広島観光の新定番！竹原の古い街並みとうさぎ島（大久野島）

広島県の南部、瀬戸内海に面する竹原市。
竹原市を代表する観光スポット「町並み保存地区」は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定され、テレビCMやドラマ・アニメの舞台としても取り上げられている話題のスポットです。

江戸時代後期に製塩や酒造などで栄え、立派なお屋敷や蔵が現在も多く残っており、その風情ある街並みは「安芸の小京都」とも呼ばれています。
日本各地にある「町並み保存地区」は城下町や商家町などが多い中で製塩を基盤に町を築いた「製塩町」はとても珍しいようです。

ノスタルジー溢れる街並みは、カメラ旅や女子旅にもぴったりですね。

広島駅から最寄りの竹原駅までは高速乗合バス「かぐや姫号」で約1時間20分。 本数も多く、乗り換えなしなので便利です。バスよりも時間はかかりますが、JR呉線でもアクセスできます。

広島空港からはジャンボタクシー（安全タクシー）で約25分。予約不要ですが、満席の場合はご乗車いただけないことも。事前の電話予約がおすすめです。

竹原駅から「町並み保存地区」までは、徒歩で約15分程です。

広島空港に到着するとあいにくの雨…
しかし、雨の日の竹原観光は風情が増すため意外にもおすすめです。

今回の旅は空港でレンタカーを借りました。
観光地が広いエリアに分布している広島県。
広島駅からもアクセス便利な宮島以外にも竹原や尾道、しまなみ海道と巡るならレンタカーを借りて効率的に回るのも旅のポイントです。

雨にも負けず、レンタカーで竹原へ出発！
「町並み保存地区」到着のころには雨も上がり、しっとりとした竹原の町並みを散策することができましたよ。

ドラマや映画のロケも多く行われている竹原。
人気のドラマの主人公・ニッカウヰスキーの創業者であり、「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝氏の銅像を街中で発見。
銅像の隣には歴史民俗資料館があり、竹鶴氏が中学時代に書いた作文や留学中に書き留めたウヰスキーの作り方のノートが展示されています。

「町並み保存地区」のメインストリート本町通り沿いには、生家である「竹鶴酒造」もあります。

竹原はアニメの聖地巡礼の旅でも人気です。
竹原の街並みを忠実に再現したアニメは「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」にも選ばれました。
竹原市内を見渡すことができる西方寺の普明閣もアニメのワンシーンに。
※普明閣の舞台は工事のため現在入場いただけません。

CM内では、あの有名な国民的アイドルが竹原の街中にある“ハート”を探していましたが、私も実際にハートを見つけることができました。

松阪邸は竹原を代表する商家の建物で、この格子は猪目と呼ばれています。　ハートの形にみえますが、実際は猪の目の形を表していて、魔除けとして作られているようです。

松阪邸は200円で見学することもできるので、お時間のある方はぜひお屋敷の中も見学してみてはいかがでしょうか。

ハートの風車も発見！
「まちなみ竹工房」では実際に名産品である竹細工を体験することが出来ます。

地元の職人さんとおしゃべりをしながら、40分から1時間で竹細工の完成です。
地元の方との交流や名産品づくり、素敵な旅の思い出を作ることができそうですね。

竹原市のもう一つの目玉！「大久野島」へ向かいます。
大久野島は「うさぎ島」と言われる通り、島中うさぎだらけの不思議な島。 こちらも最近SNSで話題になっている島です。

竹原の町並みからはレンタカーで約20分ほどでうさぎ島の入り口「忠海港」へ到着。ここからは、駐車場に車を停めて、フェリーで「大久野島（うさぎ島）」へ向かいます。

フェリーのチケット売り場ではチケットやお土産、うさぎグッズなど販売されていました。

フェリー出航まで少し時間があったので、青い建物がまぶしい「アヲハタ ジャムデッキ」に立ち寄りました。
忠海からは車で3分位。事前予約で工場見学やジャムつくり体験などもできる施設です。

ここでしか買えない限定のジャムがあり、ぜひ立ち寄りたいスポットです！

いよいよフェリーで大久野島（うさぎ島）へ！フェリーは揺れも少なく、約15分でうさぎ島へ到着。
フェリーを降りて、島へ上陸すると、うさぎがぴょこ、ぴょこ、ぴょこと寄ってきます。かわいい！

どうしてこんなにこの島にうさぎが多いのかは未だ解明されておらず、英国人カップルが島に持ち込んだという噂や近くの小学校が昔うさぎを放したという噂も…！

大久野島には島唯一の宿泊施設「休暇村 大久野島」があり、レストランやカフェでランチを食べることもできます。
今回は定番のカレーと、見た目もかわいいソフトクリームを頂きました！

​ もともと大久野島は戦時中、毒ガス製造を行っていた島でもあり、敵国に気付かれないよう地図から島を消していたという歴史もあります。

地図から消された島と700羽を超えるうさぎたち…ミステリアスな雰囲気が漂いますが、可愛いうさぎの写真もたくさん撮り、ほっこりする時間を過ごすことが出来ました。
可愛いうさぎに後ろ髪をひかれながら、フェリーで忠海港へ。

帰りの飛行機の時間が迫ってきましたが、現地の方に教えていただいた「前川酒店」にお邪魔しました。

竹原駅から徒歩約6分、ショッピングセンター内にある酒屋さんですが、利酒師もいて、ここでしか買えないお酒もあるとか…！

利酒師で、社長の山田さんに竹原の塩と酒の歴史、美味しいお酒のことなど教えていただきました。
お酒好きの方にはおすすめスポットです。皆さんもお気に入りの1本がきっと見つかりますよ！