滋味あふれる九州のご当地鍋を食す旅

温暖な九州ですが、海沿いで冬は雪も積もる福岡では、独自の鍋料理文化が発展してきました。やはり地元の食材を使い、地元の酒と楽しむご当地鍋は別格。ここでは、福岡~九州のおすすめご当地鍋をご紹介します。

福岡と言えばモツ鍋!

福岡と言えばモツ鍋!

九州のご当地鍋3選

  1. 野菜もたっぶりのモツ鍋(福岡県)
  2. 鹿児島ブランド!豚しゃぶ(鹿児島県)
  3. 女子旅にもおすすめの水炊き(福岡県)

1.モツ鍋(福岡県)

福岡の郷土鍋と言えば「モツ鍋」。戦後の博多において、モツとニラをアルミ鍋で醤油味に炊いたものがルーツとなっており、近年はよりルーツに近い「モツすき」も人気となっています。

キャベツやニラなどの野菜をふんだんにいただけること、カツオだしのあっさりした味付けは女性にも好評。福岡市内には「もつ幸」「おおやま」「元祖 もつ鍋 楽天地」「中洲二丁目屋台」などの名店がそろいます。

シメは長崎発祥のちゃんぽん麺がおすすめ。太麺がスープの旨味を吸ってたまらないおいしさです。

2.豚しゃぶ(鹿児島県)

角煮をはじめ、豚肉料理で知られる鹿児島。鍋料理としては、ブランドの「黒豚」を使用した豚しゃぶが人気です。

市電「天文館通」より徒歩5分の場所にある「松坂」。一番の特徴はそばつゆでしゃぶしゃぶし、その煮汁とともにいただくこと。あっさりしたダシの風味が豚肉の甘さを引き立てます。

黒豚しゃぶしゃぶ発祥の店「あぢもり」では、秘伝のダシと卵をブレンドしたつけダレが特徴。地産の芋焼酎とともにお楽しみください。

3.水炊き(福岡県)

日本の鍋の代表格とも言える鶏の水炊き。実は、長崎出身の林田平三郎が明治時代に西洋料理のコンソメと中国の鶏の水煮を組み合せて生み出した料理だとご存じでしたか?その後、林田は福岡に「水月」を開き、以降、福岡の郷土料理として親しまれてきました。

福岡市内には、その「水月」をはじめ、「博多水炊き とり田」「博多水炊き 大和」、博多のブランド鶏「華味鳥」を扱う「とりまぶし」など名店そろい。

モツ鍋と同じく、コラーゲンたっぷりなので、女子旅にもおすすめです。

博多

鹿児島市

もつ幸(モツ鍋)へのアクセス

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■住所
 〒812-0024 福岡県福岡市博多区綱場町7−14
■電話番号
 092-291-5046
■電車でのアクセス
 地下鉄箱崎線 呉服駅より徒歩約2分
■駐車場
 なし

水月(水炊き)へのアクセス

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■住所
 〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾3丁目16−14
■電話番号
 092-531-0031
■電車でのアクセス
 西鉄天神大牟田線 西鉄平尾駅より徒歩約10分
■駐車場
 あり

福岡市周辺の観光スポット

福岡の屋台 (ふくおかのやたい)

福岡といえばやはり屋台!夜になると一斉に灯る明かりの群れは昼の街並みと異なる表情を見せ、独特の景色を作り出します。2023年には長浜ラーメンの発祥である長浜屋台街が復活。長浜・天神・中州の3大屋台街としてさらに盛り上がりを見せています。

  • 福岡県福岡市
  • 営業時間/店舗により異なる
  • 場所/福岡市内

櫛田神社 (くしだじんじゃ)

博多の総鎮守として親しまれ、博多の夏の風物詩・博多祇園山笠が奉納されることでも有名です。神社内の博多歴史館には、櫛田神社の数多い社宝のうち、歴史的にも民族資料としても価値の高いものが厳選され展示されています。また、櫛田神社には文政元年(1818年)日本最初の図書館「櫛田文庫」が開かれた歴史があり、当時の書物も保管されています。

  • 福岡県福岡市
  • 参拝料/無料 ※博多歴史館入館料 300円
  • 定休日/なし ※博多歴史館は月曜日休館
  • 参拝時間/本殿4:00~22:00 ※博多歴史館 10:00~17:00(入館は16:30まで)
  • アクセス/地下鉄 祇園駅2番出口より徒歩約5分
  • 所在地/福岡県福岡市博多区上川端町1-41
  • お問い合わせ/092-291-2951

福岡城跡 (ふくおかじょうあと)

初代福岡藩主・黒田長政が父・官兵衛とともに7年の歳月を費やして築いた、九州屈指の規模を誇った名城。大天守台からは福岡市街を見渡せる素晴らしい眺望が広がります。

  • 福岡県福岡市
  • 入城料/無料(イベント期間中を除く)
  • 開城時間/終日
  • アクセス/福岡市営地下鉄 赤坂駅(2番出口)より徒歩約10分(三の丸スクエアへは 大濠公園駅(5番出口)より徒歩約10分)。
  • 所在地/福岡県福岡市中央区城内1-4
  • お問い合わせ/092-732-4801(福岡城むかし探訪館 9:00~17:00)

博多どんたく 港まつり (はかたどんたく みなとまつり)

「博多どんたく港まつり」は、今からおよそ840年前の治承3年(1179年)に始まったとされる伝統的な民俗行事「博多松囃子」を起源としています。長い歴史の中で受け継がれ、今日では国内外から200万人以上の人出で賑わう日本有数のお祭りとなっています。
毎年5月3日・4日の2日間、老若男女が思い思いの仮装でしゃもじを叩いて町を練り歩き、町に作られた舞台、広場で踊りを披露し、町中がどんたく一色で湧き返ります。参加どんたく隊のべ約650団体、出場者約3万3千人、見物客約200万人、春のゴールデンウィーク期間中、日本有数の祭りといわれています。

  • 福岡県福岡市
  • 料金/無料
  • 開催期間/5月3日・4日
  • アクセス/JR博多駅より徒歩約15分。地下鉄 天神駅より徒歩約5分。地下鉄 中洲川端駅より徒歩すぐ。
  • 開催場所/福岡市明治通り
  • お問い合わせ/092-441-1118(福岡商工会議所 福岡市民の祭り振興会・博多どんたく事務局)

あぢもり(豚しゃぶ)へのアクセス

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■住所
 〒892-0843 鹿児島県鹿児島市千日町13−21
■電話番号
 099-224-7634
■電車でのアクセス
 天文館通駅より徒歩約3分
■駐車場
 なし

鹿児島市周辺の観光スポット

天文館 (てんもんかん)

アーケード内には郷土料理店やみやげもの店をはじめ、カフェやレストランなどが立ち並んでおり、南九州一の繁華街として人気のスポットです。

  • 鹿児島県鹿児島市
  • 営業時間/店舗により異なる
  • アクセス/JR鹿児島中央駅より市電(鹿児島駅前行き)で約6分「天文館通」電停下車
  • 所在地/鹿児島県鹿児島市東千石町
  • お問い合わせ/099-298-5111(観光交流センター)

仙巌園(磯庭園) (せんがんえん(いそていえん))

19代島津光久によって築かれた別邸です。錦江湾や桜島を庭園の景観に取り入れた、雄大な借景が仙巌園の最大の魅力です。

  • 尚古集成館本館は、耐震・リニューアル工事のため、2022年5月9日~2024年10月末(予定)まで休館中です。※別館は、通常通り開館いたします。
  • 鹿児島県鹿児島市
  • 入場料(庭園+尚古集成館)/大人(高校生以上)1,000円、小中学生500円 ※+御殿拝観:大人(高校生以上)1,500円、小中学生750円
  • 開園時間/9:00~17:00
  • 休館日/年中無休 ※3月第1日曜日は鹿児島マラソンの為休園
  • アクセス/カゴシマシティビュー 仙巌園前駅よりすぐ。民営バス(3社)で「仙巌園前」バス停下車すぐ
  • 所在地/鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
  • お問い合わせ/099-247-1551

若き薩摩の群像 (わかきさつまのぐんぞう)

鹿児島中央駅の正面で、観光客を迎える19人の銅像。モデルは、幕末に薩摩藩によって英国へと派遣された留学生たち。日本を代表する彫刻家・中村晋也氏により制作されました。

  • 鹿児島県鹿児島市
  • 料金/無料
  • 営業時間/常時
  • 所在地/JR鹿児島中央駅前東口広場
  • お問い合わせ/099-298-5111(観光交流センター)

旧鹿児島紡績所技師館(異人館) (きゅうかごしまぼうせきじょぎしかん(いじんかん))

第12代薩摩藩主島津忠義が日本で最初の洋式紡績工場を設立したときに招いた英国人技師たちの宿舎で、幕末期の貴重な西洋風建築です。

  • 鹿児島県鹿児島市
  • 入館料/一般200円、小中学生100円
  • 開館時間/8:30~17:30
  • 休館日/年中無休
  • アクセス/JR仙巌園前駅より徒歩約2分。JR鹿児島中央駅より車で約20分。鹿児島駅より車で約6分。
  • 所在地/鹿児島県鹿児島市吉野町9685-15
  • お問い合わせ/099-247-3401

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