ギリシャ 美しいエーゲ海の島「サントリーニ」編

ギリシャ 美しいエーゲ海の島「サントリーニ」編

エーゲ海に浮かぶ憧れの島「ミコノス島」と「サントリーニ島」。
真っ青な海と空、真っ白な壁とそれに映えるブルードーム、イメージはたくさん浮かぶものの、2つの島の違いは?
疑問を解決するべく、自分の目で確かめてきました。
この記事では、絶景とゆったりしたおとなの時間を楽しみたい方におすすめの「サントリーニ島」の魅力をご紹介します。

1. あの!有名な絶景が見たいなら「サントリーニ」へ!

2つのブルードーム

サントリーニ島を象徴する、白い壁に青いドーム屋根の教会。
イアという街にあり、多くの観光客がこのブルードームが2つ並ぶ景色を求めてやってきます。
朝・夕暮れ時など時間によって様々な表情を見せてくれ、何度も訪れてしまう絶景ポイントです。

実はサントリーニ島にはたくさんのブルードーム教会が存在しますが、折角なら雑誌や映像でよく目にする”あの”ブルードームを見たいですよね。

ブルードームへの目印

サントリーニ島は複雑な小道が入り組んでいて、目的の場所にたどりつくのに一苦労!
ですが、ぷらぷらをお散歩しているだけで、かわいい教会や素敵な景色に出会うことができます。

イアのバスターミナルから海の方へ進み、「Panagia Platsani(ギリシャ正教会)」から海沿いに進むと、こんな可愛い教会にたどり着きます。この教会を目印にさらに海の方へ進むと・・・たくさんの人!人!人!

絶景を求めて

絶景スポットの通路は行き止まりになっているので、これから向かう人と取り終わった人が混じって混みあいます。
焦らず、ゆっくり、小道を進んで行ってください。絶景は逃げません!

とはいえ少しでも混雑を避けたい方は、イアエリアに泊まって早朝に訪れるのがいいかもしれません。

2. イアの街

イアの街

イアは島の北端に位置する小さな街で、崖にはブルードーム教会や民家がたくさん建っていてメルヘンな雰囲気。

先ほどご紹介した「ギリシャ正教会」の前の広場が「メインスクエア」、この前を走る通りがイアのメイン通りです。
レストランやおしゃれなショップが建ち並び、通りも広くて歩きやすいので散策におすすめ!

ショップ イメージ

ついつい立ち止まってしまうショップ。どれも同じようでどれも違う・・・。なかなか進めません。
リーズナブルなアクセサリーやジュエリー、ブルードームのマグネット、石鹸など、見るだけでも価値のあるかわいいものがたくさん!

マティ

おすすめはギリシャの魔除けのお守り「マティ」。周りからの妬み、嫉みの視線から守ってくれると言われ、アクセサリーとしても売られています。
トルコに行った際もよく目にしたのですが、ギリシャが発祥だと言われています。

イアの夕日

イアの夕日は世界一と言われるほどの絶景なんです!
季節によって大洋の沈む位置が変わりますので、より西側で観賞するのがお勧めです。

夕日を待つ人々

夕日の名所の一つ、アギオス・ニコラウス要塞で夕日を待つ人々。
ほとんどの人がイア以外の地区のホテルに泊まっているので、この時間帯に合わせたイア行きのバスは大変混雑します。
また夕日の1時間前位から混みはじめるので、良い位置で観賞したい場合は早めの場所取りが必要です。

私はファナリヴィラスホテルのレストランで、夕日観賞をしながらギリシャディナーを楽しみました。

fiora

fioraからの眺め

イアの東の方に位置する人気レストラン「fiora(フィオーラ)」でランチを楽しみました。
メイン通りに面するレストラン。ちょっと高い位置からイアの街を見下ろすことができます。

fiora店内

当然!海が見える席をリクエストしましたよ。
海がキラキラしていて、リゾート感たっぷり。ここでゆったり食事を楽しめるなんて贅沢この上ない!
絶景を見ながらのお食事。ゆっくりした時間が流れます。

タコのグリル

シーフード料理が多く、私はタコのグリルを頼んだのですが、ちょっとびっくり。こーんなお洒落なタコのグリルが出てきました。
焼いたタコにバルサミコ酢がかかっていて、本当に美味しい!

3. フィラの街

フィラの街

サントリーニ島の交通の起点「フィラ」。イアからバスで約30分ほどに位置する街です。
イアに比べてリーズナブルなホテルが多く、バスに発着地にもなっているためアクティブ派におすすめ!

絶景のレストランから、ギロピタ(ギリシャのファストフード)のお店まであり歩いているだけで楽しくなります。

ギロピタ

こちら、その「ギロピタ」。ふわもちのパンに肉や野菜を挟んで、くるくる巻いて出してくれます。片手で食べられる気軽さも人気。
その場で作ってくれるので苦手な野菜は断ってもOK!フライドポテトを挟んであるので、ボリューム満点です。

ロバの形の石鹸

フィラのショップには、フィラの名物ロバの形のかわいらしい石鹸もたくさん売られています。
ロバのミルクを使って作られている石鹸です!
ギリシャにはオリーブを使った石鹸が数多くありますが、こちらはフィラならでは!のお土産にいいですね。

フィラ遠望

フィラの街の遠望です。断崖の上に建つ様子が見られます。
奥の白い丸いドームの建物がメイン通りの東端。ここから南端のケーブルカー駅まで徒歩約10分ほどです。
メイン通りには、土産物屋やギリシャジュエリーのお店などが並びます。

フィロステファニの絶景

フィラから徒歩約10~15分に位置する街「フィロステファニ」。
こちらはウェディングフォトの定番スポット!
ブルードームは1つだけど、かなりフォトジェニック。展望台みたいになっているので、写真も撮りやすいです。

ワイン博物館

サントリーニ島はワインもとっても有名。しかも美味しい!
フィラからバスで約10分ほどでワイナリーに到着(終点ではないのでバスの運転手さんに伝えておくと教えてもらえます)。
ワイン博物館も併設しているので歴史を学んだあとは試飲♪お気に入りが見つかれば、日本へ送ることもできます。

ロバ

フィラの街からはケーブルカーで港まで下りることが出来ます。
港からは徒歩(階段)で上がって来ることもできますが、ロバーのタクシーが有名です。
ケーブルカー乗り場近くや下ったところにはレストランが並びます。

4. おすすめホテルのご紹介

イア編

イアの街

イアのホテルはデラックスクラスが多く、そのほとんどがお子様のご宿泊を受けていません。
客室数が少ないホテルが多く、人気のホテルはすぐに満室になってしまいますので早目のご予約を!

客室イメージ

デラックスホテル カティキエス
こちらのホテルはイアに位置するホテルの中でも珍しくエレベーターのあるホテルです。

カティキエス

階段

階段移動が苦手な方にお勧めですが、階段からもこんな絶景を見ることができますよ。

カティキエスのプール

プール

海を見下ろすプールは、リゾート気分をより上げてくれます。
街の散策もいいですが、プールでゆっくり過ごす時間もここでしか味わえない貴重な時間となるでしょう。

ミスティークの外観

人気ホテルの1つミスティークの外観です。クリーム色の優しい壁がミスティークの特徴。
ワインセラーもあり、お酒を楽しむものお勧めの過ごし方です。

客室イメージ

お部屋は白を基調としたインテリアでまとめられ、青い海とのコントラストが素敵です!

ミスティークのお部屋(一例)

バルコニー

ミスティークのお部屋のバルコニー(一例)です。こちらのホテルは全室海が見えるバルコニー付き!
このソファに永遠に座っていられる!と思うほどの絶景に癒されること間違いなし。

フィラ・フィロステファニ編

ベルベデーレ

フィロステファニ地区に位置するホテル ベルベデーレ
海沿いであること、静かであることがポイント。リゾート感が楽しめて、イアより安く泊まれるのも嬉しい。
もちろん、レストランやショップも充実しています。

客室イメージ

おしゃれなインテリアが特徴のお部屋と、海を一望できるバルコニーでゆったり過ごすことができます。
椅子やランプなど、ちょっとしたディスプレイも変わっていますよね♪

ベルベデーレからの夕日

ベルベデーレからの夕日

フィロステファニからの夕日観賞もおすすめ!
ベルベデーレホテルは海に向かって建てられているのでお部屋のバルコニーから夕日が見られました。
海に向かってレストランも多く並びますのでイアの混雑から逃れてゆっくり観賞するのもアリです。

フィラ地区に位置するホテル エルグレコ
フィラの中心部から徒歩で約10分ほど。途中にスーパーもあります。
フィラ地区には海沿いのホテルが少ないので、ホテルから絶景!というわけにはいきませんが、街歩きや観光重視の方にお勧めです。
また代金も比較的リーズナブルです。

客室イメージ

お部屋はあまり広くはありませんが、充分快適に過ごせる清潔なお部屋でした。

まとめ

ハネムーンや特別な旅行にもおすすめできる素敵な島「サントリーニ島」。
カジュアルなミコノス島と比べて少し大人な雰囲気ですがアクティブにも優雅にも、予算に合わせて好きなように楽しむことができます。
日本からは2回以上乗り継ぐ長旅となりますが、時間をかけて来る価値があります!

この記事は2020年2月10日時点の情報です

この記事を書いた人

戸ノ内恵美

プランナーだけどノープラン

戸ノ内恵美

旅行の予約は間際。機内では爆睡。行ったら何とかなるさ!が信条。
なので失敗も数え切れず…。それでもノープラン旅はやめられない。
季節ごとの違った景色・空気・食事を求めて、同じ土地を複数回訪れることも大好き。
ガイドブックに載ってない穴場探しも大好きです。