長野 諏訪・伊那

信州・天竜川どんぶり街道

うな丼

長野県の中南部、諏訪地方から上伊那・下伊那地方にかけた天竜川地域には、地元の名産品を活かした丼ぶりを提供するお食事処が多く存在します。地域の特産物に工夫を重ねて生まれた、さまざまな丼ぶりが食べられることから、国道153号沿いのこの辺り一帯は「どんぶり街道」と呼ばれ、観光に来た際にぜひ立ち寄りたいスポットとなっています。
なかでも「どんぶり街道」の北に位置する岡谷市は、諏訪湖に面したうなぎの街としても知られる場所。古くから諏訪湖や天竜川での漁業が盛んに行われ、うなぎ料理が郷土食として親しまれてきました。街内に多くのうな丼のお店があるので、昔から研究を重ねてきた岡谷ならではのうなぎの味を確かめてみてください。

ほたる丼

辰野町は、全国初ほたる専用人工水路の設置をはじめとした先人達の保護活動や努力が実り、ほたるの名所として知られるようになった町です。そんな「どんぶり街道」の北部に位置する、辰野町がおすすめするご当地丼ぶりは、その名も「ほたる丼」です。
鶏肉・卵・タレを基本として、お店によってそれぞれ考え抜かれたアレンジが加えられています。卵でほたるの光を、地元産の野菜は草むらなど、ほたるが生息する光景を丼ぶりの上で再現した料理となっています。鶏の照り焼きや野菜にタレが絡まり何とも食欲をそそる一品です。食べ比べながらお店ごとの違いを見つけるてみるのもおすすめです。

ごぼとん丼

登山やハイキングなど、南アルプスの玄関口として知られる松川町の名物、「ごぼとん丼」。どんぶり街道ではやや南に位置する松川町では、ごぼうと豚をあわせたご当地どんぶりが楽しめます。ごぼとん丼には、フルーツの栽培で有名な松川町のリンゴ・ウメを食べて育った黒豚、さらに地元産のごぼうを使用しています。市内のお店では、脂抜きをしてさっぱりとしたものや、黒豚をジュースで煮込んで甘めに仕上げたもの、中国風のものや自家製タレを加えたものなど違った味が楽しめるようになっているので、気分や体調にあわせた一品を味わってみてください。

信州諏訪みそ天丼

雄大な諏訪湖を望む諏訪市は、どんぶり街道の北部に位置しています。自然に恵まれた諏訪地方で、何か諏訪ならではの食べ物で訪れる人に喜んでもらいたいと、平成17年に生まれたご当地どんぶりが「信州諏訪みそ天丼」です。さっぱりとして豊かな風味の信州みそを、諏訪湖でとれた食材や地元産野菜の天ぷらにかけていただきます。わかさぎや川えびをはじめとした季節を感じる諏訪湖の特産品と、味噌だれが調和して、店一番の人気メニューと胸をはるお店も。ほかにも、そば処ならではのつゆをあわせたお店や、大きな天ぷらを使ってボリューム感を出したお店など、それぞれのお店が工夫をして郷土の味をアピールしています。

伊那ソースかつ丼

伊那市が誇るご当地丼ぶりは「ソースかつ丼」。かつ丼と聞くと、卵でとじたものをイメージする方も多いですが、伊那地方ではかつ丼と言えばソースかつ丼が主流。伊那のソースかつ丼は、昭和21年に開業したとある飲食店がはじめたソースかつ丼に端を発します。それ以来伊那内で多くのお店で提供するようになり、伊那の名物となりました。ほかほかのごはんと、千切りのキャベツ、ボリューム満点のカツにかかる特製ソースは相性抜群。30年40年以上の老舗も多く、真のおいしさを競う「全国どんぶりチャンピオン決定戦」で2位になるなど、歴史を持ったお店の味は今更一つの枠にははまらない味で、頑なに守られそれぞれの違いが楽しめます。

駒ヶ根ソースかつ丼

ご飯の上に千切りキャベツを乗せ、その上に揚げたてのトンカツを秘伝の特製ソースにくぐらせ載せた「駒ヶ根ソースかつ丼」。一般的なカツ丼と区別して売り出し、町おこしにつなげようと、平成5年には駒ヶ根ソースかつ丼会が発足しました。会では駒ヶ根ソースかつ丼の定義を豚肉のグラム数やキャベツの提供方法など9箇条にわたって細かく定め、審査で認められた店には加盟店のしるしであるオレンジののぼり旗が掲出されています。店ごとに味や盛り付けが異なるのも魅力の一つ。味の決め手のソースを販売している店舗もあり、お土産にもお勧めです。

信州・天竜川どんぶり街道

住所:

長野県岡谷市幸町8-1(うなぎのまち岡谷の会 事務局)

長野県上伊那郡辰野町下辰野(鳥きん:信州辰野名物ほたる丼の会)

電話:

0266-23-4854(うなぎのまち岡谷の会 事務局)

0266-41-0010(鳥きん:信州辰野名物ほたる丼の会)

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