本学会・研究会について

学会長挨拶

「ふつうの生活を求めて ~多様な時代を生きるということ~」

第49回北海道作業療法学会
学会長 佐藤 裕一

第49回北海道作業療法学会は10年ぶりに札幌市以外の地、函館市において開催されます。学会開催月が6月に変更されて3回目、前回函館開催が平成16年、35回大会でしたから14年ぶり3回目の開催となりました。前2回は函館国際ホテルをお借りして実施しましたが、今回は函館の新しいランドマークとして湯川町に建てられた函館アリーナを会場といたしました。函館アリーナは上から見るとちょうどひょうたんのような形状で、大きな方がメインアリーナ、小さいほうがサブアリーナとなります。今回参加者をおよそ600名、演題発表を120題と想定し、サブアリーナをお借りすることとしました。

学会テーマは「ふつうの生活を求めて ~多様な時代を生きるということ~」といたしました。私たち作業療法士が出会う方々は、病気があっても障害があっても「ふつうの生活がしたい」と願っています。しかし近年は家族構造の変化や人口の減少、IOT等の普及により多様な社会となり、「ふつう」の概念が大きく変わってきています。作業療法は生活行為を向上させる治療法ですが、その方々にとっての「ふつう」が提供されなければ、自立した生活を送っていても、それは「ふつう」の生活ではなくなります。作業療法士として、人が生活する社会、地域ごとの「ふつう」を知り、そしてその人の「ふつう」を考えていく職種であることを再考するためにこの様なテーマといたしました。

教育講演に私の所属施設である社会医療法人 函館博栄会 函館渡辺病院 理事長 三上 昭廣先生、そして市民公開講座にはテレビなどでコメンテーターとしてご活躍されている精神科医の名越康文先生にお願いいたしました。普段あまり精神疾患に触れることのない分野の方にも、日常業務にあるいは普段の生活に示唆あふれるお話を聞けるのではないかと期待しています。

広い北海道の南端に位置する函館市ですが、多くの会員の皆様にお越しいただくべく、実行委員会一同準備を進めております。平成30年6月9・10日は今からご予定いただいて、ぜひ函館にいらしてください。

 

実行委員会

第49回学会組織図

<学会長>    
佐藤 裕一 函館渡辺病院  
<実行委員長>    
大井 雅人 函館中央病院  
<財務部>    
部長 伊丸岡 知明 西堀病院
副部長 村山 剛志 西堀病院
<総務部>    
部長 山崎 礼二 函館脳神経外科病院
文書担当    
副部長 熊木 励 函館脳神経外科病院
接待担当    
副部長 福士 和実 新都市病院
懇親会担当
   
副部長 野坂 康博 ななえ新病院
アドバイザー 高橋 奈々子 やわらぎ苑西桔梗
<演題抄録部>    
部長 大和 孝司 コミュニティホーム八雲
副部長 富樫 由美子 八雲総合病院
アドバイザー 小岩 伸之 八雲総合病院
札幌サテライト部員 山口 竜矢 牧田病院デイケアセンター
<会場設営・進行部>    
部長 野田 正貴 高橋病院
会場担当    
副部長 大石 朋裕 函館中央病院
進行担当    
副部長 酒谷 景介 高橋病院
受付担当    
副部長 三浦 裕幸 市立函館病院
<学会運営相談役>    
学会評議員 太田 久晶 札幌医科大学保健医療学作業療法学科
     

 

ページの先頭へ