世界遺産にも認定された相倉合掌造り集落や、黒部ダム、称名滝など、自然と人の営みが融合した観光スポットが多い富山県。その豊かな環境から、海に山に温泉にと様々な楽しみ方が出来るエリアでもあります。魅力的なご当地グルメも盛りだくさん。今回はそんな富山を巡るときに欠かせないスポットを、厳選してご紹介させていただきます。
目次
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富山を代表する、国内最大級のスケールを誇るダム「黒部ダム」
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日本の渚百選にも選ばれた、源義経や大伴家持もゆかりのある海岸「雨晴海岸」
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黒部峡谷の絶景を満喫できるトロッコ電車が走る「黒部峡谷鉄道」
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国宝や重要文化財も多い、前田家二代目当主前田利長の菩提寺「高岡山瑞龍寺」
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富山髄一の温泉郷「宇奈月温泉」
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ガラスの街で、国内外のガラスアートを堪能することができる「富山市ガラス美術館」
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富山を代表する約350mの日本一の大瀑布「称名滝」
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食塩泉と硫黄泉の混合泉が堪能できる、魚津を代表する温泉地「金太郎温泉」
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日本の原風景のような景色が楽しめる世界遺産「相倉合掌造り集落」
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海の貴婦人のほか、楽しい施設がいっぱいのベイエリア「海王丸パーク」
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北アルプスで最も美しいと名高い火山湖「みくりが池」
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前田利長の兜にぜひご注目!前田家の居城跡「富山城址公園」
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立山大神を祀り、山麓に社殿を建立し、年間の祭礼を奉仕する御社「雄山神社前立社壇」
黒部ダム
富山を代表する、国内最大級のスケールを誇るダム「黒部ダム」
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絶景
国内最大級のスケールを誇り、富山を代表する観光スポットである黒部ダム。日本一の高さ186mもあるダムえん堤からの眺めも、ダム展望台からの眺めも、どちらも大迫力で美しいです。観光放水の時間は運が良ければ虹が出現し、こちらもとても綺麗。夜の黒部ダムを見学するイベントや、雪の立山を散策するウォーキングのアクティビティなどイベントも開催されておりおすすめです。フォトスポットが随所にあるので、カメラの準備も忘れずに。周辺にはご当地グルメ「黒部ダムカレー」を提供するお店も多くありますので、こちらも是非チェックしておきましょう。
※2021年2月17日現在
雨晴海岸
日本の渚百選にも選ばれた、源義経や大伴家持もゆかりのある海岸「雨晴海岸」
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絶景
国定公園である雨晴海岸は、「日本の渚百選」「白砂青松百選」にも選ばれた絶景が楽しめるスポットです。天気がよければ富山湾越しに立山連峰を望むことができます。その名前「雨晴」の由来は、源義経が奥州へ落ちのびる途中、この場所でにわか雨が晴れるのを待ったことからと伝えられています。また、万葉の歌人・大伴家持もこの地を愛し、多くの歌を残しました。歴史好きにもたまらない観光名所といえますね!特に絶好のビュースポットは、道の駅雨晴の2階展望デッキ!心地よい海風に吹かれながら、歴史と自然を存分に感じてください。
黒部峡谷鉄道
黒部峡谷の絶景を満喫できるトロッコ電車が走る「黒部峡谷鉄道」
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乗り物
黒部峡谷の絶景を満喫することができる、片道約1時間20分のトロッコ電車。オープンタイプの開放感溢れる車内で景色を楽しみながら、のんびりと進む列車の旅は魅力に満ちています。忙しい日常から遠く離れてリフレッシュできること間違いなし。途中に現れる、黒薙川に架かる高さ約60mの後曳橋は絶景中の絶景として人気を集めます。その他、奥鐘橋や鐘釣河原など沿線にも見どころがいっぱい!立ち寄ることのできる駅にはレストランやお土産物屋さんもあるので、休憩やショッピングを挟みつつ観光することも可能です。
高岡山瑞龍寺
国宝や重要文化財も多い、前田家二代目当主前田利長の菩提寺「高岡山瑞龍寺」
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神社仏閣
高岡の開祖である、前田家二代目当主前田利長の菩提寺です。伽藍配置様式の建造物は必見の美しさといわれています。江戸時代初期の禅宗寺院建築としての評価が大変高く、山門、仏殿、法堂の建造物は国宝に指定されています。また、総門、禅堂、大茶堂など重要文化財に指定されているものも多く、見応えも抜群です。季節ごとにライトアップイベントも開催される場合があり、夜は昼とは趣の違う幻想的な姿が見られます。
宇奈月温泉
富山髄一の温泉郷「宇奈月温泉」
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温泉
宇奈月温泉は、黒部渓谷の入り口にある富山随一の温泉郷です。周辺にはトロッコ電車など、名所が数多く存在するため観光拠点にするのもおすすめです。日本有数の透明度を誇るお湯は、弱アルカリ性の単純温泉。昔から「美肌の湯」としても知られていますので女性にも喜ばれています。街のいたるところに足湯があり、気軽に温泉気分に浸れるのも魅力。宇奈月麦酒や、地元産大豆と黒部の名水で仕込んだ豆乳を使ったとうふプリンなど、名物グルメも多いのでお土産探しや食べ歩きも楽しみましょう。
富山市ガラス美術館
ガラスの街で、国内外のガラスアートを堪能することができる「富山市ガラス美術館」
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美術館・博物館
「ガラスの街とやま」を代表する施設。有名作家から地元作家のものまで様々なコレクションを持ち、美しいガラスアートの世界を鑑賞できます。常設展示の「グラス・アート・ガーデン」では現代ガラス芸術の巨匠デイル・チフーリ氏のユニークで繊細なインスタレーションを堪能することができます。世界的な建築家である隈研吾氏が設計を手掛けた、見た目にも美しい外観も特徴です。最先端のアートに触れて芸術的な感覚を呼び覚ましましょう。併設されたカフェでは加賀麩を使った可愛らしいスイーツをいただくこともでき、SNS映えすると人気も高まっています。
称名滝
富山を代表する約350mの日本一の大瀑布「称名滝」
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絶景
称名滝(しょうみょうだき)は落差約350mという、日本一の大瀑布です。水煙を上げながら流れ落ちる様子はまさに大迫力。春には雪解け水が加わり、称名滝の右側にハンノキ滝が現れ、さらにダイナミックな自然の姿を体感することが出来ます。秋の紅葉の時期になれば真っ赤に色づいた山に囲まれ、一層美しい光景に。駐車場にほど近い称名平休憩所では模型や映像を使った説明もされており、称名滝についてより深く知ることが可能です。その奥にあるレストハウス称名で提供されているソフトクリームは名物ですので、訪れた際にはぜひご賞味を。
※2021年2月17日現在
金太郎温泉
食塩泉と硫黄泉の混合泉が堪能できる、魚津を代表する温泉地「金太郎温泉」
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温泉
魚津市郊外にある天然温泉。宿泊はもちろん、日帰りでも楽しむことができます。泉質は日本でも珍しい食塩泉と硫黄泉の混合泉で、美肌・冷え性・貧血など女性に嬉しい効能をたくさん備えています。約300坪の大浴場に描かれた九谷焼陶板の壁画は、文化勲章を受章した浅倉五十吉氏の作品ですので鑑賞は必須。ついつい長湯をしてしまうのでご注意。勿論、お料理の楽しみも豊富です。富山を代表するグルメである寒ブリがいただけるほか、刺身、しゃぶしゃぶ、ブリ大根、ブリかまの塩焼きなどなど、旬の食材を存分に活かした会席料理に舌鼓を打ちましょう。
相倉合掌造り集落
日本の原風景のような景色が楽しめる世界遺産「相倉合掌造り集落」
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世界遺産
五箇山の歴史的な風景を残す集落。37棟ある住宅のうち、20棟はこの五箇山の地域に伝わる建築方式・合掌造りでつくられており、白川郷と一緒に世界遺産に登録されていることでも有名です。今もなお人々が生活しており、世界的にも珍しい「人が住まう世界遺産」として知られています。合掌造りの住宅以外にも、集落内には合掌造りの建物を利用した相倉民俗館・相倉伝統産業館の2つの資料館や、伝統的な紙漉きの体験ができる五箇山和紙漉き体験館など、見学・体験施設が充実しています。民宿も6つあるので、夜まで集落内をゆっくり散策できるのもうれしいポイント。五箇山の郷土料理である「五箇山そば」や「五箇山豆腐」を味わうのもおすすめです。
海王丸パーク
海の貴婦人のほか、楽しい施設がいっぱいのベイエリア「海王丸パーク」
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公園
海の貴婦人と呼ばれる帆船「海王丸」が常時停泊するベイエリア。日本海交流センターや海王バードパーク、イベント広場など様々な施設が整備されています。ピクニックやアスレチックなどが楽しめる広場もあり、親子連れの休日にもぴったり。また、海王丸が2月14日のバレンタインデーに進水したことから、恋人の聖地としても有名です。幸せのパワースポットとも呼ばれ、富山随一のデートスポットになっているのでカップルで訪れるのもおすすめ。海王丸の船内にはハート型の錠を取りつけられる「愛むすび/愛鍵」部屋や、幸せの鐘・海王丸タイムベルなどがありますので、是非大切な人との愛を誓いましょう。
みくりが池
北アルプスで最も美しいと名高い火山湖「みくりが池」
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自然
標高2,405mに位置する火山湖で、北アルプスで最も美しいと名高いみくりが池。透明度が高い湖面は勿論、そこに反射する山々の姿は絶景で、多くの観光客を魅了し続けています。美味しい空気を吸いながら、壮大なスケールの自然を堪能しましょう。みくりが池は6月頃まで雪に覆われていますので、お出かけの際はご注意を。周辺にはハイマツが生えており、雷鳥が潜んでいることもあります。タイミングよく雷鳥に出会えればラッキー。近くには日本一高所にある天然温泉「みくりが池温泉」もあります。みくりが池温泉はカフェも営業しており、手作りのレアチーズケーキが大人気です。
※2021年2月17日現在
立山黒部アルペンルートの魅力を動画でご紹介!
四季折々の姿を見せる立山黒部アルペンルートの魅力をご紹介!
富山城址公園
前田利長の兜にぜひご注目!前田家の居城跡「富山城址公園」
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城
富山藩主前田家の居城として整備された富山城。現在はその城跡が公園として整備されています。園内にある富山市郷土博物館では、400年以上におよぶ富山城の歴史を知ることができます。展示物の目玉は、前田利長が使用したといわれる高さが約140cmもある兜!あまりの高さに驚いてしまうことでしょう。4階の天守展望台からは、周辺が一望できます。桜の名所としても知られていますので、春は自然と調和したより美しい姿を眺めることができます。お濠の水面に桜が映し出される様子も趣があり素敵です。
また、ちょうど博物館の向かいにある富山市佐藤記念美術館では、館の創設者である佐藤助庵が集めた古美術品の数々を鑑賞することができます。館内には江戸時代の茶室や大正時代の座敷なども移築されていて、一見の価値があります。園内には石垣や内堀の一部のほか、富山藩主前田利保の隠居御殿の正門であった「千歳御門」を見ることができます。
雄山神社前立社壇
立山大神を祀り、山麓に社殿を建立し、年間の祭礼を奉仕する御社「雄山神社前立社壇」
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神社仏閣
峰本社・祈願殿と合わせて雄山神社を形成する雄山神社前立社壇。御祭神は家業繁栄などのご利益がある伊邪那岐之神と、開運などのご利益がある天之手力男神の二柱です。境内には地上では2本に見えるもののその根を共有している夫婦杉があり、安産・縁結び・夫婦円満などを祈願するのにおすすめのパワースポットです。良縁の御守は、結ばれた形も色もとっても可愛いので、ぜひいただいていきましょう。本殿は室町時代中期の建築とされ、国指定重要文化財にも指定されていますので見どころもたっぷりです。
豊かな自然に支えられた富山県は、絶景に温泉にグルメにと、様々な目的に応じて楽しむことができます。リフレッシュするにも最適な魅力を持った観光スポットが目白押しです。富山を観光する際には是非、今回ご紹介したスポットへも足を運んで旅を満喫してください。
※最新の基本情報は公式サイトをご確認下さい
※2021年2月17日時点の情報です