学生ヨーロッパ旅行!芸術の都ウィーンへの旅
学生旅行といえば、近場でお安く!という方が多いなか、学生時代からヨーロッパ好きな私のおすすめは、やっぱりヨーロッパ!
学生だからこそ、時間に縛られず長く滞在できるという利点を活かして、さまざまな国を巡りました。
その中で今回ご紹介するのは、音楽と芸術の都、ウィーン。
モーツァルトやクリムトなど日本人にもなじみのある著名人が暮らしたこの街には、世界遺産やミュージアム、可愛いお土産に絶品グルメまで、魅力がたくさん!
今回は、学生でも気軽に楽しめる、ウィーン旅行のおすすめスポットをご紹介します。
1. フォトスポットを巡る
どこを切り取っても美しいウィーンの街並み。
街を歩いていると思わずカメラを取り出したくなる瞬間が多くあります。
せっかく旅行に行ったなら想い出に写真は残しておきたいもの。
ウィーン旅行が忘れられない旅になる、定番からとっておきの場所までおすすめの撮影スポットをご紹介します。
シェーンブルン宮殿
ウィーンの定番観光地、シェーンブルン宮殿。
世界文化遺産であり「美しい泉」の意味を持つこの宮殿は、17世紀末に建てられ、その後、18世紀の半ばにハプスブルク家の女帝マリア・テレジアによって改築されました。
今回ご紹介するのは、この敷地内の丘の上に建つ、凱旋門「グロリエッテ」。
1757年にマリア・テレジアによってプロイセン勝利と戦没者慰霊のために建てられたギリシャ建築の記念碑です。
屋上に上る際に入場料がかかりますが、大人は4.50ユーロのところ、学生は3.50ユーロでした!(国際学生証などIDカードの提示が必要です)
学生ならではの割引が充実しているのは嬉しいですね。
グロリエッテから見るウィーンの街並みがこちら!
屋上からは、シェーンブルン宮殿とその庭園、そしてウィーンの街並みが広がります。
遠くにはシュテファン大聖堂が!
ちなみにこのグロリエッテ、到着まで坂道が続きます。
坂道は避けたい・・・そんな方には、庭園内を走る可愛いミニトレイン(シェーンブルン・パノラマバーン)がおすすめ!
庭園内を運行する時速15キロのミニ鉄道で、30分間隔で9つの駅を通ります。
一周約45分、乗り降り自由で1日券は8ユーロです。
グロリエッテ
- 住所
Schlosspark, 1130 Wien, オーストリア
世界一美しい?オーストリア国立図書館
国立オペラ座から少し歩いたところに、美しい装飾と天井まで並べられた本が有名な場所があります。
約1100万点のコレクションを持つオーストリア最大の国立図書館です。
世界的にも価値のあるものが収められたこの場所は、世界一美しい図書館として注目を集める人気スポット。
入口が少し分かりづらいのですが、ヨーゼフ広場側から入ることができます。
入場料は、大人8ユーロ、学生は6ユーロでした。
ここでも学生割引が使えるんです!
18世紀、王宮図書館であったところが、皇帝カール6世によって現在のバロック式図書館になったこの建物。
長さ80メートル、天井の高さ20メートル、そのさらに10メートル上に美しいフレスコ画が描かれています。
宮廷画家のダニエル・グランによって描かれたこのフレスコ画。
ハプスブルク家歴代の偉業を描いたもので、人々が動き出しそうにみえます。
一面に描かれた作品は、圧倒的な美しさに思わずため息がもれてしまうほど。
館内は30分ほどで見ることができるので、お散歩ついでにぜひ立ち寄ってみてください!
オーストリア国立図書館
- 住所
Josefsplatz 1, 1015 Wien, オーストリア
オマケ ウィーンの夜の街
ウィーンの街は、夜の幻想的な雰囲気も見逃せません!
建物がライトアップされ、美しく浮かび上がります。
個人的おすすめ撮影スポットは、アルベルティーナ美術館の入口前。
入口が2階にあるため、少し高い位置から街の景色を見ることができます。
日が落ちた時間にぜひ訪れてみてください。
もちろん美術館もおすすめ。
ハプスブルク家の宮殿だった建物を利用しているため、クリムトやピカソなどの名作、モダン絵画、現代アート、写真などの展示の他、
当時の煌びやかな雰囲気を残す部屋を見学することができます。
アルベルティーナ美術館
- 住所
Albertinaplatz 1, 1010 Wien, オーストリア
2. 芸術に触れる
ベルヴェデーレ宮殿
ウィーンに来たらぜひ見たい作品として挙げられるクリムトの「接吻」。
その絵を見ることができるのが、ベルヴェデーレ宮殿です。
世界遺産にも登録され、数多くのアーティストの作品を展示するこの美術館は、美術に詳しくない方でも一度は見たことのある作品に出会えるはずです。
「ベルヴェデーレ」は、「美しい眺め」という意味で、名前の通り、宮殿内だけではなく、庭園を含む敷地内の美しさは行く価値ありです。
チケットは見学する建物によって異なりますが、上記の作品は上宮にあり、大人は16ユーロ、学生は13.50ユーロで入場できます(チケット売り場には、簡単な日本語を話せる方もいました!)。
展示されている作品だけではなく、宮殿内の美しさもポイント。
階段も思わず立ち止まる美しさです。
2017年6月から宮殿内の写真撮影が可能になったので、一部撮影禁止マークに注意しながら、美しい内装と絵画を満喫しましょう!
宮殿内には、いくつか有名な部屋がありますが、なかでも注目していただきたいのは、大理石の間です。
この部屋は、1955年5月15日にオーストリア国家条約が結ばれた、歴史的に有名な間であるとともに、天井に描かれたフレスコ画の美しさは必見です。
1721年にイタリアの有名な画家兼彫刻家であったカルロ・カルロネによって描かれたこのフレスコ画は、下から見上げると天井がとても高く見える錯覚を利用した作品になっています。
見学中、扉の色を塗っている方に遭遇しました。
こうした丁寧な修繕により、当時から変わらぬ美しさを保っているようです。
ベルヴェデーレ宮殿
- 住所
Prinz Eugen-Straße 27, 1030 Wien, オーストリア
オマケ 芸術に満たされたあとは・・・
芸術に満たされた後は、お腹を満たしに1階のカフェへ。
コーヒーやケーキ、サンドウィッチなど軽食を頂けるスペースがありました。
天気の良い日は、外の庭園を眺めながらのんびり過ごすこともおすすめ。
ここのシャンデリアも豪華です。
カフェビストロ メナジェリー(Cafe-Bistro Menagerie)
- 住所
Prinz Eugen-Straße 27, 1040 Wien, オーストリア
3. グルメを楽しむ
オーストリアといえばコレ!ザッハーのザッハトルテ
街歩きに疲れたら、みんなの憧れ、「ホテル ザッハー」の中にある「カフェ ザッハー」のザッハトルテを食べに行きましょう!
1876年に、ザッハトルテの創作者の子孫が創業した「ホテル ザッハー」は、今では市内唯一の個人所有、家族経営のラグジュアリーホテルとして世界中の著名人に愛されています。
時間によっては並ぶこともありますが、お昼前に行ってみると、並ばずに入ることができました。
チョコレートの生地の中にあんずジャムが挟まれたオリジナルのザッハトルテを頬張れば、旅の疲れも忘れてしまいます。
メニューはこんな感じ。ウィーンのカフェ文化には欠かせない新聞を模ったオシャレなメニューです。
ウィーンの公用語はドイツ語ですが、メニューには英語も書かれており、お店の方も英語が通じます。
定番ザッハトルテは7.50ユーロでしたが、ここでは少し奮発して、ザッハトルテとホットティー、ミネラルウォーターのセット(16.90ユーロ)をいただきました。
しょっぱいものも食べたくなったらキッシュもおすすめ!
個人的にここのキッシュもまた食べたくなる味でした。
カフェ ザッハー
- 住所
Philharmoniker Str. 4, 1010 Wien, オーストリア
偶然見つけたとっておきのお店
ウィーンといえばウィンナーシュニッツェルをはじめとするお肉料理が有名ですが、毎日食べるのはお財布にもお腹にも厳しいのがホンネ。
そんなときに偶然見つけた、とっておきのイタリアンをご紹介します!場所はホテル・ザッハーからシュテファン大聖堂方面へ少し歩いたところ。
中心街に位置するため、買い物途中のランチにもおすすめです。
ここで食べていただきたいのはシーフードパスタ!
料理のボリュームも選ぶことができるので、友人とシェアすることもできます。
比較的安い価格でランチをいただけるので、学生旅行にもピッタリ!
ここのパスタの味は忘れられません、、、!
イタリック、リストランテ ピザ パスタ(Italic, Ristorante Pizza Pasta)
- 住所
Johannesgasse 2, 1010 Wien, オーストリア
オマケ それでもやっぱりアジアの味が恋しくなったら・・・
ヨーロッパに来たからにはヨーロッパらしいものを食べるぞ!と意気込んでいったものの、やっぱり恋しくなるアジアの味。
私も我慢できず旅の後半にベトナム料理屋さんに行きました!
スープを飲み干したくなるほど美味しいという口コミをみて、フォーを注文!
半信半疑でしたが、これが本当に美味しかったです!!あっさりスープ、やみつきになります。
お値段も比較的リーズナブルなので、胃袋を休めに、ぜひいってみてください!
フォー サイゴン(Pho Saigon)
- 住所
Hegelgasse 17, 1010 Wien, オーストリア
まとめ
ウィーンの魅力、感じていただけましたか?
一度は行ってみたかった街、ウィーン。想像以上に美しく、どこを切り取っても絵になる街でした。
路面電車も走っていますが、9月の暖かい時期に観光した私の移動は基本徒歩、シェーンブルン宮殿などは電車を利用しました。
学生だからこそ使える割引も多く、中欧に位置することから、ヨーロッパまで来たからにはたくさんの街をまわりたい、予算の少ない学生におすすめです。(私はミュンヘンと合わせて旅行をしました!)
滞在が長い場合や、移動が多い場合は、「ウィーン・シティ・カード」がおすすめ。行きたい場所の割引を考慮し、参考にしてください。
この記事は2020年2月18日時点の情報です
おすすめプラン
この記事を書いた人
ヨーロッパ大好き!WEB担当
間梨帆
留学や一人旅などとにかくヨーロッパばかり旅行をしています。
歴史ある古い建物と最先端の技術が混在する街は、何度訪れても飽きません!
いつかユーレイルパスでヨーロッパ周遊をしてみたいです。