海が美しいことで有名な沖縄県・宮古島市。透明度の高いエメラルドグリーンやコバルトブルーの海では、ダイビングなどのマリンスポーツも人気です。しかし宮古島の魅力は海だけではありません。数々の絶景スポット、亜熱帯気候ならではの動植物、伝統工芸品、グルメ、地理・歴史など、観光名所がたくさんあります。今回は魅力あふれる宮古島のおすすめ観光スポットをご紹介します。
与那覇前浜ビーチ
白い砂浜と宮古ブルーの海が息をのむ美しさ「与那覇前浜ビーチ」
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フォトジェニック
東洋一の美しさとも称される、宮古島を代表するビーチ「与那覇前浜(よなはまえはま)ビーチ」。7kmにもおよぶきめ細やかで、雪のように白い砂浜と、透き通った「宮古ブルー」と呼ばれるエメラルドグリーンの海が特徴です。トライアスロン宮古島大会のスタート地点でもあります。肌あたりの良い砂浜と穏やかな海のため、海水浴にもぴったり。ジェットスキーやバナナボートなどのアクティビティも豊富に楽しめます。サンセットも美しく、一日を通して海を満喫できるでしょう。対岸の来間島(くりまじま)へつながる来間大橋を望む景色も魅力的です。
雪塩ミュージアム
宮古島の雪塩を多彩な角度から学べる「雪塩ミュージアム」
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美術館・博物館
宮古島の特産品“雪塩”について学べる「雪塩ミュージアム」。雪塩の特徴であるふわふわとした粉状は、世界的にも珍しいタイプなのだそう。できたての雪塩がパッケージされていく工程や、特性を活かす使い方を、ガイド動画・美容体験コーナーなどから知ることができます。館内のショップは、雪塩だけでなく雪塩を使ったお菓子や化粧品など豊富な商品を取り扱っており、お土産選びにも最適です。また、2006年発売の人気商品「雪塩ソフトクリーム」はラウンジで味わうことができます。見て、触って、味わって、さまざまな角度から雪塩を体感できるため、大人から子どもまで楽しめるスポットです。
パイナガマビーチ
地元の人も利用する市街地に最も近いビーチ「パイナガマビーチ」
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自然
宮古島の市街地に最も近いビーチ「パイナガマビーチ」。観光客だけでなく地元の人にも多く利用されているのが特徴で、東屋や遊歩道もあり、海水浴だけではないさまざまな過ごし方ができます。市街地から近いため、宿泊ホテル滞在中に気軽に散歩するのもおすすめです。駐車場からビーチへ続く道など、ビーチ周辺がバリアフリーになっているのも、利用しやすい嬉しいポイント。夏にはハブクラゲ防止のネットも設置され、お子様連れの方も安心して海水浴が楽しめる、おすすめのビーチです。
砂山ビーチ
砂山を登ってたどり着くフォトジェニックな絶景ビーチ「砂山ビーチ」
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フォトジェニック
青い海と白い砂浜、トンネルのような岩が特徴的な沖縄を代表する人気の観光スポット「砂山ビーチ」。その名のとおり砂山を登ってたどり着くビーチです。砂山から望むのは、息をのむほどの美しい絶景。緑も豊かで、空と海の青、砂浜の白とのコントラストが美しく、岩の造形と合わさり壮大な自然を堪能できます。海の向こうには伊良部島(いらぶじま)や池間島(いけまじま)が見え、思わず写真を撮りたくなる絶景です。「砂山ビーチ」で代表的なトンネルのような岩は、隆起珊瑚が波によって削れてできた自然の産物です。トンネル越しに見る海やサンセットは、この場所でしか見られない人気の撮影スポットです(※)。
※ 2022年2月現在、手前にアーチ保護網と柵を設置し、立ち入りを禁止しています。撮影する際には柵等が写り込む可能性があります。
イムギャーマリンガーデン
穏やかな入り江の海とパノラマ絶景が魅力「イムギャーマリンガーデン」
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絶景
自然の海岸線や入り江を活かして整備され、“光と水と緑にあふれた豊かなまちづくり”をテーマとした海浜公園「イムギャーマリンガーデン」。入り江にあるビーチはとても穏やかで、お子様の海水浴やシュノーケリングにも最適です。比重の異なる入り江の湧き水が海水と混ざり合うと、水がゆらいで見える現象が起こることから、地元では「海中の湧き水」を意味する「イムギャー」とも呼ばれます。ビーチで泳ぐだけでなく、園内には遊歩道や展望台もあり、自然を散策しながら絶景を楽しめるのも魅力です。遊歩道を散策すると見えてくる高さ約30mの展望台では、360度パノラマを一望でき、絶景に旅の疲れも癒やされること間違いなしです。
新城海岸
シュノーケリングでサンゴと熱帯魚の海を満喫「新城海岸」
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自然
「新城海岸(あらぐすくかいがん)」は、吉野海岸に並ぶシュノーケリングに人気のビーチです。遠浅の海は、サンゴが広がり、鮮やかで可愛らしい熱帯魚も見ることができます。穏やかで浅い海は、お子様にもおすすめ。満潮時には水が深くなるためシュノーケリングができ、美しい海と生きものを満喫できます。運が良ければウミガメにも出会えるかもしれません。
まいぱり宮古島熱帯果樹園
トロピカルな植物とフルーツを堪能できる「まいぱり宮古島熱帯果樹園」
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グルメ
「まいぱり宮古島熱帯果樹園」は、亜熱帯地域の植物やフルーツを体感できるトロピカルな果樹園です。「まいぱり」とは地元の言葉で、「前浜(まいはま)」に隣接する「ぱり(畑)」という意味。園内にはパイナップル畑やバナナ畑をはじめとするさまざまなトロピカルフルーツが植えられ、目で見るだけでなく収穫体験や収穫したてのフレッシュなフルーツを使ったフルーツジュースなども楽しめます。ヤシの木やアレカヤシ群生林など南国ならではの植物も見どころです。解説付きのトロピカルガイドツアーでは、カートに乗って、見どころを余すことなく巡ることができます。また、天然記念物「宮古馬」の牧場があり、馬への餌やり体験楽しむのもおすすめです。
宮古島市総合博物館
宮古の自然と風土をじっくり学べる「宮古島市総合博物館」
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美術館・博物館
“宮古の自然と風土”をメインテーマとして、1989年11月1日に開館した「宮古島市総合博物館」。宮古島について深く学べるスポットです。展示内容は歴史・民俗・自然科学・美術工芸の4部門。展示品や資料には、実物だけでなくジオラマ・映像・タッチパネルなども使用されており、わかりやすく学べ、最後まで楽しみながら見学できる点が魅力です。期間限定で開催される企画展にも注目。幅広い年代で楽しめるでしょう。宮古島の歴史や文化を知って、より有意義な宮古島旅行をお過ごしください。
盛加ガー
大自然と歴史を感じられる宮古島の人々を支えた水源「盛加ガー」
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自然
水道の普及前、宮古島の人々を支えたウリガー(洞井)のなかでも平良近郊ではもっとも規模の大きいものが、「盛加ガー(ムイカガー)」です。ウリガー(洞井)とは、地下にある湧水地のことで、洞窟のなかの泉を指します。川のない宮古島では、天水とウリガー(洞井)で水を確保していました。盛加ガーは、直径約24mの開口部から石段を103段降りたところにあります。石段は、かつて水汲みに訪れた女性たちが上り下りすることで石の角が取れ滑らかになっています。盛加ガー内には、貝殻が多くみられ、周辺からは青磁片、土器片などが採取されていることから、古くから集落の水源地として利用されていたことが分かります。洞窟をつくり出す自然の偉大さと、水と人間の文化、その両方を感じられるおすすめのスポットです。
宮古島市体験工芸村
沖縄・宮古島ならではの物づくり体験ができる「宮古島市体験工芸村」
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自然
沖縄・宮古島ならではの物づくり体験ができる「宮古島市体験工芸村」は、宮古島市熱帯植物園内にあります。赤瓦が特徴の工房は、宮古織物・島ぞうり・陶芸・チガヤ・貝細工・アート工房などの8種類。1時間ほどで完成するものから、2時間ほどかけてつくる大作などお選びいただける他、物づくりに限らず沖縄伝統衣装の体験など、多彩な体験プランが用意されています。幅広い年齢の方が楽しめ、お子様の夏休みの自由研究や工作にもおすすめです。商品販売もあり、自分でつくったものだけでなく、お土産に購入することもできます。入園は無料のため、緑豊かな植物園内を散策するのもおすすめです。
比嘉ロードパーク
ドライブで立ち寄りたい標高98.2mの絶景休憩所「比嘉ロードパーク」
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グルメ
東平安名崎(ひがしへんなざき)と池間島の間、宮古島の外周道路で最も高い場所にある「比嘉ロードパーク」(※2021年12月現在)。ドライブの際に立ち寄れる休憩所です。東シナ海に面し、断崖絶壁の上に佇むこの地は展望台として人気のスポット。標高98.2mの迫力ある眺めを堪能できます。宮古島の美しいサンゴの海と池間島が見え、天気次第では神が宿る島といわれる大神島も遠くに見ることができます。日の出やサンセットなどのビュースポットとしてもおすすめです。大きな東屋とトイレがあり、景色も堪能できるためゆったりと休憩できるでしょう。周辺の新城海岸(あらぐすくかいがん)や吉野海岸に行く際にはぜひお立ち寄りください。
宮古島市伝統工芸品センター
600余年の伝統“宮古上布”が手に入る「宮古島市伝統工芸品センター」
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自然
600年以上の歴史ある宮古島生まれの“宮古上布”や、宮古織の製品を購入できる「宮古島伝統工芸品センター」。国の伝統的工芸品に指定されている宮古上布は、苧麻(ちょま)が原材料の麻織物です。できあがるまでの各工程を分業して行ない、人と人とがつながって一枚の布がつくられていく、まさに技と心が織りなす布といえます。各工程すべて宮古島内で行なっているのも特徴です。館内では、宮古上布の歴史と制作工程を知れる展示品や、実際に制作する様子を見学できます(制作の見学は土日祝日休み)。やわらかく光沢があり通気性にも優れた宮古上布は、お土産にも大人気。大切な人への贈り物にもおすすめです。
ファーマーズマーケットみやこ「あたらす市場」
宮古島産野菜やフルーツを直売「ファーマーズマーケットみやこ「あたらす市場」」
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グルメ
農家直送の宮古島産農産物が手に入る「ファーマーズマーケットみやこ「あたらす市場」」。「あたらす」は宮古島の方言で「愛おしい」の意味。観光客だけでなく地元民も愛用する直売所です。JAおきなわが運営する直売所は沖縄県内に複数ありますが、地域によって特徴が異なります。あたらす市場では、宮古在来種のかぼちゃ「なんこう」やゴーヤー、トウガン、マンゴー、宮古牛が特産品です。JAならではのしくみで農薬のチェックがされており、新鮮・安全・安心の食材が揃います。国産大豆使用のJA女性部手づくりの味噌も大好評です。宮古空港から近いため、帰り間際のお買い物にも便利です。
宮古島海中公園
普段着のまま海底へ、ありのままを観察する海の世界「宮古島海中公園」
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自然
普段着のまま海中世界を観察できる「宮古島海中公園」は、2011年に池間大橋に近い宮古島の北側にオープンしました。約150平方メートルの観察施設には高さ1.5m、横幅50cm、厚さ12cmの窓が24個あり、水深3~5mの海底を覗くことができます。海に潜らなければ見ることができない熱帯魚やタコ、ウミヘビなどを、泳ぐことなく気軽に楽しめるのが魅力です。館内には車いす昇降機も備えており、お子様からご年配の方まで気軽に海中世界をお楽しみいただけます。季節や時間、天候で日々変化する海中は、訪れるたびに新たな出会いを生みます。ウミガメにも出会えるかもしれません。お土産コーナーやアクセサリーなどの体験コーナー、カフェも必見です。
吉野海岸
サンゴと熱帯魚に出会う。シュノーケリングに人気のビーチ「吉野海岸」
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自然
宮古島のシュノーケリングスポットとして人気の高い「吉野海岸」。サンゴに囲まれた地形「礁湖(イノー)」で波も穏やかです。透明度抜群の海では、エダサンゴやハマサンゴなどの色とりどりのサンゴと、クマノミをはじめ宮古島一番といわれるほど多くの熱帯魚を見ることができます。その様子は「泳げる水族館」と称される美しさで、まさにシュノーケリングに適した環境です。干潮時は水深が浅くなるため海には入れませんが、泳ぐのに限らずビーチパラソルを差して約500mもの白い砂浜から海を眺めるだけでも癒やされるでしょう。ウミガメの産卵地としても有名な海岸です。
おきなわ雑貨市場 わとわと
おしゃれで機能的なセレクト食器・雑貨が手に入る「おきなわ雑貨市場 わとわと」
食器類のセレクト商品や工芸品、ハンドメイド雑貨が手に入る「おきなわ雑貨市場 わとわと」。どの作り手も将来が見いだせる生産・流通をコンセプトに、ほかの生産者と区別なく障害者授産商品も取り扱う“フェアトレードショップ”です。「わとわと」は優しい気持ちでわかり合う「“和”と」、人と人のつながりの「“輪”と」が由来。色とりどりの商品が陳列された店内は見ているだけで心が躍ります。日常でも使いやすいおしゃれな食器や、かわいく温かみのある雑貨類は、買った人の生活はもちろんのこと、心までも豊かにしてくれるでしょう。併設のカフェも人気で特に宮古島産のマンゴーイチゴを使用したメニューがおススメ。道中の腹ごしらえにもおすすめです。
島の駅みやこ
宮古島のお土産・グルメ・島野菜が豊富で人気「島の駅みやこ」
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グルメ
豊富な品揃えでお土産選びにおすすめの場所「島の駅みやこ」。宮古島で定番のお土産のほか、契約農家の新鮮野菜やフルーツ、海産物等加工食品 、パン、お弁当・お惣菜など、様々な商品を扱っています。お土産はもちろん、軽食をお探しの方にも便利なスポットです。テラスにはテーブルもあり、テナントで売られている宮古そばやてんぷら専門店宮古カレー、ジェラート工房など、宮古島ならではの料理やスイーツを食べられます。注目したいのは、定期的に開催されるイベント。夏季には「マンゴー共和国」が開催。マンゴー産地として有名な宮古島のマンゴーが勢揃いします。ほかにも秋季の「泡盛祭り」、冬季の「宮古島メロン祭」など、季節ならではのイベントが目白押しです。
多良川
泡盛を古酒に導く洞窟貯蔵庫の見学が人気、老舗の酒造所「多良川」
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グルメ
沖縄で代表的なお酒“泡盛”を70余年にわたりつくり続ける酒造所「多良川」。多良川の名は、酒造所のある地に湧き出る水「多良川(タラガー)」に由来し、泡盛の仕込み水としても使用されています。創業以来の手法で「古酒」にこだわり、若い泡盛でも1年以上寝かせてから出荷されるため、多良川の泡盛は旨味と香りが深いのが特徴です。試飲しながら購入できるのが魅力的。購入した泡盛を古酒に導く客専用の洞窟貯蔵庫「ういぴゃーうぷうす蔵」の見学もできます。気温と湿度が安定した地下約5m、長さ約60mの洞窟貯蔵庫には、保管された泡盛がずらり。人生の節目に合わせて泡盛を長期貯蔵する沖縄の風習にならい、預けてみるのはいかがでしょうか。
宮古島市熱帯植物園
1,600種以上の熱帯植物に囲まれて南国気分を満喫「宮古島市熱帯植物園」
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自然
12万平方メートルもの「宮古島市熱帯植物園」は、1,600種以上の熱帯植物が生育する沖縄最大の熱帯植物園です。もともと不良林地だった場所が、戦後の都市公園計画で生まれ変わりました。園内の植物は本土・台湾・ハワイ・東南アジアの植物園、沖縄各島の植物から集められ、今では樹木本数約4,000本。展望台や宮古島市体験工芸村が敷地内にあるのも魅力の一つです。高さ約10mの展望台からは広大な植物園を見下ろすことができます。ウォーキングコースは全部で4種類あり、距離や立ち寄りたい場所から選ぶのがおすすめです。南国らしいガジュマルなどの木々や、色鮮やかなハイビスカスなどの花々を観察でき、12月~5月の連休期間までは彩り豊かな草花が咲きほこり、 心も身体もリフレッシュできるでしょう。
東平安名崎
沖縄を代表する景勝地!東シナ海と太平洋の紺碧を一望「東平安名崎」
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絶景
宮古島の南東端にある「東平安名崎(ひがしへんなざき)」は、日本都市公園百選や史跡名勝天然記念物に指定されるなど沖縄を代表する景勝地の一つです。約2kmにもおよぶ岬を挟んで南北に東シナ海と太平洋を一望できる素晴らしいロケーション。遊歩道を歩きながら紺碧の海を堪能できます。県の天然記念物「天の梅群生落」があたりを覆っており、4月~5月頃にはテッポウユリの白い花も見られます。青い空と紺碧の海、可憐な花と甘い香りで楽園のような雰囲気です。遊歩道には悲恋伝説にまつわる絶世の美女「マムヤの墓」があり、見どころの一つとなっています。岬の先端にある「平安名埼灯台」に登れば、さらに高い場所からの絶景を楽しめます。
友利のあま井
水の歴史と大切さを伝えてくれる県の有形民俗文化財「友利のあま井」
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自然
友利元島遺跡の西隣りにある「友利のあま井(ともりのあまがー)」は、自然洞窟のなかに湧き水があるウリガー(洞泉)の一つ。水量が豊富で、上水道が発達する前は城辺(くすくべ)に住む人々にとって貴重な水源でした。深さは約20mもあり、降り口からあま井洞泉部までは石段が続きます。石段の削れた様子から、かつて女性たちの日課だった水汲みの大変さがうかがえます。沖縄県の有形民俗文化財に指定されている「友利のあま井」は、水利用の歴史と水の大切さを伝えてくれる重要な存在です。自然洞窟ならではの暗く静かな雰囲気と、鍾乳石が垂れ下がる様子にも注目です。
宮古島市 公設市場
グルメも充実の、新鮮食材が手に入る地元住民の台所「宮古島市 公設市場」
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グルメ
平良(ひらら)市街にある「宮古島市 公設市場」は、地元の野菜・精肉・鮮魚・お菓子・特産品が手に入る市場です。観光客だけでなく、地元住民の台所として地域で親しまれています。2011年にリニューアルした建物には、1階に複数店舗、2階にカフェ「眞茶屋(まっちゃや)」などが並び、入り口外では青空市が開かれています。食材の調達はもちろん、マンゴージュースをはじめとする島ならではのグルメもおすすめです。「眞茶屋」の、豆を黒糖で炊き上げてつくる“宮古ぜんざい”や宮古そばなどの食事も必見。他にも農林水産大臣賞を受賞した「まごとうふ」や、宮古の伝統的な飲料「みき」を扱っている店舗もあります。 活気ある市場では、店舗の人とのコミュニケーションも楽しみの一つです。島の食材の使い方など、気軽に伺ってみてはいかがでしょうか。
大和井
琉球王府の役人が利用したと伝わる、石積みが見事な洞井「大和井」
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自然
「大和井(やまとがー)」は石を積み上げて造られているのが特徴的な洞井です。史書「雍正旧記(ようせいきゅうき)」によると1720年ごろに整備され 、平良(ひらら)市街地の近くにあります。石積みの姿が見事であり、首里王府の 役人など身分の高い人が利用していたと考えられています。川のない宮古島では湧き水が貴重な水源であり、当時は水守りがいたともいわれています。石工技術の高さ、水と人々の歴史がうかがえ、国の史跡に指定されています。宮古島にみられるほかの井戸(カー )と見比べてみるのもおすすめです。
うえのドイツ文化村
ドイツの文化と宮古島の自然が合わさる魅力「うえのドイツ文化村」
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テーマパーク
宮古島にいながらドイツ文化を学べるテーマパーク「うえのドイツ文化村」。1873年、ドイツの商船が座礁したのを宮古島の住民が発見し、乗組員たちを救助。その博愛の心を、文化遺産として後世に伝えるためにつくられたテーマパークです。海沿いに続く遊歩道は気持ち良く、干潮に現れる「ハート岩」を見られることも。さらに、服を着たまま海中を覗ける半潜水式水中観光船「シースカイ博愛」を楽しめます。ドイツの“マルクスブルグ城”を原寸大で再現した「博愛記念館」は、マルクスブルグ城内を再現した部屋やドイツの美術品を鑑賞できます。「キンダーハウス」ではベルリンの壁の本物が展示しております。
伊良部大橋
宮古島と伊良部島を結ぶ、無料で渡れる日本一長い橋「伊良部大橋」
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絶景
宮古本島と伊良部島(いらぶじま)を結ぶ「伊良部大橋」は、2015年開通の全長3,540mにもなる大橋です。無料で渡れる橋としては日本最長を誇り(※2021年12月現在)、離島である両島の交通・医療・物流を活性化、水道や電気などのライフライン確保にも貢献しています。美しい海の上を通るため、ドライブしながら圧倒されるのはもちろん、橋そのものを眺めるだけでも景色に魅了されるでしょう。「伊良部大橋」を利用すれば、宮古本島から「渡口の浜(とぐちのはま)」をはじめとする伊良部島の有名観光地へもアクセスしやすく便利です。伊良部島から渡れる下地島(しもじしま)にも行きやすく、旅の幅が広がります。
来間大橋
絶景の人気ドライブスポット!宮古ブルーの海を走る「来間大橋」
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絶景
宮古島の南西にある来間島(くりまじま)と宮古本島を結ぶ大橋「来間大橋」。1995年に開通し、当時農道橋(現在は市道)としては日本最大級の全長1,690mを誇りました。ドライブに人気のスポットで、「宮古ブルー」と呼ばれるエメラルドグリーンの海を一直線に走るのは爽快です。見渡す限りの海、遠くの与那覇前浜ビーチの白さ、島の木々の緑など、息をのむような絶景を堪能できます。一直線で白いこの橋は、その姿そのものを含んだ景色も美しく、「竜宮城展望台」や「来間東農村公園展望台」などの高い所から「来間大橋」を眺めるのもおすすめです。大型船が通れるように、中央が盛り上がっているのも特徴的。思わずシャッターを切りたくなる絶景をぜひご覧ください。
フナウサギバナタ展望施設
断崖絶壁の上から望む開放感あふれる絶景「フナウサギバナタ展望施設」
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絶景
伊良部島にある「フナウサギバナタ展望施設」は、断崖絶壁の上から宮古島の海を望める人気の展望台です。フナウサギバナタとは島の方言で「船を見送る岬」という意味。かつて本島に戦争へ行く家族や兵士を見送る場所でした。2019年7月まではサシバという渡り鳥をモチーフにした巨大な像が展望台をまたぐような姿をしていましたが、老朽化で解体され、現在はより開放的な姿になって訪れる人を魅了しています。断崖絶壁からの景色は非常に雄大で、ダイビングスポットでもある透明度の高い周辺の海と水平線、行き交う船や池間大橋を一望できます。
竜宮城展望台
グラデーションの海や来間大橋を一望できる絶景スポット「竜宮城展望台」
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絶景
与那覇前浜ビーチの対岸に位置する来間島(くりまじま)の高台に佇む「竜宮城展望台」。まるで竜宮城のような姿の三階建てで、小窓のついた階段を上って最上階を目指します。小窓から覗く海にもワクワクしますが、最上階からの眺望は格別。海の色が砂地とサンゴでグラデーションになっている様子や、与那覇前浜ビーチの白い砂浜、まっすぐに走る来間大橋、伊良部島といった美しいパノラマの絶景が広がっています。宮古島随一ともいわれる絶景は、時間を忘れていつまでも見ていたくなるに違いありません。写真を撮るにもおすすめのスポットです。
通り池
ダイバーの憧れ!水中でつながるコバルトブルーの2つの池「通り池」
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自然
県の天然記念物に指定された大小2つの池「通り池」は、下地島を代表する観光スポットです。それぞれ直径75mと55mの池は、石灰岩が浸食してできた天然の造形。水深はそれぞれ45mと25mで、2つは水中でつながり、さらには外洋ともつながっています。コバルトブルーの穏やかな水面が美しく、独特な造形と、この地に伝わる人魚伝説も相まって神秘的な雰囲気のスポットです。ダイバー憧れの地ともいわれており、水面へ浮上する際に、水温によって水の色が変化する境界線「サーモクライン」をグラデーションで楽しめることも魅力のひとつです。ダイビングは上級者向けですが、地上からでも神秘的な雰囲気を十分に感じられるおすすめスポットです。
宮古島市は、宮古島・池間島・来間島・伊良部島・下地島・大神島の6島から成り立ち、それぞれに魅力的な観光スポットがあります。有名・定番のスポットから、知る人ぞ知る少しローカルなスポットまで。美しい海一つとってみても、泳ぐもよし、眺めるもよし、周囲を散策するのもよし。どのように楽しむかは無限大です。宮古島は伝承や歴史も魅力的で、文化や歴史を学ぶとさらに旅行を楽しめるでしょう。南国フルーツや特産品、郷土料理にも注目です。宮古島の観光を計画する際は、ぜひ本記事のおすすめスポットを参考にしてみてください。初めての宮古島観光はもちろん、リピートであっても、きっと新しい魅力に出会えるでしょう。
※2021年12月1日時点の情報です。
※最新情報は各施設の公式サイトをご確認下さい。