「沖縄は日本の未来の鏡? −社会と食の転換の視点から−」
等々力英美
琉球大学大学院医学研究科 衛生学・公衆衛生学講座
かつて沖縄は長寿地域として知られていましたが、近年、沖縄県民の食と健康状況は悪化しています。その要因として戦後から現在に続く、本土と異なった社会経済的な転換と地政学的背景を考える必要があります。沖縄は、地域の絆(「ゆいまーる」)に代表されるソーシャルキャピタルが豊かな地域であることが指摘されており、絆を生かした「自然の実験室」としての研究がなされており、これはわが国を先取りしたこころみになるかもしれません。
プロフィール:
- 昭53年10月
- 国立精神・神経センター神経研究所 診断研究部研究員
- 昭54年2月
- 東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了
- 昭59年4月
- 琉球大学医学部医学科保健医学講座 助手
- 平3年9月
- 琉球大学医学部医学科地域環境医科学講座環境生態医学分野 助教授
- 平5年6月
- ハーバード大学公衆衛生大学院客員研究員及びドイツ連邦共和国アーヘン大学医学部客員教授へ文部省在外研究員(長期)
- 平14年10月
- 琉球大学アメリカ研究センター併任准教授
- 平16年2月
- 国際交流基金小渕フェローシップにより米国東西センター研究員(ホノルル)
- 平20年4月
- 琉球大学医学部医学科地域環境医科学講座衛生学・公衆衛生学分野准教授
- 平成20年4月
- 東京大学医学系研究科非常勤講師(現在に到る)
- 平成20年4月
- 琉球大学国際沖縄研究所併任准教授(現在に到る)
- 平成21年4月
- 琉球大学大学院医学研究科准教授に配置換え(医学科准教授併任)