道後温泉本館は、湯町のシンボルになっている木造三層楼です。
1894年に、初代道後湯之町町長・伊佐庭如矢が「百年先も真似できぬ建物を」と改築を行い、今では国の重要文化財に指定されています。てっぺんの振鷺閣から1日に3回打ち鳴らされる刻太鼓は、残したい日本の音風景100選に選ばれており、道後の風情を感じられます。代表的な湯は「神の湯」。石造りの浴室に、大きな円柱形の湯釜が鎮座する様子は道後温泉ならではの雰囲気です。
松山駅や松山市駅からは、電車を使って約23分。松山空港からはバスを使って約40分でアクセスできます。
※全館営業再開に向けた準備のため、6月18日(火曜日)から7月10日(水曜日)まで臨時休館予定。
別館 飛鳥乃湯泉は、飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋です。
大浴場には、道後温泉にまつわる和歌の風景が描かれています。男子浴室では山部赤人の歌から霊峰石鎚山を、女子浴室では額田王の歌から瀬戸内海をモチーフにした陶板壁画があり、和歌の世界観に浸れます。また本館では見学専用になっている、皇室専用浴室「又新殿」を再現した特別浴室に入浴するのもおすすめです。
館内には、愛媛の伝統工芸と最先端アートがコラボレーションした空間があります。癒しと同時に感性を刺激する、新たな温泉文化を体験してください。
椿の湯は、その名の通り椿がシンボル。生活に欠かすことができない公衆浴場として、多くの松山市民に使われています。
特徴は、道後温泉独特の花こう岩製の湯釜があること。建物は蔵屋敷風の落ち着いた雰囲気です。本館や別館同様に、無加温・無加水の源泉かけ流しの温泉を楽しめます。観光客は少ないので、ゆっくり温泉に浸かりたい場合は、こちらでの入浴がおすすめです。
2017年にリニューアルオープンして、飛鳥乃湯泉と回廊で行き来ができるようになりました。
道後温泉の空の散歩道は、道後温泉本館南側の冠山にある展望遊歩道。ただ歩くだけでなく、古き良き文化や風習を感じることができます。
日常の喧騒から離れ、心身ともにリフレッシュ。
道後温泉本館の全景を足湯に浸かりながら、
道後の街並みも一望できるビュースポットです。
料金/無料
営業時間/足湯は6:00~21:00
所在地/松山市道後湯之町4-30
アクセス/道後温泉駅から徒歩約10分
この時計は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場する、主人公である「坊っちゃん」がモチーフとなっています。坊っちゃんの仕掛けたという設定で、毎時正確に時を知らせるだけでなく、坊っちゃんの顔が様々な表情で動き、周囲の人々を楽しませてくれます。
隣に、源泉掛け流しの足湯もあります。
所在地/松山市道後湯之町
アクセス/道後温泉駅から徒歩すぐ
上演時間/カラクリは8:00~22:00の間で1時間ごと。土・日・祝日、観光の繁忙期には30分ごと。
料金/常設展観覧400円
営業時間/9:00~17:00(5月~10月は9:00~18:00)
定休日/火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)
所在地/松山市道後公園1-30
アクセス/道後温泉駅から徒歩約5分
レトロな雰囲気と活気に満ちた街並みが特徴の素敵な散策エリアです。
まず、目に飛び込んでくるのは、洋風の建物が立ち並ぶ通りの景色です。古き良き時代の雰囲気が漂い、昔懐かしいレトロな看板や街並みが訪れる人々を魅了します。歩いているだけで、タイムスリップしたかのような錯覚を覚えることでしょう。
所在地/愛媛県松山市道後湯之町