ソウルのツアーを日付・条件から探す
日本から近く、常に人気の都市である韓国の首都「ソウル」は政治をはじめ、経済、社会、教育、文化の中心地です。ソウルの街の魅力は、伝統とモダンが融合し、絶妙なバランスで調和しているところです。人気の映画やドラマのロケ地となっているスポットをぜひとも訪れてみたいという方も多いのではないでしょうか。また、ショッピングや本場の韓国グルメ、光り輝く夜景スポットなども外すことができないポイントですね。ご参考にしていただきたい観光スポットをご紹介いたします。
定番観光スポット
景福宮
ソウル最大の古宮「景福宮」
「景福宮(キョンボックン)」は、1395年に朝鮮王朝の太祖李成桂によって王宮としてつくられ、約200年にわたって正宮として使用されていた建物です。韓国の史跡にも登録されていて、敷地内には国立古宮美術館や国立民族博物館などが併設されています。
景福宮を象徴する正殿である「勤政殿(クンジョンジョン)」は国宝に指定されていて、王の即位式や外交官の接待などがおこなわれていました。韓国最大の木造建築物となっており、天井に描かれている龍や丹青が見どころです。じっくり見学されたい方は、無料の日本語ガイドに参加することをおすすめいたします。周辺には韓服をレンタルできるお店もありますので、韓国の伝統衣装を身にまとって観光を楽しむのも良いかもしれません。
昌徳宮
自然と調和した美しい王宮「昌徳宮」
第3代王太宗によって1405年に建てられた景福宮の離宮が「昌徳宮(チャンドックン)」です。正宮である景福宮が焼失したため、約270年の長きにわたってこちらで政務がおこなわれました。王宮でありながら華美な装飾がなく、周囲の自然と調和した建物や庭園の配置がとても美しいと評価されています。何度も戦災や火災に見舞われて、そのたびに修復を繰り返してきましたが、比較的保存状態がよく、色鮮やかな木造建築を楽しむことができます。また、昌徳宮は韓国の五大古宮のなかで唯一ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。広大な敷地内には13棟の宮殿があり、正殿である「仁政殿」や執務がおこなわれていた青い瓦の「宣政殿」、ソウルの宮殿に現存する最古の正門「敦化門」などが見どころです。四季折々の美しい景観とご一緒にお楽しみください。
宗廟
荘厳な雰囲気を残す朝鮮王朝の象徴「宗廟」
「宗廟(チョンミョ)」は1394年に李成桂が朝鮮王朝建国と同時に建てた建築物で、歴代の朝鮮王朝の王と王妃の位牌が祭られています。日本でも人気となった韓国のテレビドラマの舞台にもなりました。宗廟の中心は、正殿と呼ばれる朝鮮王朝を建国した太祖をはじめとする功績ある王と王妃を祭った建物です。はじめ正殿は7室しかありませんでしたが、その後国王らの位牌が増えていったため19室に増室されて、横の長さが101メートルになり、世界で残っている祠堂建築物の中で最も長い木造建築となりました。毎年5月には、朝鮮王朝の末裔が集まり「宗廟祭礼」が開催されています。現在でも、約500年前に定着したものと同じ形式、同じ作法で儀礼がおこなわれていて、世界で最も古い儀礼文化として2001年にユネスコの無形遺産に選ばれました。
北村韓屋村
韓国の伝統的な生活風景「北村韓屋村」
「北村韓屋村」は景福宮・昌徳宮・宗廟に囲まれた、朝鮮時代(1392~1910年)から残る韓国の伝統家屋「韓屋」が密集するエリアです。清渓川と鍾路に北に位置するという意味で「北村」と呼ばれるこの地域は、朝鮮時代には王族や当時の貴族たちが住んでいました。北村韓屋村の魅力を感じられるスポットとして「北村八景」が選定されていて、全てを周ると2時間から2時間半ほどかかります。北村八景を探しながら路地を散策したり、素敵なスポットを写真に収めたり、カフェで休憩しながらゆっくりとめぐるのがおすすめです。また、マッコリ(生米酒)やヤクジュ(薬用酒)などの韓国のアルコール飲料を生産する伝統的な酒蔵を見学することもできます。お出かけの際は、今もこの地域に住み、昔ながらの風景を守っている住民の方々の迷惑にならないように気を付けてください。
奉恩寺
都会の真ん中に佇む仏教寺院「奉恩寺」
韓国仏教最大宗派の伝統寺院である「奉恩寺(ポンウンサ)」は、高層ビル街COEXに隣接しています。高層ビル街、ショッピングモールに囲まれた場所にありながら、一歩中に入るとその雰囲気は一転して、とても静かで大都会にいることを忘れさせてくれます。奉恩寺の広い敷地内には20棟もの建造物があり、どれもが手入れが行き届いていて、信者の方々が常に祈祷をしている様子が見られます。外国人向けの寺院巡礼・座禅・茶道などを体験できるプログラムもありますので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
Nソウルタワー
ソウルのランドマーク「Nソウルタワー」
南山(ナムサン)の頂上にそびえ立つソウルのランドマークが「Nソウルタワー」です。韓国初の電波塔として誕生し、現在も全国の約50%の世帯がソウルタワーの電波を使用しています。観光客だけでなく、地元の人々にも人気のスポットで、デートコースとしても定番となっています。Nソウルタワーの高さは236mですが、展望台は標高243mの南山の上に位置しているため、合計479mの高さとなり、一望できるソウルの景色は圧巻です。天気が良い日には、仁川(インチョン)や開城(ケソン)まで見渡すことができます。Nソウルタワーのライトアップや展望台から見ることができる光り輝くソウル市内の夜景も必見です。
南山公園
都心の真ん中の癒しのスポット「南山公園」
ソウルのランドマークであるNソウルタワーがある場所が「南山公園」です。春には桜、秋には紅葉の名所となり、観光客や地元の人々が多く訪れます。四季折々美しい景色を楽しむことができる南山公園は数多くのドラマのロケ地としても使用されています。公園内には、朝鮮時代にのろしをあげる場所として使われていた「烽火台」があり、ここからは明洞や東大門市場などの街並みを一望することができます。また、「白凡広場」周辺をはじめとする公園内の至るところには韓国の歴史的な著名人の銅像や石碑もありますので、散策途中で韓国の歴史に触れることもできるかもしれません。自然を楽しみながら散歩をしたり、ドラマのロケ地で主人公になりきって写真を撮ってみたり、南山公園は楽しみ方も色々です。
漢江(ハンガン)
ソウル市民の憩いの場「漢江(ハンガン)」
ソウルの中心を東西に流れる「漢江(ハンガン)」は、ソウルのシンボルとなっている川です。漢江沿いには計11か所の漢江公園があり、ピクニックやサイクリングなどを楽しむソウル市民の憩いの場になっています。漢江沿いでは、ソウルの街並みを船上から眺める漢江遊覧船や噴水ショー、季節のイベント、花火大会、コンサートなどが開催され観光スポットとしても人気を集めています。特にソウルの夜景を満喫できるナイトクルーズがおすすめです。「汝矣島(ヨイド)漢江公園」では、公園内からソウルの高層ビル街や国会議事堂、対岸にはNソウルタワーなどを見ることができ、「I SEOUL YOU」のモニュメントの前は大人気の写真撮影スポットとなっています。
ロッテワールド
韓国を代表するテーマパーク「ロッテワールド」
「ロッテワールド」はソウル市内から約30分で行ける場所にある地元の人々からも人気のテーマパークです。屋内外に約40種類のアトラクションがあり、屋内部分は大きな屋根に覆われているため、雨や雪の日でも楽しむことができます。小さなお子様向けの乗り物からジェットコースターやウォータースライダーなど大人でも十分に楽しむことができるアトラクションがあります。また、毎日行われている華やかなパレードやショーも見逃せません。また、併設している「ロッテワールド民俗博物館」では、旧石器時代から現在に至るまでの韓国の歴史を学ぶことができます。
街歩きにおすすめの人気エリア
明洞
韓国一のショッピング街「明洞」
韓国一の繁華街が「明洞」です。コスメ、衣類、雑貨を取り扱うお店だけでなく、エステやレストラン、ホテルも充実していて、夕方になるとメインストリートに屋台が登場します。明洞に行ったら必ずと言っていいほど多くの人が立ち寄るのが「ロッテ百貨店 本店」です。キムチや海苔をはじめとする食品コーナーが充実していて、お土産を購入するのにもおすすめです。他にもホテルや免税店、有名ブランドのブティックなどもあり、人気のスポットです。また、明洞にはぜひ本場で味わいたい韓国グルメのレストランもたくさんあります。焼肉専門店で安くて美味しいお肉を食べたり、屋台グルメを食べ歩きで楽しんでみたり、特に寒い冬はあたたかいメニューを食べながらショッピングを楽しむのも良いですね。
仁寺洞
韓国の伝統文化を楽しめるエリア「仁寺洞」
「仁寺洞(インサドン)」のメインストリートには、韓紙などの伝統工芸品や陶磁器、骨董品などのお店が建ち並び、お土産を探すのにもぴったりのスポットです。大通りを中心に迷路のように路地が張り巡らされていて、もとは王朝時代に貴族や官僚たちが住むエリアでした。仁寺洞ではショッピングだけでなく、街なかのギャラリーで現代作家たちのアート作品を楽しむことができたり、伝統茶屋や韓定食レストランで食事をしたりとさまざまな体験をすることができます。メインストリートの真ん中あたりにあるショッピングモールの「サムジキル」には、ファッショングッズや伝統工芸品、カフェやレストランなど約70近くの店舗が集まっていて、雨の日でも濡れずにショッピングを楽しむことができます。韓国情緒が残るノスタルジックな街で、思い思いの素敵な時間をお過ごしください。
南大門(崇礼門)
ソウルを象徴する城郭門「南大門(崇礼門)」
ソウルのみならず、韓国を象徴する建物と言えるのが「南大門(ナンデムン)」です。正式には「崇礼門(スンネムン)」と呼ばれ、1398年に李成桂によって都の城門の一つとしてつくられ、600年以上の歴史を誇る国宝第一号として市民に親しまれてきました。2008年2月に火災によって全焼してしまいましたが、5年2か月の歳月を経て建て替えられました。南大門は城郭の南側にある主門という意味で、2008年までは韓国最古の木造建築でした。南大門を訪れる際は、南大門市場を通っていくのがおすすめです。ソウルの台所とも言われる巨大市場、「南大門市場」には約1万軒を超える店舗があり、さまざまなお買い得品が並べられています。市場は混雑していて、お店もたくさんありますので、目的の場所を決めてから行くことをおすすめします。さまざまな食べ物の屋台が並んでいるエリアもありますので、屋台グルメを楽しみながら観光やショッピングを楽しむことができます。
東大門
ファッションビルが建ち並ぶ眠らない街「東大門」
「東大門(トンデムン)」は問屋市場と巨大ファッションビルが共存するファッションの街です。深夜から明け方にかけて国内外のバイヤーで賑わうことから「眠らない街」とも言われています。ファッションビルには、トレンドの商品からファッション小物を扱う店舗が集まり、リーズナブルな価格でショッピングを楽しむことができます。衣料品以外にも、電化製品や事務用品、おもちゃなどさまざまな商品を取り扱っている店舗がありますので、お買い物を楽しみたい方はいくら時間があっても足りないかもしれませんね。また、東大門市場の「モクチャコルモク(飲食店街)」では、韓国ならではの屋台料理や軽食を気軽に楽しむことができます。
梨泰院
人気ドラマの舞台となった「梨泰院」
日本でも人気のドラマの舞台として有名になった「梨泰院(イテウォン)」は、外国人居住者が多く、古くから外国人向けのショッピングストリートとして発展してきました。各国の大使館があったり、多国籍な料理を楽しむことができる飲食店も多くあります。梨泰院駅の前にある「ハミルトンホテル」というランドマーク的な存在のホテルの裏側には、さまざまな国のレストランやクラブ、パブが密集していて独特な雰囲気を感じることができます。明洞からもそれほど遠くないので、昼間ショッピングを楽しんだ後、夜は梨泰院で夜の時間を楽しむのも良いですね。最近では、レストランやカフェが集まった経理団通りや漢南洞も人気があります。
新沙洞・カロスキル
おしゃれなショップが集まる流行の発信地「新沙洞・カロスキル」
江南区の新沙洞にある女性に大人気のストリートが「新沙洞・カロスキル」です。街路樹に囲まれた通りであることから、カロスキルという名前がついたと言われています。ソウルの中でも流行りのものがいち早く出店する地域で、並木道の両側にはおしゃれなショップやカフェ、レストランが建ち並んでいて、ウィンドウショッピングを楽しみながら散策するのにぴったりのエリアです。カロスキルに対し、メイン通りの裏手にある路地は「セロスキル」と呼ばれ、セレクトショップやネット販売から人気となったブランドショップ、個人経営のレストランやカフェが建ち並び、よりおしゃれで洗練された雰囲気となっています。
弘大
韓国サブカルチャーの発信地「弘大」
韓国一の美術大学「弘益大学」の周辺は「弘大(ホンデ)」と呼ばれる若者たちが集まるサブカルチャーの発信地です。大通りはもちろん、路地裏にも個性的なショップやカフェが建ち並び、次々とニュースポットが誕生しています。ショッピングをするなら弘大入口駅前のファッションビルが建ち並ぶエリアや、安くて可愛い服やアクセサリー店が広がる「駐車場通り」などがおすすめです。弘益大学のすぐ横にある弘大壁画通り(通称ピカソ通り)では、壁にポップな壁画アートを見ることができ、現代アートやストリートアート好きな方、写真映えスポットで記念撮影をしたい方にはおすすめの場所となっています。「歩きたい通り(コッコシプン コリ)」は弘大の中でも飲食店が多く集まる賑やかな通りとなっていて、サムギョプサルや豚足料理店など人気の韓国料理を楽しむことができます。
少し足を伸ばして行きたい日帰り観光エリア
水原華城
ソウル郊外の壮大な都城「水原華城」
「水原華城」は、李氏朝鮮第22代王の正祖が王の世継ぎでありながら政争に巻き込まれて非業の最期を遂げた父の死を悼み築いた城郭です。1997年にはユネスコ世界文化遺産にも登録されています。朝鮮古来の築城法に加え、18世紀当時の科学技術と建築美を集結してつくられました。全長6kmに達し、華城内には正祖が行幸の際に仮の住まいとして使用した華城行宮や東西南北に置かれた4大門や水門、将軍が指揮を執る将台など要塞都市ならではの建築物を見ることができます。なかでは、弓や鐘つきなどの体験プログラムも行われています。
韓国民俗村
韓国伝統文化を体感できる「韓国民俗村」
「韓国民俗村」は朝鮮時代(1392~1910年)の村の姿を再現したテーマパークです。約20万坪の広大な敷地内には、各地方の特色が表れた270棟の伝統家屋が展示されているほか、陶磁器や韓紙の展示工房、民俗博物館、伝統遊びコーナーなどの施設があります。韓国の伝統衣装「チマチョゴリ」を着て撮影できる場所もあり、こどもから大人まで写真撮影を楽しむことができます。また、韓国民俗村は韓国時代劇を中心に数々の有名な韓国ドラマ・映画の撮影地としても使用されていて、撮影ドラマの紹介をするマップや等身大パネルが立つフォトゾーンなどもあります。さまざまな伝統芸能の公演も行われていますので、訪れる際は公演時間や場所を事前に確認しておきましょう。また、定番韓国料理や各地の郷土料理などを楽しむことができるレストラン、フードコートなどもありますのでグルメも満喫してくださいね。
いかがでしたでしょうか。
ソウルには、長年残されている歴史深い建築物や、ショッピングやお土産を購入するのに便利な繁華街、テーマパークなどたくさんの観光名所がございます。
この記事を参考に、施設、予算などを比較しながら、旅の目的にあった観光をお楽しみください。
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