日本から一番近いヨーロッパ!極東ロシア ウラジオストク&ハバロフスク旅
日本からたったの2時間半!週末利用で気軽にサクっと楽しめる極東ロシアの旅。
極東ロシアと一言で言ってもなかなかイメージが沸かない。もしくは、かつての「軍事都市」の印象が強く残っている地域かもしれません。
・・・が!最近は、日本からのアクセスの良さ&古き良きロシアを彷彿とさせるノスタルジックな雰囲気、そして、インスタ映えするような不思議可愛いスポットがあることから若い女性ツーリストが増えているんです。
現在外務省発令により渡航中止となっているため、旅行プランはございません。
1.日本から一番近いヨーロッパ、とは?
成田・関西空港から、極東ロシアの空の玄関口ウラジオストクまでは、直行便利用でわずか2時間30分のフライト。
このアクセスの良さが、なかなか休みが取りにくい現役世代=若年層から、体力に自信のないシニア層まで幅広く支持されている理由です。
極東ロシアの旅の魅力ってどんなところ?
どこかで一度はその名を耳にしたことのある有名列車、シベリア鉄道。
モスクワからウラジオストクまで全長9,297km。世界で最も長い距離を走る鉄道としても有名です。
「乗ったことはもちろんないけれど、なんだか昔から知っている…」。そんな遠い懐かしさやロマンを感じさせる、シニア世代憧れの鉄道のひとつと言えるでしょう。
ウラジオストクもハバロフスクもロシアの田舎町。だからこそ、古き良き時代の雰囲気が今なお残り、ノスタルジックでインスタ映えする風景があります。
また近年は、なんだか不思議可愛いお店が増加中。キッチュな雰囲気の雑貨店やカラフルでインスタ映えするカフェ、スイーツ店など若い女性が好む要素が盛りだくさんの街に変わりつつあります。
ロシア料理も楽しみのひとつ。
ボルシチやピロシキなど日本でも馴染みのあるロシア郷土料理はもちろんのこと、極東ロシアは市場やスーパーで売っている新鮮なイクラも美味!
2.シベリア鉄道の旅を楽しむ!
シベリア鉄道は、モスクワからウラジオストクまでを結ぶ全長9,297kmを走る世界で一番走行距離の長い鉄道。全区間を一度で移動すると7日間もかかる長旅になります。
一度で走破することはお身体にも負担が大きいので、「海外ツアー」では極東ロシアの端っこ=ウラジオストクからハバロフスクまでの1泊2日のコンパクトな体験日程でお楽しみいただいています。
日本の鉄道のお供で欠かせないものは、「駅弁」&「ビール」ではないでしょうか?
ロシアの方々も列車の旅にアルコールは欠かせないらしく、私自身が乗車したときには、隣のコンパートメント(客室)では、ウォッカのボトルが空いていました(笑)
が、今は飲みすぎてしまうロシア人も多いらしく、公には食堂車以外はアルコール禁止になったそうです。
でも、こっそり缶ビールを飲むくらいは大丈夫みたいなので、「海外ツアー」の旅では、シベリア鉄道に乗車する前には必ず地元のスーパーマーケットにご案内し、シベリア鉄道車窓の旅のお供を探す時間を設けています。
旅のお供のイチオシはイクラ!
極東ロシアの人々は、イクラがとっても大好き!地元の市場やスーパーマーケットに行くと、グラム売りで新鮮なイクラを購入することができます。
そして、主食である黒パンにイクラをたっぷり乗せて食べるのが、本当に美味♪
ビールなら「バルティカ」が有名です。ロシア最大のビールメーカーで、フルーティーなものから黒ビールのしっかりコクのあるものまで種類は様々。
ゆっくりと車窓を眺めながら、お気に入りの1本を見つけるのも楽しいでしょう。
★★★ワンポイント・アドバイス★★★
シベリア鉄道内に食堂車もあります。
・・・が、ロシア語表記で写真がないメニューリストなので、はじめての方には少々難易度が高いもの。
もちろん食堂車でお食事を召し上がることもあり、ですが、現地の人のようにスーパーマーケットや市場で購入したものを、自分たちのペースでのんびりいただくこともおススメです。
シベリア鉄道のコンパートメントで快適に過ごすために
ウラジオストクとハバロフスクを結ぶ「オケアン号」。車窓には、のどかな田舎町の様子と白樺・タイガの大地を臨むことができます。
また、秋は車窓の風景が温かみのある黄色に染まる美しい季節です。
「海外ツアー」で手配しているシベリア鉄道の車両は、2等車両。
2段ベッドが向かい合わせに備え付けられている、本来であれば4名で利用する客室を2名様利用でご案内しています。
なぜなら、客室内には荷物を置けるような広いスペースがないので、2段ベッドの上段を手荷物置き場として使っていただくためです。
スーツケースはベッド下に収容スペースがあります。
★★★ワンポイント・アドバイス★★★
コンパートメント内では、スーツケースを広げられるような十分なスペースがありません。
より快適にお過ごしいただくためには、1泊2日用のカバンをお持ちいただき、シベリア鉄道内で利用するものを小分けにして荷物のご準備をいただくとよいでしょう。
シベリア鉄道には、各車両毎に共用のお手洗い・洗面台・給湯器が1つずつあります。給湯器は自由に利用できるため、日本からカップ麺やお茶をお持ちいただくのもよいでしょう。
ただし、割り箸や紙コップは現地にはないため、必ず日本からお持ちください。
また、シベリア鉄道内の温度は22~26度で冷暖房は完備していますが、温度調整ができないのでお召し物で調整いただくことになります。
3.ロシアのインスタ映えスポットを探す
古き良きロシアのインスタ映えスポットを探す【ウラジオストク】
金角湾に面するウラジオストクは、かつての軍港都市。極東に位置していることもあり、モスクワやサンクトペテルブルグのような大都市と比較すると非常にのんびりとした雰囲気があり、古き良き時代のロシアらしさを体感できる街でもあります。
そして近年は可愛らしいカフェや雑貨店が増えてきたことで、日本や韓国の若い女性がゆっくりとカフェタイムやインスタ映えする写真撮影を楽しむ都市として注目を集めています。
極東ロシアの都市はロシアの田舎町なので、コンパクトに街歩きを楽しめることが魅力のひとつ。
ウラジオストクのおすすめは、街の中心・グム百貨店裏の散策。
「グム・オールド・コートヤード」と呼ばれる赤レンガの建物が印象的な中庭に面して、お洒落で可愛いストリートアートや雑貨店、スイーツショップなど、なんだか癒されるインスタ映えスポットがたくさんあります。
【雑貨店 ビューロナホーダク】
入口がインパクト大!
キッチュで面白可愛い雑貨店。
「キリル文字」の雑貨はどことなく異国情緒が漂い、ロシアらしい可愛いお土産物です。
店内にはインスタ映えするブランコや面白写真スポットがあります♪
【シャリク・マロージュナヴァ】
看板がかわいいこちらのお店はアイスクリーム専門店。
グム百貨店の裏にあります。
ミルクや食材にこだわったイタリアンジェラートのお店。
地元の方にもおいしいと人気だそうです。
店内は白の壁に赤・青・黄のインテリアがかわいらしいことでも有名。
数席ですがイートインもできます。
【ポルトカフェ】
こちらは極東ロシアのシーフードがいただけるレストランです。
毛ガニやタラバガニ、ムール貝などおいしい海鮮料理がたくさん。
肉料理もあるので、魚介が苦手な方が一緒でも安心です。
メニューに写真が付いているのもうれしいですね。
店内には生簀もあり、ホタテ貝などは新鮮そのもの!
【駅舎もなんだかレトロ!】
シベリア鉄道の端っこの駅ウラジオストク。
なんだかレトロな駅舎は古き良きロシアを彷彿とさせます。
シベリア鉄道の旅では、乗車前に是非、写真撮影も楽しみたいスポットです。
お散歩やカフェタイムなど大人の休日を楽しむ【ハバロフスク】
ロシアを流れる大河アムール川のほとりの街、ハバロフスク。石造りの建物が多く落ち着いた街並みが魅力です。
丘陵にあり坂道の多い街ですが、散策やカフェタイム、ディナーなど、ゆったりと自分たちのペースで楽しめます。
「海外ツアー」では街歩きに便利なロケーションのホテルをご用意しますので、夕食後ののんびりお散歩タイムもおすすめです。
4.可愛らしいロシア土産を探す!
マトリョーシカは、胴体の部分で分離させることで中からドンドン小さな人形が出てくる可愛らしい一品。
手作業で絵付けされたものは一つ一つ表情が異なり、職人技を感じさせるお土産物です。
本場のロシアンティーもぜひ試してみてください。
ロシアでは紅茶文化が根付いており、さまざまなブランドの紅茶があります。
ロシア国内でも有名な「マイスキー」は気軽にティーバッグでも楽しむことができ、ロシアらしいおしゃれなパッケージがおみやげにもピッタリ。
フレーバーティーなら「Green field」もおすすめです。
5.気候と服装について
極東ロシアに位置するウラジオストク・ハバロフスクの観光ベストシーズンは、長い冬が終わり、気温が温かくなるシーズン=4月~10月頃。
この7ヶ月間でも気温が大きく変わるため、訪れる季節毎に服装のご準備に留意する必要があります。
また、どの時期であっても室内は冷暖房が強く効いているので、温度調整できる服装をご用意ください。
【春・秋頃/4~5月初旬・10月頃】
ウラジオストクは、日本の北海道とほぼ同じような位置にあります(北緯43度)。
日本の春・秋口と同じように必ず羽織るものをご用意いただき、かつ、温度調整しやすい、重ね着スタイルが重宝します。
5月に入ると現地もやっと春らしく暖かい日が続き、過ごしやすくなってきます。
【初夏・夏頃/5月中旬~9月頃】
5月下旬頃から急に気温が上がり始めます。
日本の夏休みシーズンは現地も夏の最盛期となり、日中の気温が30度を超えることもあるので、夏服のご用意、また、帽子やサングラスなどの日除け対策もしっかりしましょう。
【冬頃/11月~3月頃】
ときにマイナス20度を下回ることもあるので、しっかりとした防寒対策が必要です。
ただし、建物の中に入ると暖房が強く効いているため、下着の重ね着ではなく、脱ぎ着がしやすい上着で温度調整をするとよいでしょう。
この記事は2019年3月20日時点の情報です
この記事を書いた人
マニアックな場所大好き♪企画担当
太田綾香
中南米・アフリカ・中近東・極地と世界のマニアックなところばかりを旅してます。
まさに、自称・絶景ハンター!?
これからは、マニアックな国ばかりでなく、キレイな街並みなど
「女子が好きそうな映える場所」もハンティングしたいと思っています。笑。