山、氷河湖、星空……大自然の宝庫! ニュージーランドらしい景色が堪能できる南島の魅力5選
ニュージーランドの魅力というとやっぱり大自然。大自然が有名な国は他にもありますが、ニュージーランドはおおらかな人が多いせいが、自然までおおらかな雰囲気な気がします。
日本とは逆ですが、四季もあって、行く季節によってさまざまな楽しみ方があることも魅力。ニュージーランドは大きく南島と北島に分かれますが、よりニュージーランドらしさを味わえるのは南島。今回はそんな南島の見どころをご紹介します。
1.女王が住むのにふさわしい街クイーンズタウン
クイーンズタウンはワカティプ湖に面した小さな街。ニュージーランドの南島をめぐるなら必ず訪れる街です。
南島の中でも南部に位置し、日本の緯度でいうと北海道の稚内あたりだそうです。(南半球なので南に行くほど気温が低い!)
ゴンドラでボブズ・ヒルの山頂へ行くと、美しい街の全景が見渡せますよ!山頂にはレストランもあるので、きれいな景色を眺めながら夕食が楽しめるんです。ライトアップが始まった夕景、夜景はまたキレイ!
2.クイーンズタウン周辺へ
クイーンズタウンには近郊にも見どころが。
世界初のバンジーサイトとして有名なバンジージャンプ場は、クイーンズタウンから車で約20分。自分で飛べなくても、なかなか飛べない人や絶叫する人など……見ているだけで面白い?!
ちなみにクイーンズタウンや近郊は、世界有数のアクティビティ天国!ジェットボートやパラグライダーも有名です。
ゴールドラッシュで栄えた歴史のあるアロータウンも、クイーンズタウンから車で約20分。
ここは秋に見られる街中のポプラ並木や、山の黄葉(「おうよう」と読みます。)がとってもキレイ!日本では紅葉ですが、ニュージーランドは黄色くなる木が多いみたいです。
ニュージーランドは南半球なので、日本の春ごろが秋です。アロータウンの他にもクイーンズタウン近郊は黄葉が有名なところがたくさんあるので、この時期には必見です。
3.世界遺産ミルフォードサウンド
ニュージーランドに初めて来たら絶対訪れたいのが、世界遺産ミルフォードサウンド。
ところでサウンドって?音??……「サウンド」とは「入り江」という意味なんです!
氷河が造り出した壮大な眺めはまさに絶景!クイーンズタウンからミルフォードサウンドまでは、直線距離で約80kmなんですが、アルプスを迂回して、バスで約5 時間かけて向かいます。
でもただバスに乗っているだけではありません!道中も美しくて雄大な景色が見られるように、バスの天井もガラス張りなんです。途中のフォトスポットでも、美しい湖や滝などが見られますよ。
ミルフォードサウンドに到着!世界遺産のフィヨルドランドの中で1番有名です。
クルーズ船に乗船し、まずは幕の内のお弁当。やっぱり和食はいいですね。
食事が終わったらぜひデッキへ出て、雄大な景色を楽しんでください。実はこの地域は年間を通してとても雨が多い地域なのです。ですが!雨だからこそ、迫力のある滝や神秘的な光景が見れたりもします。ガイドさんの中には雨の方が好き、という方もいるくらいだそうですよ。雨や滝に近づいても大丈夫なように、カッパが便利です。
船は揺れることもあるので、酔いやすい方は酔い止めをお忘れなく。
クルーズ中、壮大な景色はもちろんですが、オットセイやイルカ、ペンギンなどの動物を探してみてください。日向ぼっこしているかわいらしい姿が見られるかもしれませんよ。
4.世界遺産 マウントクックへ
ミルフォードサウンドと並んで人気なのが、ニュージーランド最高峰のマウントクック。クイーンズタウンからはバスで約4時間です。
マウントクックで特に人気なのが、氷河湖クルーズ。ニュージーランドではここだけ、世界でも3ヵ所でしか体験できないんです!
ボート乗り場まではバスと徒歩で向かいます。(砂利道なので、歩きやすい靴で。)
ボート乗り場に着くと、救命胴衣を着て、さあ出発!ボートからはタスマン氷河の絶景&迫力にびっくり!湖に浮いている氷山に近づいてくれたり、氷をさわらせてくれました。貴重な体験です。
宿泊は、アオラキ/マウントクック国立公園内で人気のハーミテージホテル。120年以上の歴史がある名門ホテルです。
ロビーには暖炉があって、清潔感もあり、とても雰囲気がよかったです。日本語スタッフもいるので安心ですね。(常駐ではありませんが。)
そしてお部屋に入ると、大きな窓からマウントクックの姿が!やっぱりせっかくなら、お部屋からもマウントクックが見えるのは嬉しいですよね。
翌朝の朝食会場、アルパインレストランからもマウントクックが一望!こんな景色を見ながら朝ごはんなんて優雅です。
ビュッフェのメニューには、お味噌汁や納豆などもありました。
5.星空が世界遺産に?!絵本から抜け出したような町 テカポ
マウントクックから約3時間半、ミルキーブルーの湖面がとっても印象的なテカポ。氷河動く時に溶け出す岩石の粒子が湖の水に混ざって乳白色をしているんだそうです。
湖畔にある「善き羊飼いの教会」は人気のフォトスポット。中の祭壇の向こうに大きな窓があって、そこから見るテカポ湖とサザンアルプスがきれいでした。
昼間は絵のような風景ですが、テカポでもうひとつ注目したいのが“星空”です。
テカポは晴天率が高く、空気が澄んでいる上乾燥していて、大きな町も近くにないので、天体観測にとても向いているそうです。照明に光害の少ない灯りを使用して、さらに照明は下向きで傘をかぶせるなど、貴重な星空を守るための工夫もされています。
そしてなんと星空を世界遺産にしようという活動もあるほど
それから運が良ければオーロラが見えることも!
低緯度オーロラと言って、北欧やアラスカで見られるものとは違う、赤みがかったオーロラなんです。
テカポに宿泊したらぜひ星見ツアーに参加して、南半球の夜空を堪能してください。ここでは年間通して、南十字星が見えますよ。
(ちなみにマウントジョン天文台というところで観賞するのですが、マウントジョンへは18時以降は許可が出ている車しか通れません。絶対に観賞ツアーへの参加をおすすめします)
この記事は2016年3月11日時点の情報です
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この記事を書いた人
双子ママのツアープランナー
河野優子
オセアニア方面のコースを作っています。
最近はあまり行けないですが、スキューバダイビングのライセンスを持っていて、海があるリゾートに旅行に行くとテンションが上がります。