趣のある松原の景色を鑑賞しに出かけましょう

「松原」とは、松が生い茂る林のことです。生命力の強い樹木として知られる松の木、防風林として植樹されることもあれば、海岸に天然の松林が形成されることもあります。景観に優れる「日本三大松原」は、旅行してでも見る価値があります。

三保松原の風景

三保松原の風景

日本三大松原の魅力

  1. 三保松原(静岡県)
  2. 虹の松原(佐賀県)
  3. 気比の松原(福井県)

1.三保松原(静岡県)

静岡県の三保半島東側にある松林が、「三保松原」です。

総延長7㎞の範囲に約3万本の松が生い茂り、平安時代から景勝地として親しまれています。見どころは、駿河湾を挟んで富士山や伊豆半島を一望できる絶景。富士山世界文化遺産の構成資産としても登録されています。付近にあるパワースポットとして人気の「御穂神社」をお参りしたら、厳かな雰囲気が漂う「神の道」を歩いて松原へと向かいましょう。

清水駅からバスを使って約25分の三保松原入口より、徒歩約15分でアクセスできます。

2.虹の松原(佐賀県)

虹の松原は、佐賀県東部の唐津市内、唐津湾に面する地域にあります。日本三大松原の中でも圧倒的に広い、全長約4.5㎞、幅約500mのエリアに約100万本ものクロマツが群生しています。

元々は17世紀の初代唐津藩主が防風・防潮のために、海岸線の砂丘にクロマツを植林したのが始まりです。昭和30年に、若松も老松も生育旺盛で樹幹や枝が曲がりくねった松の風景などが評価され、松原として国内唯一の特別名勝に指定されました。ぜひ松林を歩いて、この美しい風景の中に入り込んでみてください。

JR虹の松原駅から徒歩約1分でアクセスできます。

3.気比の松原(福井県)

気比の松原は、敦賀市内の敦賀湾に面する地域にあります。

日本三大松原の一つに数えられる気比の松原では、長さ1.5㎞、広さ約40ヘクタールの面積に約1万7千本の松が生い茂っています。おすすめの観光ポイントは、「日本の遊歩百選」に選ばれている遊歩道のウォーキングです。白砂青松の美しいコントラストを眺めたり、史跡をめぐって歴史文化をたどるなどの散策コースがあります。また冬には、雪化粧した松原と日本海の荒波が織りなす絶景を眺められます。

敦賀駅からバスを使って約12分でアクセスできます。

気比の松原周辺(小浜)