絶景に世界遺産にグルメにと、魅力が満載の南国・沖縄。首里城など、全国的に有名な名所もたくさんあります。数多くの見どころに加え、一年を通して温暖な気候と観光旅行には最適です。今回はそんな沖縄旅におすすめの観光スポットを、厳選してご紹介。初めて訪れた人はもちろん、何度も訪れている人も満足できること間違いなしの沖縄旅行を思いっきり楽しみましょう。
目次
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沖縄を代表する文化財が多く点在する世界遺産首里城跡「首里城公園」
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琉球王国の歴史が感じられる聖地「斎場御嶽」
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自然の美しさを誇る難攻不落の城「勝連城跡」
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かつて北部の守りを固めていた、沖縄人の心の拠り所「今帰仁城跡」
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沖縄を代表する、古来より語り継がれる祈りの聖地「波上宮」
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東シナ海と草原と岸壁が作りだした絶景が楽しめる「万座毛」
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沖縄の大自然を全身で体感できる景勝地「残波岬」
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沖縄の地底に広がる神秘的な鍾乳洞「玉泉洞」
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幻想的な青の洞窟で有名! マリンアクティビティも楽しめる「真栄田岬」
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沖縄のあらゆるものが手に入る「那覇市国際通り商店街」
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湖水観賞舟で沖縄亜熱帯の自然を楽しめる「ビオスの丘」
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沖縄の美しい海の上を渡ることができる橋「古宇利大橋」
首里城公園
沖縄を代表する文化財が多く点在する世界遺産首里城跡「首里城公園」

写真:首里城公園(守礼門)
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世界遺産
首里城公園とは、火災により正殿を含め一部の建物が焼失してしまった首里城を中心とした公園です。守礼門や園比屋武御獄石門、円覚寺跡や弁財天堂など、琉球王国時代から伝わる多くの文化財が点在しており、琉球の歴史と文化を感じ取ることができます。散策するのであれば、首里城の魅力を新たに発見するための首里城復興モデルコースがいくつか設定されていますので、今まで何度も訪れた方もそうでない方もぜひ巡ってみてはいかがでしょうか。散策に疲れたら、首里城公園レストセンター(首里杜館)での休憩がおすすめ。レストランや売店があるうえに、首里城について学べる模型やパネル展示などが用意されています。
斎場御嶽
琉球王国の歴史が感じられる聖地「斎場御嶽」

写真提供:南城市教育委員会
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世界遺産
琉球王国最高の聖地・斎場御嶽(せーふぁうたき)。御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称です。ここでは琉球の最高神女(さいこうしんじょ)であった聞得大君(きこえおおきみ)の就任の儀式など、琉球国にとって大変重要な儀式が行われてきた土地であるため、琉球の開びゃく神話に登場する沖縄の七御嶽の中でも最上格の聖地なのです。6ヶ所の神域(イビ)がありそのうちの2ヶ所は、首里城内にある場所と同じ名前です。2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして、世界遺産に登録されました。ガイドと一緒に巡るツアーは所要時間約50分。斎場御嶽にまつわる神話、琉球王国の歴史など、興味深い話を聞くことができます。
※2021年3月現在、立ち入り制限が行われています。
勝連城跡
自然の美しさを誇る難攻不落の城「勝連城跡」

写真提供:©沖縄観光コンベンションビューロー
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世界遺産
自然の断崖を利用し、難攻不落と言わしめた勝連城。15世紀に海外貿易により繁栄をもたらした王、阿麻和利(あまわり)が居城していたと伝わっています。一時は首里城にも負けないほど栄えていたと伝えられており、現存する城壁は優美な曲線が美しいと人気です。2000年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。城跡の頂上は海を望める絶景スポットとしても有名。海からの心地よい潮風に吹かれながら、コバルトブルーに輝く海と青い空の広がりを感じることができます。上部までの階段はかなり急ですので、ジャージにスニーカーなど動きやすい服装で訪れるようにしてください。
また2021年10月に新施設「あまわりパーク(歴史文化施設及び観光ターミナル)」がオープンしました。
今帰仁城跡
かつて北部の守りを固めていた、沖縄人の心の拠り所「今帰仁城跡」

写真提供:©沖縄観光コンベンションビューロー
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世界遺産
世界遺産に認定されているグスクの一つ、今帰仁城跡。沖縄本島の北部にあり、かつてはやんばるの地を守る要の城が建っていました。琉球が中山の尚巴志によって統一される前は北山王の居城として、統一後は琉球王府から派遣された役人が務める城として機能していたとされています。首里城とほぼ同規模の名城で本門や旧道など、歴史的な遺産が多く残ります。1月中旬から2月上旬にかけては寒緋桜が花をつけるため、桜の名所としても多くの人から親しまれています。例年その時期になるとライトアップなどが行われる「グスク桜まつり」が開催されるなど、イベントも豊富です。
波上宮
沖縄を代表する、古来より語り継がれる祈りの聖地「波上宮」

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神社仏閣
波の上ビーチの側の崖に鎮座する、沖縄では最も格式高い神社「波上宮」。古来より伝わる海神の国(ニライカナイ)の神々に、人々が豊漁と豊穣の祈りを捧げた聖地の一つです。室町時代の初め頃の創建と推定されていますが、その以前よりこの地に住む人々の心の拠り所となっており、那覇港を出入りする船はこの波上宮に向かい、航路の安全を祈ったり航海の無事を感謝していたりしていたと伝わっています。境内には狛犬の代わりにシーサーが置かれていたり、ヤシの木が生えていたりと、沖縄らしさを感じることができます。24時間参拝が可能な上に、那覇空港からのアクセスも抜群なので沖縄旅行の行きか帰りに寄るのもおすすめです。
万座毛
東シナ海と草原と岸壁が作りだした絶景が楽しめる「万座毛」

写真提供:©沖縄観光コンベンションビューロー
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絶景
恩納村役場の北西にある、琉球石灰岩で構成された岸壁。琉球王国の尚敬王がこの地を訪れた際に「万人が座するに足る毛(草原)」と評したことから、「万座毛(まんざもう)」と呼ばれるようになったと伝わっています。万座毛の見どころといえば、なんといってもこの岸壁から臨める東シナ海の絶景。また15~20分で一周できる遊歩道を歩くと、県の天然記念物に指定されているハナコミカンボク、オキナワスミレ、オキナワマツバボタン、ヒメスイカズラなどの貴重な植物も見ることができます。帰りには、オープンした新施設で万座毛限定の泡盛やお土産品を買って帰るのを忘れずに。
残波岬
沖縄の大自然を全身で体感できる景勝地「残波岬」

写真提供:©沖縄観光コンベンションビューロー
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絶景
残波岬は、沖縄本島の最西端に位置します。高さ約30mの断崖絶壁が約2㎞に渡って続く、迫力の景勝地です。目の前に広がる青い海と空、真っ白な灯台もある沖縄らしい光景が目の前に広がります。沖縄ならではの大自然を体感しましょう。周囲にはリゾートホテルが立ち並び、特に海沿いは夕焼けのビュースポットとして人気です。周辺には岬のある広場のシンボル巨大シーサー残波(ざんぱ)大獅子(うふじし)が鎮座していますので、こちらでも記念写真を残しておきましょう。駐車場の近くにはカフェやBBQ施設、ふれあい動物コーナーもあり、可愛いヤギにエサやり体験ができます。
玉泉洞
沖縄の地底に広がる神秘的な鍾乳洞「玉泉洞」

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自然
おきなわワールド内にある玉泉洞は約30万年という年月が創り出した鍾乳洞で、天然記念物にも指定されています。
全長5,000m、鍾乳石100万本以上を擁しており、国内最大級の規模を誇ります。(一般公開は890m)
鍾乳洞内で見ることができる様々な種類の鍾乳石は成長スピードが3年月で1mm。滴り落ちる水の音とともに何万年もの時を経て今に続く、地底の時間を体感してください。
玉泉洞での地底旅行の後も、熱帯フルーツ園や伝統工芸、スーパーエイサーショーやハブ博物公園など見所が満載。時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです。
真栄田岬
幻想的な青の洞窟で有名! マリンアクティビティも楽しめる「真栄田岬」

写真提供:©沖縄観光コンベンションビューロー
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絶景
沖縄本島の北部に位置する真栄田岬。ここで特に注目されているのが「青の洞窟」と呼ばれる、海水の浸食によってできた洞窟です。太陽光の反射によって海水が幻想的に青く輝く光景が幻想的なため、多くの観光客から人気を集めています。付近には青の洞窟に関連したマリンアクティビティやツアーなども数多く用意されているので、それらに参加するのもおすすめです。特に、西海岸の海を見ることができる東屋からの光景は感動もの。2月から3月末にかけては、運がよければ沖合にザトウクジラが見られることもあるそうです。
那覇市国際通り商店街
沖縄のあらゆるものが手に入る「那覇市国際通り商店街」

沖縄観光の玄関口と言えば、那覇市国際通り商店街!通りにはデパート、レストラン、サービス、雑貨店や、ホテル、お土産屋など約600の店や事業所が軒を連ねます。ちんすこう、泡盛、琉球ガラスなどのお土産物屋や、沖縄そばやタコライス、サーターアンダギーやソフトクリームなどの沖縄グルメも充実しています。沖縄食材が集まる「第一牧志公設市場」もあり、メイン通りから枝分かれした個性豊かな路地がたくさんあるので、ここを歩き回るだけでも楽しめます。疲れたら一休みできるカフェも豊富です。国際通りに訪れたら、隣接するグランドオリオン通りに作られた屋台村にもぜひ足を運んでみてください。運がよければ、島唄や舞、踊りなどの郷土芸能やライブ、ショーが楽しめます。
ビオスの丘
湖水観賞舟で沖縄亜熱帯の自然を楽しめる「ビオスの丘」

ビオスの丘は、沖縄亜熱帯の動植物たちとの触れ合いを楽しむことができる施設です。広い園内では体を使うアクティビティがあったり、動植物と触れ合ったりと、様々な楽しみが用意されています。特に人気なのは湖水観賞舟。これは亜熱帯植物やランの花を見ながら湖面を渡るクルーズです。カヌーやSUPなどで思い切り身体を動かしてみるのも楽しいでしょう。疲れたら、ゆったりとした足どりで進んでくれる水牛車で園内を散策してみるのもおすすめ。沖縄そばやタコライスなどの地元グルメが堪能できるレストランもあるので、一日中満喫できます。
古宇利大橋
沖縄の美しい海の上を渡ることができる橋「古宇利大橋」

写真提供:©沖縄観光コンベンションビューロー
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絶景
古宇利大橋は古宇利島と屋我地島の間をつなぐように架けられた、全長約1,960mの海上橋です。橋の両側に海が見えるので、まるで海の上を走っているかのように感じられる絶景のドライブコースとして観光客からも人気です。橋の先にある古宇利島には、天から降り立った「ウミナイ」と「ウミキィ」という男女が生活し、そこから人類は繁栄していったという沖縄版「アダムとイブ」のような伝説が残されています。そのため恋の島と呼ばれ恋愛パワースポットにもなっています。ハート型の岩があるティーヌ浜なども写真映え間違いなし。特にカップル旅行におすすめのスポットです。
南国を思う存分感じることができる沖縄は、家族旅行はもちろん、女子旅やカップル旅行にもおすすめです。観光で沖縄を訪れた際には、今回ご紹介したスポットに足を運んでみてください。
※2021年3月1日時点の情報です。
※最新情報は各施設の公式サイトをご確認下さい。