八重山諸島の島々で豊かな自然を満喫できるおすすめスポット15選

「川平湾（かびらわん）・川平公園（かびらこうえん）」は、八重山諸島の玄関口である石垣島のなかでも一番人気といわれる景勝地です。「川平湾」は日本百景にも選ばれるほど美しく波も穏やかなのですが、潮流が激しいため遊泳禁止となっています。ただ、グラスボートに乗れば、ガラス張りになっている中央の船底から、水中のサンゴや熱帯魚などを見られます。お子様でも安心して楽しめるので、ぜひ体験してみてください。「川平湾」から続く「川平公園」は、天然記念物となっている国立公園です。周辺には売店やお食事処、宿泊施設などがあり、多くの観光客が訪れる場所となっています。

「平久保崎」は八重山諸島、石垣島の北東に位置する平久保半島の最北端です。黒毛和牛の放牧地を抜けると、日本ロマンチスト協会より恋愛の聖地として認定された「恋する灯台」が見えます。この灯台の右手側には太平洋、左手側には東シナ海が広がり、その様子はまさに絶景です。「平久保崎」で見られる絶景はもう一つあります。それが水平線に沈む夕日と夕焼けです。夕方になると観光客も少なくなるため、美しい夕日をゆっくり眺めてみてはいかがでしょうか。

「名蔵湾（なぐらわん）」は八重山諸島の石垣島南西部に広がる、島で最大の湾です。周辺には、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキなど、亜熱帯特有のマングローブ林が広がっています。干潮時には観光客が散策したり、地元住民が潮干狩りをしたりする姿も見られる場所です。波が穏やかなためSUPやシュノーケル、カヌー体験もできる「名蔵湾」は、サンセットスポットとしても有名。ぜひ、きれいなサンセットを堪能してください。また、周辺にはテーマパークやお食事処、体験施設などもあります。

石垣島のオーシャンビュースポットのなかでも、特に人気の高い「玉取崎展望台」。展望台に向かう道のりでも、周辺に咲くハイビスカスやヤシの木がリゾート気分を盛り上げます。展望台の日陰は海からの涼しい風が通り抜けるため、気持ちの良い時間を過ごせるでしょう。空港から近いため、到着後や出発前に立ち寄ることもできます。駐車場も広く自動販売機やトイレもあるため、冷たいものを飲みながらゆっくりと景色を楽しんではいかがでしょうか。周辺にはカフェやレストランもあります。

「米原（よねはら）ヤエヤマヤシ群落」は、八重山諸島のなかでも石垣島と西表島にしか生息しない、非常に珍しいヤシの群落が見られる場所です。「世界で最も美しいヤシ」ともいわれるヤエヤマヤシは植物学にとっても貴重な種類であり、国の天然記念物にも指定されています。幹は30cm、樹高は25mにもなる大型で、大きな波状複葉の葉をつけるというのが特徴的。美しいヤエヤマヤシを見ながら散策すれば、慌ただしい毎日を忘れてリフレッシュできるでしょう。また、周辺にはサトウキビジュースの販売店があるので、ぜひ味わってみてください。

「大浜海岸」は石垣島の大浜地方に位置し、自然環境が豊かで、さまざまな動植物が生息している海岸です。ごつごつした岩とサンゴが多いため、海水浴やシュノーケルはできません。しかし、東部の海岸沿いには散策路があり、西部には咲き誇る花がきれいな崎原公園があります。朝日が美しく、また、季節によっては南十字星が見える夜景が広がり、散策を楽しむには良い場所です。地元の方に愛されている「大浜海岸」ですが、観光客は少ないため穴場スポットといえるでしょう。ここで朝日を見てから崎原公園を巡り、その日の観光をスタートさせるのもおすすめです。

「ゆらてぃく市場」は、JAおきなわが石垣島で運営している大型の農畜産物販売所です。野菜や果物、肉や魚はもちろん、花や観葉植物、お菓子など、さまざまな品物が並んでいます。どれも八重山諸島の特産品ばかりで、お土産を購入するにもおすすめの場所です。ただし、商品のなかには県外への持ち出しが禁止されているものもあるので、その点は要注意。お弁当やお惣菜も販売されているため、地元の味を楽しみたい方はここで購入するのも良いでしょう。

与那国島にある「Dr.コトー診療所」は、人気ドラマに登場する「志木那島診療所」の撮影セットです。八重山諸島の美しい海のすぐ近くにあり、中に入って見学できます。細部にもこだわってつくり込まれたセットは待合室や入院室などもそのままで、まるでドラマの世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。白衣を着て記念撮影することも可能なので、訪れた記念にぜひ1枚撮影しておきましょう。また、「Dr.コトー診療所」の目の前には、何度もドラマに登場した天然ビーチ「比川浜（ひがわはま）」もあります。

「鳩間島灯台（はとまじまとうだい）」は、周辺海域の海難事故解消を目的として、1948年に設置された灯台です。鳩間島のほぼ中央、標高34ｍの高台に立っています。灯台そのものには入れないものの、隣にある高台からは島が一望できます。エメラルドグリーンの海や西表島（いりおもてじま）、小浜島などの島々がつくりだす自然の絶景は圧巻です。八重山諸島の美しい風景と鳩間島の豊かな自然を存分に楽しみ、たくさんの思い出をつくりましょう。

竹富島にある「カイジ浜」は、「星砂の浜」として知られていますが、潮流が速いため、遊泳はできません。ここでは星の砂を探しながら、浜辺を散策してみましょう。星砂は持っていると幸福が訪れると言われていますが拾った星の砂は持ち帰れないため要注意。周辺のお土産物店での購入が必要です。星砂の他にもカルカリナという「太陽の砂」もありますので2種類の砂を見比べて違いを発見してはいかがでしょうか。

「シュガーロード」は八重山諸島の中央に位置する「小浜島（こはまじま）」にある一本道です。道の両側にはさとうきび畑が広がり、かつて人気を博したドラマのなかでは通学路として登場しています。ドラマを知らない方でも美しい景色を満喫できるため、ぜひ一度訪れてみてください。秋を過ぎた頃にはさとうきびが伸びることから、特に良い景色が広がります。また、シュガーロードをはじめ小浜島を巡る手段として、レンタサイクルがおすすめです。島を一周する所要時間は、自転車であれば約4時間。アップダウンが多いので電動自転車がおすすめです。レンタサイクルを利用して、島の穏やかな風を感じながら散策することができるでしょう。

「黒島研究所」は八重山諸島の黒島にあり、おもにウミガメ類の調査研究をしている施設です。黒島自体がサンゴ礁の離島であることから、サンゴの調査実績もあります。国内屈指のサンゴ標本コレクションのうち一部は一般にも公開されているため、見学希望の場合は資料展示室へ。生物飼育室では、ウミガメをはじめ、ハブやヤシガニなどの姿も見ることができます。その他、長期休暇中にはウミガメの放流体験やウミガメの生態など、お子様連れで楽しめるウミガメに関する勉強会なども開催。研究員が質問に答えてくれるので、わからないこと・知りたいことがあれば質問してみましょう。

八重山諸島の西表島（いりおもてじま）東部にある「大見謝（おおみじゃ）ロードパーク」は、マングローブ林内を散策できる遊歩道があり、近くでマングローブを観察できるうえ、森林浴を楽しめるスポットとして人気です。展望台では、鳩間島方面の青い海を見渡すこともできるなど、八重山諸島の自然を楽しめます。自然を満喫するなら、やはり晴れの日がおすすめ。天候に恵まれれば眺望も抜群です。

「浦内川ジャングルクルーズ」は、八重山諸島でも亜熱帯の森が多くを占める西表島（いりおもてじま）で人気のツアーです。浦内川は、満潮の際上流8kmのところまで海水が上がってきます。そのため、海水・淡水・汽水域に住む動植物が混在する、豊かな自然がつくられているのが特徴です。ツアー中は、ガイドの説明を聞きながら野生動物を間近で見られたり、軍艦岩に上陸して記念撮影もできたりするなどの楽しみも。予約なしでも参加できるため、時間が合う方は参加してみてはいかがでしょうか。

「西表の少年（いりおもてのしょうねん）」は、上原港からすぐのところにある注目のカフェです。シーサーが出迎えてくれる入り口の右手にお店があります。オーナー自らDIYしたというお店には、ウッドデッキやパーゴラまであり、とても素敵な雰囲気です。早朝から営業しているため、波照間黒糖黒蜜を使ったフレンチトーストなどが食べられるモーニングから利用できるのもうれしいところ。女性に人気のメニューから男性にもおすすめのボリューミーなメニューまでが揃います。西表島の黒糖や沖縄特産のさとうきびを使ったジュース、シナモンチャイなどもおすすめです。