【オーロラを120%楽しもう】フィンランド・オーロラ観測の持ち物・撮影のコツをレポートします!

【オーロラを120%楽しもう】フィンランド・オーロラ観測の持ち物・撮影のコツをレポートします!

冬に見たい絶景といえば、オーロラ。天を舞う神秘の光は、とても幻想的で、見ているものを引き込みます。
「一生に一回は見たいけど、一歩が踏み出せない」「いつかは見てみたいけど、準備が大変そう」と、尻込みをしている方も多いのではないでしょうか?
そんな方にもぜひオーロラ鑑賞をお楽しみいただくべく、旅行に必要な持ち物のアドバイスから、現地でオーロラをうまく撮影するコツなど、事前に気になるであろう点をレポートします!

1.オーロラを見るには

オーロラはどこで見られるの?

オーロラは、「オーロラベルト」と呼ばれる地域、北緯66~70度付近で観測することができます。北欧やアイスランド、カナダ、アメリカなどが観測地としてあげられます。
オーロラは太陽の活動から発生する発光現象です。
オーロラを見るには、出現しているのは前提、出現した時に見えるかが大事。「暗闇」「雲がない」というのが重要です。

オーロラの服装って?

気温が低いのはもちろんですが、何よりもオーロラを待つ・観測する間、寒い外で「じっとしている」のが予想以上にとても寒いんです。
スキーウェアやダウンコート・フリースなどをお持ちいただくと役立ちますよ。
この図は大げさに見えるかもしれませんが、ぜひこの通りに持っていくことをおすすめします!十分な防寒が、まずはオーロラ鑑賞には必須です。

この写真は実際に私がオーロラ鑑賞に行ったときに持参した服です。

現地で実感したのは、外が寒いのはもちろんですが、室内はとても暖房が効いていてむしろ暑いくらいだったこと。
なのでとにかく重ね着で対応できるような服装がおすすめです。寒いときは何枚も着て、暑いときは脱げる体制を整えましょう!

そうはいっても北国。手持ちの服ではどうにも不安・・・という方はある程度新しく揃える必要もあるかもしれません。個人的には、いま家にあるものを使うか、今後も使えるものを購入するのがおすすめです。必ずしも高いものを購入しなくても大丈夫ですよ。
ちなみに、特に北欧は物価が高いので現地購入はおすすめしません!日本で揃えていきましょう♪

こちらも実際に持って行った防寒具です。
ニット帽、ネックウォーマー、手袋に靴。耳あても持っていきました。
特に靴は、滑って転んで怪我をしたり、雪が入りこんで凍傷になってもいけないので、しっかりしたものを用意しましょう。
靴屋さんにオーロラ鑑賞に行く旨を伝えると、色々と教えてくださるかもしれません。

2.オーロラを撮影にチャレンジ!

持ち物編

オーロラ観測に行くからには、ぜひ挑戦していただきたいのが「オーロラを写真に収めること」!
でも、カメラとか詳しくないし・・・と思われるそこのあなた!実際には元々カメラに詳しくない方が、次々に撮影に成功していましたよ。
私自身も全くカメラに詳しくなかったのですが、撮影をすることができましたよ!

撮影にあたって、まずはカメラについてご説明します。
オーロラ撮影には、できればシャッタースピード・絞り・ISO感度がマニュアル設定できるものが理想です。なければ、星空撮影や長時間露光機能がついたものがあるといいですね。
一眼カメラなど高いカメラがあればもちろん綺麗に撮影ができますが、2~3万程度の安めのデジカメでも撮影ができますのでご安心ください。

意外と安いカメラや古めのカメラでも、知らないうちに機能が備わっていることが多いです。諦めず、ご自身のカメラの説明書をもう一度ご確認ください。

続いて、その他必需品について。
実体験から以下のものがあると便利です。

・三脚・・・長時間露光の撮影となるので三脚は必須。電気屋さんで2000円程度の物も売っています。
・替えのバッテリー・・・寒い所では電池の消耗も早いもの。替えのバッテリーがあると安心です。
・カイロ・・・体を温めるのはもちろん、カメラを寒さから守るのにも使えます。
・レジ袋・・・カメラを室内に持ち込む際に結露を防ぎます。
・ニット帽・・・カメラ用にもう一つ持っていきましょう。カメラの冷えを防ぎます。

撮影編

それでは実際にオーロラを撮影してみましょう!
まずは場所選び。オーロラは北の空に出現すると言われています。(大きいときは空全体に出現することもあります。) また、より暗い場所で撮影するのが理想です。
なるべく街灯がない場所を選びましょう。
また、寒い中出現を待つことが必要不可欠になりますので、暖を取れる場所が近くにあるか、なければなるべく暖かい所を選ぶのがおすすめです。
トイレの有無もできれば確認しておきたいですね。

オーロラは、その日によって強さや大きさが異なります。
強いものは肉眼でもはっきりと見えますが、弱いものは肉眼で見えないことが多いのです。
しかし、カメラは弱いオーロラをとらえることができます。
実際、肉眼では雲に似たモヤッとしたものにしか見えませんが、撮影するときれいな緑色に写る、ということも多くあります。(この写真が、まさしくそうでした!)
出ていないと思っても、諦めずに撮影すると思わぬところに出現していることがありますよ。

これは実際にカメラ素人のスタッフが撮影したものです。(加工してません!)
2~3万円程度の安いデジカメでしたが、ここまで撮影できました!

オーロラは生き物のようなもの。一回写ると「もっといい形でとろう!」とどんどん楽しくなってきます。
皆さまにもぜひこの感動と楽しさを味わっていただきたいです!

3.他にあると便利な持ち物は?

他にあると便利だと感じたものを紹介します!

・小さいポットやインスタントスープ・・・ホテルによってはお部屋にあります。冷えた体を温めるのに大活躍しました。
・保温可能な水筒とインスタントコーヒー・・・暖かい飲み物をオーロラ鑑賞に持っていくことができると、待ちながら体を温められます。ホテルに紅茶・コーヒーがついているところもありますよ。
・懐中電灯・・・携帯電話のライトでも代用は可能ですが、暗い中移動するので、懐中電灯やヘッドライトなど明かりは必要です。
・お菓子・・・特に北欧は物価が高い!事前に物価を調べ、高いようなら少しお菓子を持っていくとよいかもしれません。
・暇つぶしグッズ・・・地味にオススメ(笑)。行くエリアにもよりますが、場所によっては目立った観光スポットもなく、日中暇を持て余してしまうことも。本や雑誌、トランプなどがあるといいですね。
・やっぱりカイロ!・・・靴下用、貼るタイプ、貼らないタイプなど、たくさん持っていくのがおすすめ。

4.オーロラと組み合わせていきたい観光地!

せっかく遠い北欧に行くなら、オーロラとともに観光も楽しみたいですよね。
おすすめの観光スポットもご紹介します!

<フィンランド ロヴァニエミ「サンタクロース村」>
フィンランドのロヴァニエミには、サンタクロースに会えるサンタ村があります♪実際に会って写真撮影もできますよ!(要別料金)

<フィンランド ヘルシンキ>
フィンランドのヘルシンキにはたくさんの北欧雑貨のお店があり、ショッピングを楽しめます。
今や日本でも人気のマリメッコやムーミンをはじめ、お気に入りのお店を見つけてみてはいかがですか?

<アイスランド スーパーブルー>
アイスランドには、スーパーブルーという氷河があります。
目に飛び込んでくるブルーの世界は、まさに絶景!
自然の氷河なので、冬限定の観光地となります。

この記事は2017年12月20日時点の情報です

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この記事を書いた人

大塚さおり

写真の腕をあげたいWEB担当

大塚さおり

海外旅行にかかわる仕事をしていますが、最近プライベートで行くのはもっぱら国内旅行。
旅先ではのんびりしたいのに、ついつい予定をつめこんじゃうタイプです。