那覇は沖縄の観光拠点であり、グルメに史跡巡りと何度訪れても飽きない場所です。そんな憧れの南国・那覇の魅力を楽しむなら、時間をかけてゆっくり巡ることが必要です。訪れるべき外せない魅力のスポットやじっくり見るポイントを知らないと困ってしまいますよね。そこで今回は、編集部がおすすめする那覇に来たらおすすめしたい観光スポットをご紹介いたします!
那覇市国際通り商店街
沖縄のあらゆるものが手に入る「那覇市国際通り商店街」
沖縄観光の玄関口と言えば、那覇市国際通り商店街!通りにはデパート、レストラン、サービス、雑貨店や、ホテル、お土産屋など約600の店や事業所が軒を連ねます。ちんすこう、泡盛、琉球ガラスなどのお土産物屋や、沖縄そばやタコライス、サーターアンダギーやソフトクリームなどの沖縄グルメも充実しています。沖縄食材が集まる「第一牧志公設市場」もあり、メイン通りから枝分かれした個性豊かな路地がたくさんあるので、ここを歩き回るだけでも楽しめます。疲れたら一休みできるカフェも豊富です。国際通りに訪れたら、隣接するグランドオリオン通りに作られた屋台村にもぜひ足を運んでみてください。運がよければ、島唄や舞、踊りなどの郷土芸能やライブ、ショーが楽しめます。
首里城公園
琉球王国の歴史を伝えてきた、沖縄を代表する世界遺産「首里城公園」
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世界遺産
琉球王国の歴史を今に伝える「首里城」。色鮮やかな朱塗りの建物が大変印象的な首里城でしたが、火災により正殿を含め一部の建物が焼失してしまいました。現在は復興に向けて「見せる復興」をテーマに公開されています。「首里城跡」は2000年に「世界遺産」に登録されており、特に重要な正殿基壇の遺構は2026年の正殿完成時に一部公開予定です。二千円札のデザインにもなっている守礼門をくぐれば、沖縄に来たことを強く感じることが出来るでしょう。優美な曲線を描く城壁のライトアップもご覧いただくことができます。首里城の魅力を新たに発見するための首里城復興モデルコースもいくつか設定されていますので、いつもとは違う首里城を巡ってみるのも一興です。坂や階段、石畳の道も多いので、来訪の際は靴選びにも注意をしておきましょう!
沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)
沖縄の歴史や美術を知ることができる「沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)」
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美術館・博物館
博物館と美術館が併設された、全国的にも珍しい施設です。琉球列島の文化や歴史を深く知ることが出来るだけでなく、同時に芸術にも触れられます。博物館では約94,000点(2017年3月時点)もの資料を収蔵しており、常設されている展示品も数多くあります。「ふれあい体験室」では染織物の着衣体験や三線を弾いたりと体験出来ることが豊富です。
※「ふれあい体験室」は現在休室中
また、美術館では近現代美術を中心に、沖縄県出身の作家や沖縄にゆかりがある作家の作品を多く展示しています。沖縄のグスクをイメージしてデザインされたというユニークな外観も特徴的ですので、しっかり見ておきたいポイントです。
波の上ビーチ
那覇空港からも近い、那覇市唯一の海水浴場「波の上ビーチ」
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自然
那覇市にある唯一の海水浴場、波の上ビーチ。都市部にあるとは思えないほど透明度の高い海はまさに感動ものです! 更衣室やロッカー、シャワーなどの設備も充実しているため、気軽に利用することが出来ます。空港からも国際通りからもアクセス抜群の立地にあることから、最後の名残にひと泳ぎするという観光客も多いです。周囲が「波の上うみそら公園」として整備されているため、近くではイベントなども活発に開催されています。ダイビングやシュノーケリングの専用ビーチもあり、マリンアクティビティで沖縄の海を堪能することも出来ます。
公設市場
沖縄ならではの珍しい魚も食べられる那覇市民の台所「公設市場」
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グルメ
那覇市民の台所として60年以上の歴史を持つ公設市場。魚介類を始めとして、お酒、野菜、果物など、沖縄県のあらゆる食材が集まり、観光スポットとしても知られています。市場のイメージを越えた(現在仮設市場にて)79店舗が営業しており、活気にあふれています。沖縄の海で獲れた珍しい魚が売られていたりもしますので、その土地ならではのグルメを楽しみたい方にもぴったりです! 1階の店舗だけでなく2階には食堂街もあります。1階店舗で購入した魚介類などを2階で調理してもらって食べることも可能な「持ち上げ」システムも人気の秘密です。
波上宮
ニライカナイ信仰の祈りの聖地「波上宮」
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神社仏閣
琉球八社の中でも首座を占めており、沖縄では最も格式高い神社。昔、人々は海の彼方、海神の国(ニライカナイ)の神々に豊漁と豊穣を祈りました。その「ニライカナイ信仰」の祈りの聖地のひとつが、この波の上の崖端。ここを聖地として祈りを捧げた場所が波上宮の始まりと伝えられています。波の上の崖端にある祈りの聖地として「なんみんさん」の名で親しまれています。また波上宮の御朱印帳は紅型で人気が高く、さらにお土産には、沖縄伝統の染め物で作られた「紅型(びんがた)柄の健康お守り」や、貝の形をした「貝の形の縁結びお守り」などがおすすめです。
識名園
日中文化が美しく入り混じった世界遺産!琉球王家の別邸「識名園」
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世界遺産
識名園は琉球王家の別邸として創建されました。かつては琉球王たちの保養や、外国からの来客があった際に接待する施設として利用されていました。造園の方式は日本各地でお馴染みの回遊式庭園。しかし、中国風の東屋があったりアーチが配置されたりと独特な工夫が施されているため、日本と中国の文化が絶妙に交じり合った風景を垣間見ることができます。現在の姿は復元されたもので、国の特別名勝に指定されています。そして「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産に登録されています。
首里金城町石畳道
琉球王国時代の美しい石畳が特徴の「首里金城町石畳道」
那覇の港から守礼門まで続く真珠道の一部である首里金城町石畳道。石畳の古道は琉球王国時代のものとされており、現在でも生活道として利用されています。沖縄らしい赤瓦の石垣に囲まれた道は沖縄を身近に感じることが出来るスポットとして観光客にも人気があります。沖縄県の指定文化財であると同時に「日本の道100選」にも選定されていますので、他のスポットと合わせて是非巡りたいところ。石畳の途中には国の天然記念物にも指定されている大アカギの木があるなど見どころもたくさん! 周辺にはおしゃれなカフェもあるので、歩き疲れたらひと息つくのもおすすめです。
ジャッキーステーキハウス
創業60年!沖縄でボリュームあるステーキを食べるなら「ジャッキーステーキハウス」
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グルメ
沖縄でステーキを食べるならここ、ジャッキーステーキハウスです。 安くてボリュームたっぷりのステーキが食べられるため、創業60年以上という老舗ながら気軽に入れるお店として愛されています。近年では雑誌などで多数取り上げられたことにより、地元住民だけでなく観光客にも徐々に認知され始め、人気になってきています。週末のランチタイムなどには行列も出来るほどです。卓上に置いてある調味料の種類が豊富で、いろいろな味を楽しめるのも魅力的です。深夜1時ラストオーダーと、遅くまで営業している点も嬉しいポイント。
壺屋やちむん通り
お土産購入にも最適!焼き物のお店が集う「壺屋やちむん通り」
やちむんとは焼物のことで、「壺屋やちむん通り」にはその名の通り窯元や焼物のお店が立ち並んでいます。陶器をメインにしたおしゃれな雑貨屋さんなども多いので、ちょっと個性的な沖縄土産を探している人にもぴったり。中には、こだわりの器でコーヒーが飲めるカフェなどもあります。陶芸体験が出来る窯元もあるので、旅の思い出にお気に入りの食器を作ったりオリジナルのシーサーを作ったりするのもおすすめです!比較的車も少ないのでゆったりと散策することができます。観光の休憩や散歩にぜひ訪れてみてください。
玉陵
歴代の王が眠る墓で世界遺産にも指定された「玉陵」
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世界遺産
玉陵(たまうどぅん)は、琉球王国歴代の王と限られたその家族が眠る陵墓です。沖縄では最古かつ最大級の破風墓(はふばか)としても知られています。石造りの建造物は壮大であり、沖縄独特の文化をうかがい知ることができます。この玉陵も、世界遺産に登録されている「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつ。また、沖縄県の建造物で初めての国宝にも指定されていますので、ぜひ訪れて琉球の歴史を感じておきたい観光スポットといえるでしょう。守礼門から徒歩3分ほどのところにあるのでアクセスがしやすいです。首里城とあわせて足を運んでみてください。
那覇市伝統工芸館
手作りの沖縄の伝統工芸品も手に入る「那覇市伝統工芸館」
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美術館・博物館
沖縄の伝統工芸である琉球ガラスや首里織、壺屋焼などの作品を展示・販売している施設です。那覇市伝統工芸館に赴けば1点1点手作りの、温かみのある工芸品を実際に見て購入することできます。展示室では作成過程を学べるだけでなく人間国宝の作品も見られる貴重な工芸館になります。また、予約をすることで工芸品の作製体験も可能です。中でも人気なのは、老舗の工房で行える琉球ガラス吹きの体験。柄や色まで自分で選べるグラスや一輪挿しが造れるので、大切な旅の思い出を形に残すことができます。
那覇にはグルメやショッピングはもちろんのこと、沖縄ならではの文化や琉球の歴史を感じられる観光スポットがたくさんあります。ぜひ興味を持ったスポットへ足を運んで、南国の旅行を満喫してくださいね!
※2020年12月1日時点の情報です。
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