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2021年6月時点の情報です。

オーロラとは?

一目その姿を見たいという人も多く、ハネムーンやご夫婦での参加も多い、毎年人気のオーロラツアー。
極地近くの夜空に現れる幻想的な光の帯。地上から80~500kmの上空で起きる放電現象がオーロラと呼ばれるものです。
冬にしか発生しないと思われがちですが、実は一年中起きているオーロラ現象。
しかし4月下旬~8月中旬の春~夏は、日照時間が長く夜も空が暗くならない白夜の季節でであるためオーロラ観測には適していません。例年、日照時間が短くなり、夜オーロラが出現する時間帯に十分な暗さとなる8月中旬から、翌年4月中旬までがオーロラ観測シーズンです。


オーロラの色

様々な色があり、プラズマが衝突する気体の種類や高度によって異なります

グリーン

プラズマ×酸素原子・分子+地上100km以上

青色

プラズマ×窒素原子・分子+地上100km以上

赤色

プラズマ×酸素原子・分子+地上250km以上
(空気の薄い上空でしか見られない)

オーロラのタイプ

オーロラは大きく分けて3つのタイプに分類されます


はっきりオーロラ(discrete aurora)

形がはっきりしているタイプ。カーテン状のオーロラやコロナ型、大波型、タイマツ型、アーク(弧状)オーロラ、レイ(細い線状)オーロラはすべてここに分類されます。

ぼんやりオーロラ(diffuse aurora)

全体がぼんやりしていて形がはっきりしないので、雲と見分けがつかないようなタイプ。

脈動オーロラ(plusating aurora)

独特の周期で明暗を繰り返すタイプ。脈動は空全体で起きる場合と空のほんの一部で光る場合があります。


オーロラの形

はっきりオーロラには、その形によりいろいろな種類があります。主なものは以下の3つです

カーテンオーロラ

最もポピュラーな形。カーテンは一重から何重にも複雑に絡み合ったものまでいろいろ。

コロナオーロラ

オーロラカーテンを真下から見上げると、まるで1点から放射状に光が拡がって行くようにみえる形。

大波オーロラ

波のうねりのような形。真夜中直前によく見られます。


観測率の高いオーロラベルト

オーロラが最もよく見えるのは、「オーロラベルト(オーロラ発生多発地帯)」と呼ばれる地域で、北緯66~70度付近が当てはまります。
フェアバンクス、イエローナイフ、ロヴァニエミ、アイスランド等、世界中にオーロラ観測地は存在しますが、それらすべてこのエリアに該当します。

オーロラを観測するポイントって?

大事なのは「暗闇」「雲がない」「何もない」ことです。

オーロラは年間200日以上出現しているとも言われています。
大事なのは出現することはもちろんですが、出現したときに見えるかどうか。
オーロラが出現するのは雲の上。雲がない空であることも大事です。
晴天率が高いか、あるいは風が吹いていて雲が流れやすいところであると良いです。
湖・川・山のそばなど暗くなにもないところを探し、夜空を眺めていただくことが重要です。

見に行くならどこがオススメ?

徹底比較 アラスカ・カナダ VS フィンランド・アイスランド

アラスカ・カナダ フィンランド・アイスランド
気温は?

-15℃~-35℃前後(冬)、0~5℃くらい(秋)、0~5℃くらい(夏)と非常に低いため、専用の防寒具が必要。(※滞在中は防寒具セットを無料レンタル)
8月は10℃前後、9月は3~4℃前後のため厳冬期用の防寒着なしで楽しめます。

-10℃~-15℃(フィンランド)、約0~4℃(アイスランド)と比較的気温が高く、秋はさらに暖かく、10~5℃くらいのため、お手持ちの冬服でほぼ間に合います。

いつ頃見える?

22~26時頃

20~23時頃(比較的早い時間に見られる)

どこで見る?

オーロラビレッジなど、いずれも市内から車で約30分程度の離れた場所での観測です。

ホテル敷地内や徒歩圏内で観測可能。

観測の確率

イエローナイフなら3日間滞在していれば、98.5%の確率で最低でも1日は観測可能。(※オーロラビレッジのスタッフの記録をもとに数値化)

3日間の滞在で少なくとも1回は観測可能。(「海外ツアー」では滞在中平均3回以上のオーロラチャンスを設けております、ご安心ください)

オーロラ以外に何ができるの?

自然や各種アクティビティを楽しむ。(夏はナイアガラの滝を訪問、秋は美しい紅葉が見れ、冬は温泉や犬ぞり体験、スノーモービルでの雪上ドライブが楽しめる)

おしゃれな市内観光やショッピング、犬ぞり(フィンランド)、温泉、ダイナミックな景色の観光(アイスランド)など、昼間のアクティビティが充実。

服装と撮影のアドバイス!

服装について

帽子
  • スキー帽、目出帽、フェイスマスク等を使っても良い。
  • 必ず耳がかくれるもの。
上着
  • スキーウェアまたは腰まである厚めのダウンジャケット。
  • ジャケットの下はセーターまたはフリースなどのスポーツウエア。
マフラー
  • マフラーまたはネックウォーマー。
手袋
  • 手袋1:手袋は5本指+ミトン型の2重が望ましい。
  • 手袋2:手袋は5本指+ミトン型の2重が望ましい。
ズボン
  • スキーウエアのような風を通さない厚手のズボン。つなぎも良い。
下着
  • 下着1:綿の長袖。体にフィットするもの。
  • 下着2:ウールの長袖。ハイネックがよい。
  • 下着3:ジーンズやジャージまたはスポーツウエア。
  • 下着4:最低2枚の下着(タイツやスパッツ)
  • 下着5:普通の綿の靴下。
  • 下着6:厚手のウールの靴下。
  • 体にはれるタイプやポケットに入れるタイプの携帯用カイロで補充。
  • 靴は少なくとも、くるぶしの上まであること。
  • 中で足の指を動かせるぐらいのゆとりがあること。
  • 裏地に保温用のウール等が付いていると暖かくておすすめ(ムートンブーツなど)。

オーロラ撮影における機材の選びかた


三脚えらびのポイント

1.安定感
長時間の露光のため、ぶれないようにしっかりとした三脚は必須です。撮影に重点を置くのなら、強風でも安定する、なるべく太くて重いものを。

身近なS字フックなどを利用し手荷物などかければ更に安定。
リモコン/セルフタイマーがあるとオーロラをバックに自撮りも可能!

2.素材=プラスチックよりも金属製!
温度差で動きが悪くなり使いにくいこともあります。
ただし、氷点下で扱いますから、手に触れる部分は厚みのあるテープを巻くなどして対策しましょう!!


カメラえらびのポイント

1.センサーサイズ
同じ画素数であっても、なるべくセンサーサイズの大きなものがよりキレイに撮れます!

一眼レフまたはミラーレス一眼が望ましいです。
コンパクトカメラでも、ここ2・3年以内にのもので、マニュアル機能が充実しているものならOK!

2.性能
写真は以下の3つの組み合わせで撮影するため、これらが任意で設定できるものがベストです。

(1)シャッタースピード
(2)絞り(なるべく数字が小さいもの。例:F5.6よりはF2.8がいい)
(3)ISO感度

また、ピントが無限遠、またはマニュアルで調整できるものが良いです。

超重要ポイント! 防寒対策・結露対策
  1. 撮影が終わった後は、現場でカメラを透明なジッパー付きビニール袋やビニール袋に入れ、室内に入っても袋のなかの結露が抜けるまで動かさない、開けない。
  2. 結露が抜けたら、バッテリーなどを抜いて、乾いたタオルの上で乾燥させます。
  3. バッテリーが濡れている間は、絶対に電源を入れない。最悪の場合、水分によるショートなどが起こり、撮影データが消えてしまう場合があります。
  4. バッテリーの予備は必ず持っていくこと!温度の低い状態ではバッテリーの性能は半分以下に落ちてしまいます。
撮影に便利な持ち物
  • 透明なジッパー付きビニール袋
  • フリース地などのマフラー
  • ビニール袋
  • シャワーキャップ(結露対策!セットしてかぶせるだけ。いざ撮る時もスピーディに取り外し可能)
  • カイロ
  • 五本指の手袋
  • 懐中電灯(両手があくヘッドライトがベスト!)

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