秋田
バター餅
北秋田のソウルお菓子といえば「バター餅」。つきたてのお餅にバターや砂糖、卵黄などを練り込んで作られるこの郷土菓子は、数年前にメディアで紹介されたことをきっかけに一気に全国区となりました。バターの豊かな香りとコク、やさしい甘さで子どもから大人まで広く親しまれています。バターを練りこむことで、添加物など入れなくても硬くならず、やわらかな食感が保てるうえに、栄養もたっぷり。昔は冬に猟をするマタギたちの保存食として用いられていたのだとか。一口かじるとふわっと広がるバターの香りに、洋菓子を食べているような錯覚に陥りますが、もちもち食感はやっぱりお餅。一度食べたらやみつきの美味しさです。
みうら庵の「もちもち三角バター餅」は第3回日本全国ご当地おやつランキングで4位を獲得。北秋田市の「推奨認定特産品」としての認定を受け、「バター餅といえばみうら庵」と言われるほどの人気です。創業したのは10年ほど前。三浦さんの作るバター餅が近所で美味しいと評判となり、周りから勧められてイベントで販売したことがきっかけでした。直営店舗こそありませんが、内陸線の駅をはじめ、秋田空港、東京のアンテナショップなどで販売されています。信頼できる農家さんのもち米しか使わない、品種は混ぜない、もち米をつく時間は長すぎても短すぎてもダメ…。試行錯誤の末完成したレシピで、毎回忠実に作ることが、美味しいバター餅をつくる秘訣なのだそう。「やっぱりこのバター餅でねば、って言われた時は嬉しいよ」と、ひとつひとつ手作りする三浦さんの想いが、やわらかな味わいを生み出しています。
バター餅
- 住所:
秋田県北秋田市阿仁銀山字下新町119
- アクセス:
阿仁合駅舎内(秋田新幹線角館駅より徒歩約1分乗換、秋田内陸線角館駅より各駅停車約90分)
- 営業時間:
駅窓口営業時間内
- 定休日:
年中無休
- 料金:
430円(税込み)
- その他販売場所:
阿仁合駅窓口及び売店で販売、他鷹巣駅、角館駅、急行列車内、秋田空港売店等で販売中
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