香港から日帰りなんてもったいない!初めて行くマカオの楽しみ方

香港から日帰りなんてもったいない!初めて行くマカオの楽しみ方

以前は香港からの日帰り観光が主流だったマカオ。現在はすっかりその流れも逆転し、成田・関空・福岡からは直行便でも行けるようになりました。ここ10年は大規模ホテルの建設ラッシュも続いています。
マカオってカジノの街じゃないの?治安は?どんな観光ができるの?食べ物はおいしいの?などなど、様々な疑問にお答えしながらマカオの魅力をお伝えします!

1.30の世界遺産を巡る

マカオ最初の地・媽閣廟(マーコウミュウ)

マカオは中国人が住んでいた土地に、1513年にポルトガル人が上陸し、貿易で栄えた港町。(日本は室町時代、信長・秀吉の生まれる少し前)
元々の中国文化にポルトガル人が持ち込んだ西洋の文化が入り混じった結果、マカオは他では見られないユニークな街に発展しました。 その魅力は2005年に「マカオ歴史市街地区」として世界文化遺産にも登録されています。

聖ポール天主堂跡

数あるマカオの世界遺産の中で一番有名なのがここ、マカオのランドマーク「聖ポール天主堂跡」です。
火事によって木造の教会が燃えてしまい、石造りのファサード(建物の正面)のみが残りました。

ナーチャ廟と旧城壁

聖ポール天主堂跡のすぐそばには、中国寺院の「ナーチャ廟」が。
キリスト教の教会と仏教の寺院が隣同士に建っていられるのはマカオならではの光景です。
ちなみに廟の左側の壁も「旧城壁」という世界遺産。マカオにはこの距離感で世界遺産がひしめき合っています。

民政総署のアズレージョ

民政総署のアズレージョ個人的にお気に入りの世界遺産が「民政総署」。建物内にあるアズレージョ(ポルトガルタイル)が綺麗なんです!
マカオ観光の中心「セナド広場」の目の前にあるので、ぜひ建物内にも足を踏み入れてみてください。

マカオ半島の街並み

教会・寺院・図書館・砦・墓地など22個の建造物と8個の広場、合計30の世界遺産が集まっているのが「マカオ半島」。
約3.3kmしかない小さな半島(東京・世田谷区の約半分ほど)なので、全ての世界遺産を徒歩で巡ることが可能です!京都の世界遺産巡りよりもはるかに楽勝ですよ(笑)
一日で回ることも出来ますが、夕方に閉まってしまう教会などもあってかなり駆け足になってしまうので、写真撮影も楽しみたい方はゆっくり二日かけて回ると◎です♪

2.カジノで遊ぶ

マカオの人気カジノ「サンズ」

マカオといえば!というイメージの強い方も多いはず。
21歳以上であれば誰でも気軽に楽しむことができるのが、マカオのカジノの魅力です。

ほとんどのホテルにカジノが併設されていて、広いホテルではカジノを通ると部屋への近道……というところも。それほど気軽に入れます(笑)ドレスコードも特にありません。
入り口には腕っぷしの強そうなスーツのお兄さんが立っていますが、もし呼び止められてもパスポートを見せればOKです。(日本人は若く見られるそうなので……)

ザ・ヴェネチアン・マカオ内

賭け事には興味がない方も、せっかくなので簡単なゲームを楽しんでみるとマカオの良い思い出になりますよ♪
各テーブルで最低ベットが決められていますが、最低100ドル(約1,500円/本日現在)くらい、スロットはそれ以下の金額から楽しむことができます。
ちなみにマカオの通貨は「パタカ」というマカオ内のみで使える通貨がありますが、カジノの通貨は香港ドルです。

マカオのカジノで一番人気なのが「大小」というゲーム。
3つのサイコロを振って出る目が10より大きいか小さいか、もしくはゾロ目かを当てるゲームです。
それまでに出た目がモニターに表示されているので、「今までは小が続いていたから、次は大が来るかな?」「いちかばちかゾロ目に賭けてみよう!」という感じで、初心者でも気軽に楽しむことができます。
※カジノ内は写真撮影不可のため、イメージ画像です。

大小は中国人観光客でテーブルが埋まっていて近寄りがたい……という初心者の方におすすめなのがルーレット!(私はこれで遊びました。笑)
「赤か黒か」「奇数か偶数か」「数字が18より大きいか小さいか」など、シンプルな2択で賭けることができます。
少し慣れてきたら「1から12の間の数字」や「好きな数字1つ」など、配当の高いところに賭けてみるとより楽しく遊べます。
こちらもそれまで出た目や確率などがモニターに表示されていますので参考に……。但し、深読みすると裏目に出ることも?運命はルーレットを回すディーラーさんのみぞ知る……かもしれません。

3.ホテルで過ごす

コタイ地区の街並み

2007年にオープンしたヴェネチアンを皮切りに、マカオは大型ホテルの建設ラッシュ!!
現在のマカオのホテルは「IR(統合型リゾート)」が主流。
IR(統合型リゾート)とは……ホテル、ショッピングモール、飲食施設、エンターテインメント(シアターなど)、プール、カジノなどが集まった施設のこと。
ホテルが数軒入っているIRでは、プールやショッピングモールなどの施設が共用となっています。

IRはマカオ半島から車で約15分の「コタイ地区」という埋立地に密集していて、その景色はマカオ半島と同じ国にいるとは思えないほど!

ザ・ヴェネチアン・マカオ

コタイ地区の主なIRはこちら。

■ザ・ヴェネチアン・マカオ(弊社で不動の一番人気!)
■ザ・パリジャン・マカオ(1/2サイズのエッフェル塔がランドマーク)
■サンズ・コタイセントラル(シェラトン、コンラッド、セントレジスなど)
■ウィン・パレス(噴水ショーが人気!)
■シティ・オブ・ドリームス(マカオで一番人気のショーを公演中!)
■ギャラクシー・マカオ(オークラ、リッツカールトン、バンヤンツリーなど)
■スタジオ・シティ・マカオ(8の字型の観覧車などアトラクションが人気!)

<2018年オープン予定>
■MGMコタイ
■グランド・リスボア・パレス(パラッツォ・ヴェルサーチ、カール・ラガーフェルド・ホテルなど)

ショップス・アット・ヴェネチアン

現在マカオにある66軒のホテルのうち、なんと約半数の33軒がハイクラス(5つ星以上)のホテル!素敵な滞在がお約束されたようなものですね♪
ホテルで働くスタッフは外国人が多いため、ほとんどの場所で英語が通じます。

「ヴェネチアン」や「パリジャン」などのテーマホテルでは、視察中「ディズニーみたい!」という声が何度も上がりました。
魅力的なホテルがたくさんありすぎて、どこに泊まるか迷ってしまいますね……!日帰りしてしまうのは本当にもったいないです!

4.食を楽しむ

マカオタワー内の回転展望レストラン「360°カフェ」

マカオは中国とポルトガルの文化が入り混じった都市、というのは先にご紹介しましたが、もちろん食文化も様々な文化が入り混じっています。
マカオには主に「中国料理」「ポルトガル料理」「マカオ料理」という三種のジャンルがあり、滞在中は「今日は何料理のレストランに行ってみようかな~?」と迷ってしまうほど。
2017年11月には「ユネスコ食文化創造都市」にも登録され、多様な食文化の宝庫としても認められました!

ホテルオークラマカオの飲茶

【中国料理】
普段食べ慣れたものが食べたい……という方に。香港と同じく広東料理が中心です。
飲茶やワンタン麺などおなじみのメニューがお手頃で食べられます。

バカリャウのコロッケ

【ポルトガル料理】
あまり日本ではなじみのないポルトガル料理。
代表的な食材「バカリャウ(干しダラ)」を使ったメニューの中では、コロッケがおすすめです。タラは日本人にもおなじみ食材なので、味も何となく想像がつくかと思いますが、ちょっと予想を裏切るおいしさでした♪

イワシの塩焼き

イワシを丸ごと炭火で焼いた「イワシの塩焼き」は、あっさりしていて日本人の口にはぴったりでした。シンプルイズベストとはまさにこれ……。
別のお店ではビュッフェに塩焼きのイワシがこんもりと置かれていて、なかなかのインパクトでした。ちなみにポルトガル本国に行ってもよく見かける定番料理だそう。

カレーガニ

【マカオ料理】
ポルトガル料理よりさらになじみのないマカオ料理。ポルトガルからマカオまでの航海で経由した各地の影響を受けた、大航海時代のロマン溢れる(?)料理です。
香辛料を使ったスパイシーな料理が多く、日本人が大好きなカレー味のメニューがいろいろあります。(最近のトレンドは「カレーおでん」だとか!?)

アフリカンチキンやカレーガニは「お酒が進む~!」と酒飲みの方に好評でした(笑)
ちなみにマカオではポルトガルワイン、マカオビール、紹興酒などなど、様々なお酒も楽しめます。

エッグタルト

【スイーツ】
マカオの定番スイーツといえば!最近日本でもよく見かけるエッグタルト。
食べるなら絶対に出来立てのあつあつがおいしいです!マカオ半島内にはエッグタルトを売っているお店が点在していますので、世界遺産巡り中に歩きながら食べ比べてみるのもおすすめ。
エッグタルト以外にもポルトガル系や中国系のいろんなスイーツがあります♪

この記事は2018年1月6日時点の情報です

この記事を書いた人

佐々木香織

メルマガ編集リーダー

佐々木香織

仕事帰りや週末はよく舞浜に出没します。どちらかと言えば陸より海派。
毎年、旅行好きの友達4~5人と国内・海外問わず旅行に行ってます。