さまざまな日本三大を探す旅
城や河川、お祭りなどのジャンル内で人気があるものを上位トップ3でくくって「日本三大○○」と称することがありますよね。いざ訪れてみると「日本三大」と称されるだけあり、言わば「ハズレのない」観光スポットです。ここでは、そんな「日本三大○○」の一部をご紹介します。

日本産大秘境の一つ 岐阜県の白川郷
「日本三大」と呼ばれるには理由があります
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- 日本三大清流(四万十川、長良川、柿田川)
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- 日本三大秘境(白川郷、祖谷、椎葉村)
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- 日本三大庭園(兼六園、後楽園、偕楽園)

1.日本三大清流
清らかな水が流れる3つの河川をご紹介します。まず高知県高岡郡を流れる「四万十川」。本流にダムが無いことから、「日本最後の清流」とも呼ばれています。
岐阜県および三重県を流れて伊勢湾に注ぐ「長良川」の中流域は、1985年に環境庁の「名水100選」に選出。鵜飼も有名です。
静岡県清水町を流れる「柿田川」(写真)は大量の湧き水を水源とする美しい川として知られています。真夏に、日本三大清流の美しい水場で遊んでみませんか?

2.日本三大秘境
日本が誇る3つの秘境をご紹介します。まず合掌造りの集落が残る岐阜県の白川郷。世界遺産にも登録された景色は、日本古来の息吹を感じさせます。
清らかな渓谷を持つ徳島県の祖谷(いや:写真)は、つり橋や人力ロープウェイなどワイルドな魅力が満載。
焼畑農業が世界農業遺産に認定されている宮崎県の椎葉村(しいばそん)は、栂の木歩道散策や山ヨガなどのアクティビティが充実しています。全国に散らばる秘境を訪れて、昔ながらの雰囲気を味わってみてはいかがでしょう。

3.日本三大庭園
優れた景勝を誇る、日本の三大庭園をご紹介します。石川県金沢市の「兼六園」は、冬景色も「しん」とした美しさがあります。
岡山市にある「後楽園」(写真)は、江戸時代初期に岡山藩主・池田綱政によって造営された、元禄文化を代表する庭園です。
茨城県水戸市の「偕楽園(かいらくえん)」は梅の花が咲く時期に訪れるのがおすすめ。庭園を訪れて日本の伝統的な文化に触れてみませんか。
日本三大◯◯観光におすすめの宿泊施設
四万十川(勝間沈下橋)へのアクセス
四万十川の沈下橋の施設紹介
沈下橋
欄干がなく増水時に川に沈んでも流失しないように作られた橋のこと。現在でも住人の生活道として使われ、四万十川の風物詩となっています。
長良川(鵜飼)へのアクセス
長良川周辺の観光スポット
ぎふ長良川の鵜飼 (ぎふながらがわのうかい)
1300年以上の歴史を持つ岐阜名物。2015年には国の重要無形民俗文化財に指定されました。かがり火の下で、鵜匠と鵜が一体となり鮎を捕らえる様子はまさに息を呑む光景です。
- 岐阜県岐阜市
- 開催期間/5月11日~10月15日※鵜飼休み及び増水等で鵜飼ができない日は中止。
- 鵜飼時間/19:45頃(時季やイベントにより変動があります)
- 出船時間・料金/【18:15】大人3,400円、小人1,700円【18:45、19:15】平日:大人3,100円、小人1,700円、土日祝日:大人3,400円、小人1,700円【貸切船】17:30から19:15までのご希望の時間に出船いたします。50人乗り136,000円、40人乗り108,800円、30人乗り81,600円、20人乗り54,400円、15人乗り40,800円(2019年9月6日現在の情報です)
- アクセス/JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から岐阜バス「高富行き」「市内ループ線左回り」など長良橋経由路線で20分。バス停「長良橋」下車、徒歩約1分。
- 開催場所/長良川
- お問い合わせ/058-262-0104(岐阜市鵜飼観覧船事務所)
柿田川(柿田川公園 湧水広場)へのアクセス
柿田川周辺の観光スポット
三島スカイウォーク (みしますかいうぉーく)
全長400mの三島スカイウォークは、日本一の長さを誇る歩行者専用吊橋。さまざまな角度から富士山や駿河湾、伊豆の山並みなどのロケーションが楽しめます。吊橋を渡った先にはジップラインなどのアクティビティも充実。
- 静岡県三島市
- 入場料/大人1,100円、中高生500円、小学生200円※幼児無料(2019年10月16日現在の情報です)
- 営業時間/9:00ー17:00※イベントや天候などにより変更することがあります。
- 定休日/年中無休
- アクセス/JR三島駅南口5番バス乗り場より東海バスに乗車、「三島スカイウォーク」下車すぐ。
- 所在地/静岡県三島市笹原新田313
- お問い合わせ/055-972-0084
白川郷へのアクセス
白川郷周辺の観光スポット
平湯大滝 (ひらゆおおたき)
四季折々の情景が美しい、「日本の滝百選」にも選定されている名瀑。厳冬の訪れと共に結氷した冬の滝は特に幻想的な光景です。
- 岐阜県高山市
- 所在地/岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
- お問い合わせ/0578-89-2614(奥飛騨温泉郷観光協会)
祖谷(かずら橋)へのアクセス
祖谷のかずら橋の施設紹介
祖谷のかずら橋 (いやのかずらばし)
シラクチカズラで編み連ねて創られている「かずら橋」は、周囲を木々に囲まれ、四季を通して自然と調和した美しい景観が魅力です。
- 徳島県三好市
- 料金/個人:大人(中学生以上)550円、小人(小学生)350円、団体(20名様以上):大人500円、小人320円(2019年12月4日現在の情報です)
- 営業時間/詳しくは公式サイトをご確認ください。
- アクセス/JR阿波池田駅より四国交通バス祖谷線で善徳バス停下車、徒歩約2分またはJR大歩危駅より三好市営バス大歩危線でかずら橋バス停下車、徒歩約1分
- 所在地/徳島県三好市西祖谷山村善徳
- お問い合わせ/0120-404-344(三好市観光協会)
椎葉村(上椎葉ダム)へのアクセス
椎葉村周辺の観光スポット
高千穂峡 (たかちほきょう)
溶岩台地が浸食され、流奇石や高さ約100mもの柱状節理の断崖が五ヶ瀬川の上流に約7キロにわたって続く峡谷。高千穂峡最大のハイライトは、真名井の滝周辺。滝が断崖を流れ落ちる様はまさに圧巻です。
- 宮崎県西臼杵郡高千穂町
- アクセス/高千穂バスセンターから車で約10分
- 所在地/宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井御塩井
- お問い合わせ/0982-73-1213(高千穂町観光協会)
兼六園へのアクセス
兼六園の施設紹介
兼六園 (けんろくえん)
日本三名園のひとつ。代々の加賀藩主が長い歳月をかけて完成した林泉廻遊式庭園。春の桜、夏のカキツバタ、秋の紅葉、冬の雪吊りと四季折々に趣があります。
- 石川県金沢市
- 入園料/大人320円、小人100円 / 時雨亭 呈茶:煎茶310円、抹茶730円 (2019年11月1日現在の情報です)
- 営業時間/7時00分〜18時00分(3月1日〜10月15日)、8時00分〜17時00分(10月16日〜2月末日) / 時雨亭:9時00分~16時30分(入館は16時00分まで)
- 定休日/年中無休 ※時雨亭は12月29日~1月3日まで休亭
- アクセス/詳しくは公式サイトをご確認ください。
- 所在地/石川県金沢市兼六町1
- お問い合わせ/076-234-3800(石川県金沢城・兼六園管理事務所)
後楽園(岡山県)へのアクセス
後楽園周辺の観光スポット
岡山城 (おかやまじょう)
豊臣秀吉の家臣・宇喜多秀家が築城した岡山城は漆黒の天守閣が見事で、別名を「烏城(うじょう)」と呼ばれています。
- 岡山県岡山市
- 入場料/常設展期間:大人320円 (260円)、小中学生130円 (110円)、展示入替期間:大人160円、小中学生65円※( )内は20名以上の団体料金です。※展示入替期間は一部展示物が見れない場所があります。ご了承ください。(2019年10月28日現在の情報です)
- 観覧時間/9:00~17:30 (入館は17:00まで)
- 休館日/12月29日~31日
- アクセス/バス:岡山駅から岡電バス「岡電高屋行き」、両備バス「東山経由西大寺行き」いずれも「県庁前」で下車、徒歩約5分、路面電車:「岡山駅前」から「東山行き」に乗車、「城下」下車、徒歩約10分
- 所在地/岡山県岡山市北区丸の内2-3-1
- お問い合わせ/086-225-2096
偕楽園へのアクセス
偕楽園の施設情報
偕楽園
水戸藩第九代藩主徳川斉昭により造られ、日本三名園のひとつに数えられています。早春は梅・桜、初夏にはつつじ、秋には萩、初冬には二季咲桜が楽しめます。