東北三大祭り「秋田竿燈まつり」を紹介!
旅する地球読者のみなさん、こんにちは。
東北三大祭りのひとつ「秋田竿燈まつり」をご紹介します。
秋田竿燈まつりは、稲穂に見立てた竹竿に米俵を模した提灯が吊るされた「竿燈」を、差し手(竿燈を持つ人)が持ち上げる伝統的なお祭り。
毎年、8月3日~6日までの4日間開催され、国の「重要無形民俗文化財」にも登録されています。
厄よけや五穀豊穣などを願う行事として歴史が長く、毎年約280本もの竿燈の明かりが大通りを埋め尽くします。
今回は、差し手が繰り広げる大迫力の演技を、観覧席で堪能してきました!
1. 秋田駅に到着
JR東京駅から秋田新幹線に乗って2時間50分、秋田駅へ。
駅に到着すると、秋田名物なまはげがお出迎え。
駅内の上を見上げると大きな竿燈が。
さっそくお祭りムードが漂っています。
まずは荷物を置きに、本日宿泊する「アルバートホテル秋田」へ。
秋田駅からホテルまではバスで約5分。徒歩でも約15分のため、散歩がてら歩くのも良いですね。
まつり会場に近いホテルを選ぶことをおすすめします!
ちなみに今回宿泊するお部屋はこちら。
明るくゆったりとくつろぐことができそうです。
2. 夏の祭りは、暑さ対策も忘れずに!持ち物をご紹介
今回私は、初めて日中の夏祭りに参加するため、気合を入れて色々準備しましたのでご紹介しますね。
ざっとこんな感じで用意してみました。
日よけ・熱中症対策として、帽子・折り畳み日傘・持ち運び式扇風機・扇子。
日焼け対策として、日焼け止め・サングラスです。
熱中症対策の塩分タブレットも用意しました。
水分補給だけでは足りない塩分をこれで補給します。
3. いざ、昼の「妙技大会」へ
秋田竿燈まつりは昼竿燈と夜本番に分かれていて、会場も異なります。
昼竿燈と呼ばれる「竿燈妙技大会(みょうぎたいかい)」は、個人戦・団体戦に分かれて「竿燈名人」の座を目指して技を競い合います。
夜本番では、主会場となる竿燈大通りに竿燈が並び、夜空を鮮やかに彩ります。
まずは昼竿燈から。
アルバートホテル秋田から徒歩約10分。「エリアなかいち」にある「にぎわい広場」が妙技大会の会場です。
妙技大会とは、竿燈の演技を競い合う大会のこと。
技の正確さや美しさを審査され、個人戦・団体戦があります。
はじめて秋田竿燈まつりに参加して、技の種類がわからなくても、妙技大会の楽しみ方や華麗な技の種類など、会場内にわかりやすいパネルがあるので安心です。
竿燈は、中心の親竹に長さ1.2mの継竹(つぎたけ)を何本も足して、長さを伸ばしていきます。
差し手の後ろから、さっと継竹を足していますが、竿燈の重さは約50kg!
竹を継ぎ足していくうちに弓のようにしなる竿燈を、軽々と持ち上げる差し手の姿に圧倒されます。
竿燈には5つの妙技があり順に流れるように変化していくのも魅力の一つ。
利き手で差し上げ、親指と人差し指の間から15㎝ほどずらして支える基本の技「流し」。
次に利き腕の手のひらに乗せ、高々とかざしあげて見せる力強い技「平手」。
平手で高々と掲げたあと手のひらにうけ、さらに指の間から少しずつ額にずらしながら乗せる「額」。
両腕を広げ、軸足と竿燈を一直線にするのが美しいとされている「肩」。
そして最後は、上体を横に傾け両足を開いてバランスをとる、最も難しいとされる派手な大技「腰」の5つです。
「腰」技が完成すると会場がさらに沸きます!
揺れながらしなる竿燈は圧巻です。
昼妙技大会
- 開催場所:
秋田県秋田市中通1-4 エリアなかいち(にぎわい広場)
- アクセス:
JR秋田駅からバスで約2分、JR秋田駅から徒歩約10分
4. 地元グルメで小腹満たし
昼の妙技大会を楽しんだ後は、主会場がある竿燈大通り近くのご当地グルメフェスティバルにやってきました。
会場内には、35を超える屋台が並んでいます。
まずは、会場入り口の二次元コードを読み込んで、どんなグルメがあるか確認!
テント・テーブルも用意されているので、座ってゆっくり地元グルメを楽しめます。
私は、秋田名物の「横手焼きそば」と「比内地鶏の串焼き」、「きりたんぽ肉巻き」をチョイス!
きりたんぽ肉巻きは、甘いたれともちもちのきりたんぽがよく合います。
かき氷やアイスクリームなどデザートもあるので、ちょっとした休憩にもおすすめです。
ご当地グルメフェスティバル
- 開催場所:
秋田県秋田市大町2-3 大町イベント広場(秋田ニューシティ跡地)
- アクセス:
JR秋田駅からバスで約4分・下車後徒歩3分、JR秋田駅から徒歩約15分
5. 待ちに待った夜本番!
小腹を満たした後は、いよいよ待ちにまった秋田竿燈まつりの夜本番が行われる会場「竿燈大通り」へ。
今回は観覧席を予約したので、ゆっくり、座ってまつりを楽しみます。
大通りに特設された観覧席からは、竿燈を間近に観ることができます。
18時50分、各竿燈会(団体)の太鼓を乗せたトラックを皮切りに、竿燈と流し囃子を奏でながら入場してきました。
夜本番のスタートです!
ちなみに、「流し囃子」は町を練り歩く時に奏でる囃子のことを言い、演技中に奏でる囃子は「本囃子」と呼びます。
ろうそくの灯った提灯は雰囲気がありますね。
笛の合図で一斉に竿燈が上がりました!
全長800mの大通りに竿燈が並び、「ドッコイショー、ドッコイショ」の掛け声とともに提灯の灯りに街が照らされます。
差し手が技を見せ合い、さらに盛り上がります。
継竹を重ねるとこんなにも竹がしなることも!
どんなにしなってもバランスを取り続けながら竿燈を上げ続ける姿は圧巻です。
まつりの迫力は、最後にご紹介するYouTube動画でお楽しみください!
夜本番
- スケジュール:
毎年8月3日~6日 18:50~21:00
- 開催場所:
竿燈大通り(JR秋田駅から徒歩約15分)
6. 祭りはまだ終わらない?!もどり竿燈にも遭遇
ホテル向かって歩いていると、太鼓と流し囃子の音が近づいてきました。
夜本番を終えると、それぞれの町内に戻るようです。
なんと、竿燈を再び上げ始めました!
各町内で祭の余韻を味わうかのように行われる、もどり竿燈です。
次々と竿燈が上がり、本囃子も加わって夜本番さながらの演技が始まります。
街中で行われるため、アーケードや電線に当たりそうになりながらも、差し手が巧みにコントロールしています。
風もあって提灯が揺れている中、素晴らしい技術に感動です。
ぜひ夜本番の後は、もどり竿燈も楽しんでみてくださいね。
夜空を照らす数々の竿燈は圧巻!初めてでも楽しめるポイントも!
ご紹介した秋田竿燈まつりをこちらから動画でご覧いただけます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、東北三大祭りのひとつ「秋田竿燈まつり」を堪能してきました。
黄金の稲穂のように揺れながら輝く提灯や竿燈を盛り上げるお囃子、「ドッコイショー ドッコイショー」といった竿燈の掛け声など、秋田竿燈まつりでしか味わえない幻想的な光景・迫力が最大の魅力です。
青森ねぶた祭と開催期間が被っているため、両方の祭りを楽しんでみるのもおすすめですよ。
青森ねぶた祭りの記事もございますので、ぜひご覧ください!
この記事は2024年5月16日時点の情報です
この記事を書いた人
商品企画・販促担当
黒田純菜
主に首都圏エリアの商品企画・販促を担当しています。
普段は甘いもの辛いもの大好き!交互にずっと食べちゃいます。
週末はアクティブに活動することが多く、旅行先は自然があふれる場所を選びがちです。