北海道のご当地鍋に舌鼓を打つ旅
冬に北海道旅行をするなら、ご当地鍋を味わってみるのはいかがですか?その土地ならではの食材や味付けを、存分に楽しみましょう。ここでは北海道のご当地鍋をご紹介します。

北海道・美瑛町の景色
北海道のおすすめご当地鍋3選
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- 鮭をふんだんに使った石狩鍋
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- 花咲ガニの鉄砲汁
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- 奥尻島発祥の三平汁

1.石狩鍋
石狩鍋は、北海道の帯広地方で「十勝鍋」とも呼ばれています。石狩地方で鮭漁をしていた漁師たちが、新鮮な鮭を豪快に鍋にしたのが起源だと言われています。
新鮮な鮭をぶつ切りにした身とあらを、キャベツや玉ねぎ、大根などの野菜と一緒に煮て、味噌で味を整える北海道の代表的な料理です。石狩鍋の元祖だと言われる「金大亭」は、創業130年以上の老舗。創業当時からの古風なお店で、伝統的な石狩鍋を味わいましょう。
札幌駅からバスで約55分、終点のバス停「石狩」から徒歩約3分でアクセスできます。

2.鉄砲汁
鉄砲汁とは、花咲ガニを味噌汁にした根室の郷土鍋料理です。
鉄砲汁の由来は、ぶつ切りにしたカニの足に箸を入れて、身を取り出す様子が鉄砲の操作に似ていた説と、カニの殻から熱い汁や身が鉄砲のように飛び出した説があります。根室近海でのみ水揚げされる花咲ガニは、生息区域が狭く幻のカニとも呼ばれています。タラバガニの近縁種で身がぎっしりと詰まっており、濃厚なダシ汁からカニの風味を満喫できます。
根室駅前エリアにある「カニの庄屋」などのお店で花咲ガニの鉄砲汁を味わえます。

3.三平汁
三平汁は、ニシンの粕漬や塩鮭、あるいはタラやホッケなどと、大根やニンジン、ジャガイモなどの根菜類を合わせて煮た塩汁鍋です。奥尻島が発祥と言われています。
名前の由来は、三平という漁師が奥尻島に漂着した殿様に鍋を食べさせた説や、有田焼の三平皿という深いお皿に盛り付けることから呼ばれた説などがあります。味付けの決め手は、なんといっても魚の塩味。今では、北海道の家庭でも日常的に食べられています。
奥尻島まで行かなくても、すすきの駅から徒歩約3分の「和膳 今藤」のコース料理などで味わえます。
金大亭(石狩鍋)へのアクセス
札幌市周辺の観光スポット
モエレ沼公園 (もえれぬまこうえん)
彫刻家イサム・ノグチがマスタープランを描いた公園は、それ自体がひとつの彫刻作品。シンボリックなガラスのピラミッドや、眺めのいいモエレ山など、広大な敷地をゆっくりと巡ってみては。
- 北海道札幌市
- 入場料/無料
- 営業時間/7:00-22:00(入園21時まで)
- 定休日/無休(園内各施設は定休日あり)
- アクセス/詳しくは公式サイトをご確認ください。
- 所在地/北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
- お問い合わせ/011-790-1231
カニの庄屋(鉄砲汁)へのアクセス
根室市周辺の観光スポット
春国岱
根室半島の付け根、風蓮湖と根室湾の間に横たわる長大な砂州。長い年月をかけて堆積した砂丘は野生生物の宝庫で、自然観察に最適です。
和膳 今藤(三平汁)へのアクセス
札幌市周辺の観光スポット
さっぽろテレビ塔
地上90.38mの展望台からは眼下に札幌市街を、遠くに日本海や石狩平野をも望む情景が広がります。さっぽろホワイトイルミネーションや雪まつり期の、煌めく夜景も魅力的です。