旅の移動も思い出に!はじめての伊勢志摩女子旅
旅する地球読者のみなさん、突然ですが三重・伊勢志摩と聞いて何を思い浮かべますか?
三重・伊勢志摩といっても伊勢エリア・鳥羽エリア・志摩エリア・賢島など、様々なエリア・スポットがあります。
今回は主に志摩エリア・賢島を巡る、様々な体験や写真の思い出にも残る伊勢志摩旅をご紹介します。
1. 特急「ひのとり」に乗っていざ出発
今回の旅は東京からスタート。まずは、新幹線でJR名古屋駅へ。
名古屋から伊勢志摩エリアまでは近鉄で向かうため、JR名古屋駅から徒歩約10分の近鉄名古屋駅まで移動します。
ホームにつくと、赤色の列車が見えてきました。これから乗る特急「ひのとり」です。
特急「ひのとり」に乗って、まずは三重県津駅に向かいます。
「ひのとり」のコンセプトは、『くつろぎのアップグレード』。
座席はゆったりとしており、フットレストに足を置いてくつろげるなど、東京からの移動の疲れも癒してくれる空間です。
特急「ひのとり」
- 運行情報:
大阪難波~近鉄名古屋間にて運行
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運行スケジュールは公式HPよりご確認ください。
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2. 「癒・食・知」を備えたリゾート「VISON (ヴィソン)」
名古屋駅から特急「ひのとり」に乗って約50分、津駅に到着しました。
伊勢自動車道を使って車で約40分、勢和多気ICからすぐの位置にある、VISON(ヴィソン)へやってきました。
三重県多気町にあるVISON(ヴィソン)は、東京ドーム約24個分の広大な敷地に、3つの宿泊棟を揃えたホテルや温浴施設、飲食店が約70店舗軒を連ねる、三重県の新しい商業リゾート施設です。
施設内は9つのエリア、「マルシェ ヴィソン」、「スウィーツ ヴィレッジ」、「アトリエ ヴィソン」、「木育エリア」、「和ヴィソン」、「サンセバスチャン通り」、「ホテルエリア」、「農園エリア」、「本草湯エリア」に分かれています。
観光する前にまずは腹ごしらえ。
お昼を食べに「本草湯エリア」に向かいます。
まずは腹ごしらえ!地元の食材を楽しむ 日本料理 笠庵「賛否両論」
今回の旅の目的のひとつ、本草湯エリアにある日本料理 笠庵「賛否両論」へ。
「賛否両論」は東京恵比寿、名古屋にも店を構えている有名店。笠庵「賛否両論」VISON店では、三重の食材を使用し、独自にアレンジした和食をいただくことができます。
今回私は、「笠庵おまかせご膳」をいただきました。訪れた日のお品書きは、三重・伊勢の食材をふんだんに使用した八寸(前菜)鰆の山椒焼き、伊勢神宮奉納米「結びの神」、デザートです。
まずは八寸、前菜の盛り合わせをいただきます。
伊勢鶏の生ハム(写真上)はとても柔らかくジューシー。
きんぴら(写真右)もごぼうとクルミの相性が抜群でとても美味しい!新しい発見です。
続いて、主菜と伊勢神宮奉納米「結びの神」のご飯です。
伊勢神宮奉納米とは、伊勢神宮で毎年10月に開かれる「神嘗祭」にて、農作物の収穫に感謝するため、その年の最初に収穫された米を奉納する際に使用されているお米です。
鰆の山椒焼きは、伊勢芋のとろろ・菜の花の辛子和えともにいただきます。
伊勢神宮奉納米「結びの神」のご飯はふっくらして甘みがあり、おかずがとっても進むお米でした。
大自然に囲まれながら食べる和のお食事は、さらに贅沢に感じますね。
おなかを満たした後は、VISON(ヴィソン)散策へ
昼食を堪能した後は、お土産店やセレクトショップのあつまる商業エリアへ移動します。
笠庵「賛否両論」は丘の上に位置しているため、車で商業施設の集まるエリア近くへ移動するのがおすすめ。
または、ホテル VISONの宿泊棟横にあるエスカレーターを利用するのも便利です。
エスカレーターを下っていくと、様々な商業施設の連なるエリアが見えてきました。
商業エリアのひとつ、「サンセバスチャン通り」のサン・セバスチャンは、スペイン北部のバスク地方に位置する世界屈指の美食の街。
サンセバスチャン市とヴィソンの位置する多気町は2017年1月に「美食を通じた友好の証」を締結し、それを記念して、サンセバスチャン通りと名付けたそうです。
現地でも人気を誇るバル3 店舗の他にも和菓子屋やプリン専門店などの飲食店や、ファッションブランド、ライフスタイルショップなどが並びます。
サンセバスチャン通りの一角には、日本の伝統的な「風流」を感じるつくりの宿泊棟「旅籠ヴィソン」もあります。
VISON(ヴィソン)
- 住所:
三重県多気郡多気町ヴィソン672-1
- アクセス:
松阪駅からバスで約45分
3. 海沿い散歩にぴったり!「ビン玉ロード」
本日泊まるホテルに向かう前にちょっと寄り道。
VISONから伊勢志摩観光に便利な道路、「サニーロード」を通って車で約1時間。
一度は訪れてみたかったスポット、「ビン玉ロード」へやってきました。
志摩市浜島町の英虞湾(あごわん)に面した散策道のビン玉ロードは、マグロのはえ縄漁や真珠養殖など漁具として使われていたビン玉(浮き玉)をオブジェとして設置しており、その長さは約1km。
ビン玉の中には色とりどりの貝殻や小さいビン玉が入っており、光を反射して美しい色を醸しています。
ひとつひとつ異なった貝殻や小さいビン玉が入っておりとても可愛いデザインです。
昼間に訪れたため、青い海と空の絶景と陽の光を取り込んで輝くビン玉を楽しめましたが、ビン玉ロードの最もおすすめな時間帯は日の沈む夕暮れから夜にかけて。
夜は明かりが灯る、幻想的で情緒あふれる散策道となるそうです。
ビン玉ロードの近くには伊勢えびの王様も!
可愛らしい顔をしており、ビン玉の飾りをつけています。
ビン玉ロード
- 住所:
三重県志摩市浜島町浜島1416-8
- アクセス:
近鉄鵜方駅から宿浦行きバス約20分、「浜島」バス停下車、徒歩5分。玉城ICからサニーロード経由で約50分。
4. 今回の旅行のメイン!「志摩地中海村」
ビン玉ロードから車で約20分移動し、今回の旅で特に楽しみにしていたホテルに到着!
チェックインを済ませ、村内を見渡すと真っ先に目に入るのは噴水広場。
色鮮やかな噴水は一気に地中海沿岸の雰囲気を感じます。
噴水広場のすぐ近くにはカフェもあります。
真っ白な地中海沿岸の街を歩いていくと、本日私が宿泊するヴィラスイートに到着!
木でできた扉と重厚な佇まいの異国情緒あふれる雰囲気から、ワクワクが止まりません。
今回宿泊したヴィラは1階に寝室や水回り、2階にリビングとミニキッチンが備わっているお部屋!
お部屋の窓からは地中海村の街並みと、英虞湾を眺めることが出来ます。
夕方、夜、早朝それぞれ違った趣の景色は絶景!是非泊まって体感してみてくださいね。
志摩地中海村のヴィラやお食事、街並みなどは、下記記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
志摩地中海村
- 住所:
三重県志摩市浜島町迫子2619-1
- アクセス:
近鉄鵜方駅からタクシーまたは送迎バスにて約15分、賢島駅から海上タクシーにて片道約10分
5. 英虞湾を一望できる「横山展望台」
翌日、ホテルをチェックアウトして車で約20分移動し、向かったのは伊勢志摩国立公園内にある「横山展望台」。
横山展望台は、英虞湾の絶景を望める写真映えスポットとしても有名な展望台です。
スロープを上がっていくと目の前には英虞湾の島々が一面に!
豊かな木々の緑と海・空の青さに癒されます。
この日は少し霧がかかっていましたが、冬の朝イチに見る景色が一番晴れて綺麗なんだそう。
デッキの反対側には休憩できるカフェテラスも!
あいにく工事中で2階に上がれませんでしたが、横山天空カフェテラスの2階から見る景色もまた綺麗なんだとか。
次回、冬の朝にリベンジしたいです。
ちなみにこちらは、別日に友人が撮影をしたカフェテラス2階からの景色です。
大小様々な島をさらに一望できますね!
横山展望台・横山ビジターセンター
- 住所:
三重県志摩市阿児町鵜方875-24(横山ビジターセンター)
- アクセス:
近鉄鵜方駅からタクシーで約10分、賢島駅から車で約15分
6. 海女小屋体験が出来るスポット「さとうみ庵」
お昼を食べに訪れたのは海女小屋体験施設「さとうみ庵」。
ここでは海女さんたちとお話しをしながらお食事を楽しめるほか、海女の歴史を紹介する海女資料館があります。
海女小屋とは、海女さんたちが漁の後に、冷えた体を囲炉裏を囲んで温めたり、休憩したりする場所とのこと。
また、志摩エリアは日本遺産に認定された海女文化が残る、数少ないエリアです。
今回、現役の海女さんが海鮮を焼いてくれました。
素潜りするときの潜り方や使用する道具など、色々なお話しを聞いていると、焼き上がりを待つ時間もあっという間です。
海鮮の良い香りが海女小屋中に広がります。
私がいただいたのは、ひおぎ貝・さざえ・スルメイカ・干物と、ひじぎの釜めし・名物のあおさのお味噌汁です。
干物は2種類も!
中でもはみりん干しが絶品でおかわりしたいくらいでした。
海女さんのお話を聞きながらのお食事はあっという間で、ぺろっと完食です。
隣接している海女資料館には、実際に使われている海女小屋を再現したエリアや、海女さんになった気分になれる体験コーナーもありました。
白い磯着と呼ばれる上着はとても薄手の布で、これで何mも潜って素潜りをしていると思うと驚きです。
是非「さとうみ庵」で、海女文化を五感で体感してみてくださいね。
海女小屋体験施設さとうみ庵
- 住所:
三重県志摩市志摩町越賀2279
- アクセス:
近鉄鵜方駅・賢島駅から車で約30分
7. 旅の移動も思い出に。観光特急「しまかぜ」
楽しい旅はあっという間。しかし家に帰るまでが旅行です。
そこで今回は最後まで楽しめるよう、観光特急「しまかぜ」で帰ることにしました。
「しまかぜ」は、賢島駅から大阪難波・京都・近鉄名古屋駅まで結ぶ観光特急で、今回は賢島駅から近鉄名古屋駅の約2時間乗車します。
車内には、乗車してすぐの通路に大きなキャリーケースも収納できるロッカーがあり、大きな荷物を座席まで運ぶ面倒もありません。
さらに鍵をかけられるロッカーなので安心です。
ブルーを基調とした車体は颯爽感と上品さがあります。
今回私は、プレミアムシートの6号車に乗車しました。
ゆったりとした座席とふかふかの座り心地がたまりません。
賢島駅を出発すると、専属のアテンダントさんからおしぼりと乗車記念証をいただきました。
直接おもてなしを受けるとやはり嬉しいですね。旅の疲れも忘れられます。
座席にはリクライニング、さらにマッサージ機能も付いています。
もう一つの居心地のよいポイントは、このヘットレスト。こんな立派なヘットレストがある特急列車は珍しいのではないでしょうか。
途中うとうとしてしまいましたが、最高の寝心地でした。
また、観光特急「しまかぜ」にはカフェ車両もあります。
贅沢な時間を過ごせそうです。
今回私は、スイーツ・焼き菓子・ドリンクがセットの「スイーツセット」をいただくことに。
大阪難波・京都・近鉄名古屋駅発着便それぞれの沿線名店のスイーツを楽しめるのが、「しまかぜ」ならではの魅力!
近鉄名古屋発着便は、名古屋の老舗フランス菓子店「シェ・コーベ」のスイーツをいただくことができました。(スイーツメニューは季節により商品が変わります。)
車窓から、緑豊かな景色を眺めながらの優雅なカフェタイムは格別な時間でした。
観光特急「しまかぜ」
- 運行情報:
大阪難波~賢島、京都~賢島、近鉄名古屋~賢島間にて運行
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運行スケジュールは公式HPよりご確認ください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、伊勢志摩の自然や食材、写真映えスポットなど1泊2日で巡ってきました。
私は今まで交通費を抑えて現地での観光・宿泊を充実させたいと考えていましたが、今回は少し贅沢をして特急「ひのとり」・観光特急「しまかぜ」に乗車し、旅の移動も思い出の一つになりました。
いつもとは違った楽しみや贅沢が出来た旅行に大満足です。他エリアの観光列車や特急列車にも乗ってみたいですね。
ちなみに、JR名古屋駅と近鉄名古屋駅の乗り換えは、JR在来線の乗換口を利用するのが便利で、乗換途中に売店やお手洗いもあるので、安心して乗り換えできます。
是非三重・伊勢志摩エリアへ旅行に行く際は試してみてくださいね。
この記事は2023年5月24日時点の情報です
この記事を書いた人
商品企画・販促担当
黒田純菜
主に首都圏エリアの商品企画・販促を担当しています。
普段は甘いもの辛いもの大好き!交互にずっと食べちゃいます。
週末はアクティブに活動することが多く、旅行先は自然があふれる場所を選びがちです。