:
那須塩原駅から車で約20分
2. 着いてすぐにジャイロライド体験!
スーパーを出て約10分ほど進むと「ジャイロライドパーク」の入り口看板が見えてきます。そこを右折すると、一気に景色が変わってこのジャリ道に。ワクワク感が倍増してきます。
森の中にある施設なので、カーナビなどの登録をお忘れなく。ここからおよそ600mほど進むと、いよいよ目的地「ジャイロライドパーク」です!!
(ちなみに、那須塩原駅から立ち寄り無しで向かった場合は、30分程で到着します)
「ジャイロライドパーク」に到着しました!
まずは、敷地内にあるコテージ&ヴィラ「Yellow Base(イエローベース)」へ。黄色い1棟貸しの宿泊施設が3棟、森の中に建っています。早速、手続きをするために敷地の中央にある受付へ。
するとそこには...
するとそこには、期待に鼻を膨らませていた“ジャイロライド”がずらり!こちらの施設には、常時10台用意されているそうで、年齢制限はありません(但し、適応体重は約20~100kg)。
ちなみに“ジャイロライド”とは「ジャイロ機能(物体が運動をするときに姿勢が乱されにくくなる現象)を利用したマシンの総称」なのだとか。自立型の電動立ち乗り機と言えばわかりやすいですね。そういえば近未来が舞台の映画で、こんな乗り物に乗っていた人がいたなぁ~と思い出しました。
2人とも気持ちが逸り、さっそく乗ってみることに。
ちなみに、この日の天気は何とかもちましたが、多少の雨でも体験は可能とのこと。まず、スタッフの方から乗り方や注意点など丁寧なレクチャーを受けて、いざ練習コースへ。
乗れるようになるまでそんなに時間はかかりません。「練習コース」を卒業したら、1人でコース(かんたんコース、ふつうコース、むずかしいコース、そしてテクニカルコース)に出ることができます。
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基本は平たんな道ですが、曲がる角度や道の狭さでコース分けされています
一郎&次郎も「練習コース」を卒業して「かんたんコース」へ。
ここでも充分楽しいのですが、コツさえつかんだら、どんどんレベルの高いコースに挑戦したくなります。さらに慣れきたので間もなく「ふつうコース」へ。楽しくなってきて、片手運転をしてみたくなったり、ちょっとクネクネと道を進んでみたりと、すぐに「ふつうコース」でも物足りなくなってる一郎&次郎。
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大人も子供も、スピードの出し過ぎには注意が必要です。
「ジャイロライドパーク」は総面積10,000㎡の原生林を開拓して作られたジャイロライド専用のオフロードコースで、これだけのコースがあります。
施設の人によると、これからもっとコースが増えるそうなので、楽しみですね。
このような乗り物テーマパークでは、みんなで一列になってゾロゾロ進む事が多いのですが、「ジャイロライドパーク」では、個々で敷地内を自由に(一方通行ですが)様々なコースを進むことが出来るのが魅力です。大人も子供も自分のペースで楽しめます。
まだまだこれから楽しくなる...というところで、事前に予約をしていたサウナの時間に。サウナの後は、バーベキューの夕食も控えているので、今日のジャイロライド体験はここまでとします。ただ、今回申し込んだ宿泊プラン(ジャイロライド乗り放題)では、チェックアウトの時刻まで体験ができるので、また明日楽しみます。
プランについては、記事の最後でご紹介しています。
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チェックイン前から楽しめるので、早めに来て楽しむことをお勧めします
ちなみに、ジャイロライドのハンドルがきちんと握る事ができれば、操作は可能な乗り物なので、お子様も乗ることはできるそうです(小学生以上推奨)。また、「ジャイロライドパーク」は、森の中の樹木が守ってくれるので雨が降っても意外と大丈夫。少しくらいの雨や雪が降っても遊べます。それでも雨が気になる方は、レインコートも販売しています。
ジャイロライドの他にも、モビリティがたくさん。小さな子どもから大人まで、四苦八苦しながらも楽しんで乗れる変わり種な乗り物が多種用意されています。
写真の一輪車が最強に難しい乗り物だそうですが、意外なことに次郎、乗れました!
森を楽しむのは、ジャイロライドだけではありません。
初夏には、カブトムシやクワガタムシを捕まえたり、秋はドングリ、キノコに、栗拾い。冬は、カマクラを作ることもできます。
写真は、お客様が集めたドングリで苗木を作る体験の様子。
夜は天然のプラネタリウムで星のお勉強をすることも!
四季折々いろいろな表情を魅せてくれる那須の森は、自然の豊かさを実感できる場所です。
3. 飲む前に汗をかいて整えます!
敷地内には、「森の天空サウナ&露天風呂」が併設されています。
グループごとの貸切となっているので、家族やグループでサウナ&水風呂&露天風呂が利用できます。
もちろん、一郎&次郎も予約していました。
イエローベースのお部屋から徒歩30秒の場所で、80分の貸切。
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宿泊客はタオルは部屋から持参します。
森林保護の観点から、ここでは石鹸は無し。シャワーで汗を一度流して、いざサウナへ。水風呂の他にお湯の湯舟もあり、80分もあれば、サウナ、お風呂、そして森林浴を3セットくらい楽しめます。お湯や水がいっぱいに満たされた湯舟に入る時に「ザブーン!」と溢れ出す感じ。これも、自宅ではなかなかできない体験です。そして、その「ザブーン!」という音が木々に響き渡ります。
その後、休憩スペースのリクライニングチェアに座り、森のマイナスイオンを体じゅうに浴びまくります。整え自分!次郎はハンモックでウトウトしていました。
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宿泊するコテージ内にもお風呂がありますのでご安心下さい。
4. 炭火のバーベキューで、アウトドアディナー
サウナで整った後は、いよいよ、待ちに待った夕飯です。
宿泊するコテージの目の前にあるバーベキュースペースでバーベキュー。
一郎も次郎も不器用なため、スタッフの方に協力をしてもらいながら盛大な火をおこすことが出来ました(火つけ用にバーナーも借りられますので、誰でも、火はつくそうです...)炭火の炎って、癒されますね。時々する「パチッ!」という音も、赤い炎のゆらぎも、森に心地よく響きます。一郎と次郎、2人で昭和の音楽をBGMにしながら炭火の炎をしばらく眺めます。
今夜の食材は、こんな感じ。
アラフィフのおじさん2人で食べきれるとは思えないほどの量です。食べきれるかな...。部屋のキッチンには包丁などの調理器具があるので、不器用な2人で頑張ってカットしました。
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今回は食材込みのプランですが、食材の持ち込みもできます
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食材の写真はイメージです
さて、ここで今回宿泊するコテージをご紹介します。
こちらのコテージは1棟貸しになっていて、複数家族での旅行や学校のサークル、友人同士など、みんなでワイワイ楽しめます。
1階は広々LDKにお風呂などになっていて、wifiもあるので、好きな音楽を流しながらのバーベキューや、大画面テレビを使って夜はテレビゲーム大会など...様々な楽しみ方ができます。
外には、こんなウッドデッキも。ここで佇むだけで、癒されます。
ここにいると、日頃の都会の喧騒は一体何なんだろう...と思わせられます。
2階は、ベッドルーム2室と和室の3ルームとトイレになっています。
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歯ブラシやタオルは人数分用意されていますが、パジャマは各自で準備してください
ひとしきり肉をほおばり、満腹の2人...。
明日も、張り切ってジャイロライドに乗る予定なので、今晩は部屋に戻って寝ることに。
ちなみに、一郎はイビキがうるさいので、次郎と別々のベッドルームで寝る事にしました。
ちなみに、ジャイロライドパークの中央にある、焚火がゆらめくスペースが「フォレストテラス」です。
ジャイロライドを終えて、一息つくには持ってこいの場所!木々に囲まれた空間で焚火に癒されます。
有料ですが、本格コーヒーも飲めるそうです(焼きマシュマロ付き)。
ちなみに、おじさんズは、ジャイロライドにサウナに、大忙しなアクティブ森林浴だったので、踏み入ることができず...。(画像は施設からお借りしました)
施設からの借り物の画像でごめんなさい。
今回の旅行ではあいにくの曇りでしたが、晴れていれば、夜は一面の星空を眺められるとのこと。
都会だと月しか見えない時もあるのに…こんなに星だらけなんですね。
5. 森の朝、森の朝食
翌朝、ここでは鳥のさえずりが目覚ましです...。
と、書いてみましたが、実際には昨晩のビールの飲みすぎで、トイレに起きました@5時。
気持ちいい朝です。ありきたりですが、空気が美味しい。
酸素吸ってる感覚があります。
昨日“ジャイロライド”で走った道を、散歩します。
“ジャイロライド”開始時間前の、宿泊者だけが楽しめる「森の散歩道」です。
朝食はホットサンド。
ホットサンドメーカーを使って、昨日の炭火(火種を残しておきました)を使って作ります。
中身はチーズとハムに、タマゴ。じっくり焦げ色が付くまで焼きます。
コーヒーにコーンスープ、そしてホットサンドの朝食。森の中で食べると、それだけで美味しさが倍増する感覚です。
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食材は用意されています
6. モーニングジャイロライド
完璧、“ジャイロライド”にはまりました。が、しかし...チェックアウトのお時間になり終了です。
筋肉痛が怖い...と思いながら、また来たいなと思える体験でした。
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夏は汗だくになるので、もう少し早く乗り終えて、シャワー浴びても良かったかも
まとめ
アラフィフおじさんズでも、あっという間に乗れるジャイロライド。
森林浴もサウナも同時に楽しんで、身も心も“整えて”みてはいかがですか?
帰宅後はゆっくりと疲れを取ったのに、日頃使わない筋肉の痛みが時差で現れました。
この記事は2023年8月17日時点の情報です
プランはこちら
この記事を書いた人
マニアックな観光地探しに燃える
鶴岡一郎
出張する時は何よりも先に、地元の町中華を調べるアラフィフおじさんです。