海外の世界遺産をあなたはいくつ訪れたことがありますか?いまだ解明されない謎の多い遺跡群や、著名な建築家が遺した建造物、自然がつくりだした素晴らしい絶景などを、エリアごとにご紹介いたします。
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南米・北米の世界遺産
【ペルー】マチュ・ピチュの歴史保護区
マチュピチュ
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複合
登録年:1983年
標高2,280mの頂上にあるマチュピチュ遺跡は、尖った絶壁の山々がそびえるウルバンバ渓谷の山間にあります。1911年に歴史学者ハイラム・ビンガムが発見しましたが、誰が何のために築いたのかは現在も謎に包まれています。ミステリアスな世界遺産を見てみませんか。
【ペルー】ナスカとフマナ平原の地上絵
ナスカの地上絵
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文化
登録年:1994年
ペルーのナスカ川とインヘニヨ川に囲まれた土地に描かれた巨大な地上絵。小さいものは20mから、大きいものは300mもあり、大小様々な絵や、数キロにも及ぶ巨大な直線や幾何学的な模様も描かれています。上空からしか確認できない地上絵は、一度は見ておきたい絶景です。
【ブラジル・アルゼンチン】イグアス国立公園
イグアスの滝
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自然
登録年:1984年
ブラジルとアルゼンチンにまたがる大瀑布で、世界三大瀑布のひとつとして有名です。先住民の言葉で「大いなる水」を意味するイグアスの滝はその名の通り、毎秒65,000トンという想像もつかないような大量の水を放出。幅約4km、最大落差80mにも及ぶスケールは圧巻の光景です!
【アメリカ】グランドキャニオン国立公園
グランドキャニオン
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自然
登録年:1979年
アリゾナ州の北部に位置し、コロラド川に沿って約450㎞にも続く世界でもっとも雄大な峡谷。約17億年間の地層を観ることができ、地球の歴史が感じられます。
グランドキャニオンは夕日と朝日の時間帯に見る遠近の際立つ景色がよりいっそう魅力的なため、公園内のロッジに宿泊して朝夕の散策を楽しむのがおすすめです。
【カナダ】カナディアン・ロッキー山脈自然公園群
カナディアンロッキー
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自然
登録年:1984年
バンフ、ジャスパー、ヨーホー、クートニー、ウォータートン、これらの国立公園を含めた一帯をカナディアン・ロッキーと呼んでいます。湖や滝など見所とされているポイントはたくさんありますが、その雄大なロッキーを、目で見て、肌に触れて、耳を澄ませて感じてみましょう。ハイキング、自然観察、カヌー、釣り、自転車、スキー、クライミング、オーロラなど、恵まれた自然を堪能できます。
【キューバ】ハバナ旧市街とその要塞群
ハバナ旧市街とその要塞群
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文化
登録年:1982年
ハバナ観光の最大の見どころとして知られ、旧市街はコロニアル調の美しい建築物が楽しめます。タイムスリップしたかのような独特な雰囲気や映画の世界のようなクラシックカーも魅力です。カリブの富が集まるハバナ港はフランス軍やカリブの海賊たちなど敵対勢力の格好の標的となり、スペイン人はこの街を要塞化しました。
【エクアドル】ガラパゴス諸島
ガラパゴス諸島
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自然
登録年:1978年
世界自然遺産第1号のガラパゴス諸島。赤道直下の太平洋に浮かぶ火山諸島です。島ごとに固有の動植物が生息しており、人気バラエティー番組でも訪れています。日本では見ることができない珍しい動物は必見です。
【チリ】ラパヌイ国立公園
イースター島
-
文化
登録年:1995年
イースター島は言わずと知れたモアイ像が立つ島で、島内には約1,000以上も点在しており謎とロマンに包まれています。モアイ像の大きさは、最大で高さ20m、重さ50tもあり、昔の人が巨大なモアイ像をどうやって運び、どのようにして立てたのかは未だ明らかにされていません。
【メキシコ】古代都市チチェンイッツァ
古代都市チチェンイッツァ
-
文化
登録年:1988年
チチェン・イツァとはマヤ語でチチェン=泉のほとり、イツァ=魔術師を意味し、ユカタン半島北部のジャングルにあるマヤの「生贄文化」を象徴する遺跡です。ピラミッドをはじめ、さまざまな高度文明や謎がつまっており新・世界七不思議にも認定されています。
アジアの世界遺産
【カンボジア】アンコールの遺跡群
アンコールワット
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文化
登録年:1992年
「大きな寺」という意味のアンコール・ワットは、クメール王国における宗教施設の集大成といえる大寺院。12世紀前半にスールヤヴァルマン2世により創建され、ヒンズー教三大神の中のヴィシュヌ神に捧げられました。環濠を含む大きさは東西約 1,500m、南北約 1,300mもあります。三重の回廊の上に5つの祠堂が建てられており、神々が住むといわれる霊峰メール山をイメージして造られたといわれています。
【ベトナム】ハロン湾
ハロン湾
-
自然
登録年:1994年
“海の桂林”とも呼ばれるハロン湾はベトナム北部にあり、大小3000もの奇岩・島々が存在します。ハロンの地名は「龍が降りる」という意味をもちます。その昔、中国がベトナムに侵攻してきた時、龍の親子が現れ敵を破り、口から吐き出した宝石が奇岩になったという伝説が残っています。 彫刻作品のような島々の景観は、太陽の位置によって輝きが変化し、雨や霧によって趣のある雰囲気を醸し出します。
【タイ】古都アユタヤ
アユタヤ遺跡
-
文化
登録年:1976年
アユタヤは東西約7km、南北約4km、四方を川に囲まれた島状の街です。タイの古都として知られ、14世紀から約400年続いた南アジア最大の交易地として栄えたアユタヤ王朝の首都でした。
世界遺産も多く、3基の塔がある「ワットプラスリサンペット」、木の根に埋まった仏頭が残された「ワットプラマハタート」、草むらに巨大な寝釈迦仏が横たわる「ワットロカヤスタ」など見応えたっぷりです。
【インドネシア】ボロブドゥール寺院遺跡群
ボロブドゥール遺跡
-
文化
登録年:1991年
世界遺産ボロブドゥール遺跡は世界最大級の仏教遺跡です。19世紀の初頭、イギリスのラッフルズによってジャワ島の密林に眠る寺院が発見されました。8世紀頃に王朝を築いていたシャイレーンドラ王家の設立といわれていますが真実は謎のまま。さらに石組みにも謎があり、接着剤が一切使われていない精密な建築技術となっています。
【インド】タージ・マハル
タージ・マハル
-
文化
登録年:1983年
世界一美しい墓として知られる、白大理石でできた絢爛たる墓廟。栄華を極めたイスラム王朝、ムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンが、最愛の妻のために建造したものです。シンメトリーが美しいパレス風の建物で、亡くなった王妃のために1632年から22年の歳月をかけて造営されました。インド・イスラム建築の最高峰ともいわれるこのタージマハルの建築にはのべ2万人が携わったといわれています。
【ウズベキスタン】サマルカンド-文化交差路
サマルカンド
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文化
登録年:2001年
「青の都」と形容される美しい都市、サマルカンド。古来から多くの旅人を魅了してきました。サマルカンドの街には、ウズベキスタンを代表する歴史的建造物やモスクが点在しています。
中でもウズベキスタンに来たら必ず訪れたい場所が「レギスタン広場」。メドレセ(神学校)やモスクを彩るタイルの鮮やかな色彩と精巧なモザイク模様の美しさは言葉では言い表せません。
ヨーロッパの世界遺産
【フランス】モン・サン・ミッシェルとその湾
モン・サン・ミッシェル
-
文化
登録年:1979年
フランスでもっとも有名な巡礼地です。干満の差の激しい湾の岩山で、時には海に浮かび、時には干潟に聳える姿は、古来土着信仰の聖地でした。岩山の頂は、聖堂や回廊、広間などがひしめく「天空の神の国」といわれています。
【イタリア】ピサのドゥオモ広場
ピサの斜塔
-
文化
登録年:1987年
ドゥオモ広場には洗礼堂、大聖堂、墓所回廊と印象的な建造物がありますが、特に有名なのが鐘楼として着工されたピサの斜塔です。地盤沈下のため完成したのは14世紀後半。円筒形の8階建てで、階段は296段(294段という説も)、高さは約55m、建物全体の総重量は、14,453tと推定され、今も傾き続けています。
【イタリア】バチカン市国
バチカン市国
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文化
登録年:1984年
ローマ市の中に位置して、国際的な承認を受けている独立国家としては面積・人口ともに世界最小の国です。都市国家であるため首都はありません。ローマ教皇の居住地であり、教皇を元首としてローマ教皇庁が治めていて、住民のほとんどが聖職者です。
【スペイン】アントニ・ガウディの作品群
サグラダ・ファミリア
-
文化
登録年:1984年
偉大な建築家ガウディ(1852年 - 1926年)が生涯をかけた未完成の遺作で、見る者を圧倒するような個性的な造形が特徴です。建設途中ながら、生誕のファサードと地下聖堂がガウディの作品群の一つとしてユネスコの世界遺産に登録されました。
【チェコ】プラハ歴史地区
プラハ
-
文化
登録年:1992年
プラハは「百塔の街」とよばれるほど尖塔の多い街です。街を一周すると、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロック、アール・ヌーヴォーなど様々な時代を代表する建築様式を堪能することができます。また自然も豊かな町で、プラハ城の丘の麓にはいくつもの宮殿が建てられており、緑あふれる庭園と宮殿の調和がロマンティックな気分にさせてくれることでしょう。
【トルコ】イスタンブール歴史地域
イスタンブール
-
文化
登録年:1985年
東西文化の十字路トルコ。その首都イスタンブールは、かつてのビザンティン帝国、オスマン帝国の都であり、歴史的建造物が数多く残されています。「海外ツアー」では、街歩きスタイルで日本語ガイドとともに世界遺産のイスタンブール歴史地区のみどころをめぐります。
【ギリシャ】アテネのアクロポリス
アテネ
-
文化
登録年:1987年
アクロポリスとは「高い丘の上の都市」という意味で、天然の要塞ともいえる海抜150mの丘の上にあります。古代アテネの聖域アクロポリスは、パルテノン神殿をはじめとする美しい建造物がみどころです。
【オーストリア】シェーンブルン宮殿と庭園
シェーンブルン宮殿
-
文化
登録年:1996年
シェーンブルンとは「美しい泉」という意味。17世紀末に夏の離宮として建てられたのが始まりで、18世紀、女帝マリア・テレジアによって現在の姿に改築されたハプスブルク家最大の宮殿。「マリア・テレジア・イエロー」と呼ばれる黄色い壁面が印象的な建造物です。
【スイス】ベルン旧市街
ベルン旧市街
-
文化
登録年:1983年
15世紀に造られた街並みが今なお残る旧市街は、世界遺産に登録されているスイスの首都。アーレ川が湾曲する場所に築かれたため、ベルンの見どころはコンパクトにおさめられており、1日あれば徒歩で十分に楽しむことが出来ます。
【ポーランド】ワルシャワ歴史地区
ワルシャワ歴史地区
-
文化
登録年:1980年
ヴィスワ川のほとりに息づくその美しいワルシャワ歴史地区は、第二次世界大戦後に17~18世紀の街並みを忠実に復元したもので、再建された市街が世界遺産に登録されたのは世界初のこと。また、ショパンが半生を過ごし帰ることを願ってやまなかった都市としても有名です
【マルタ】ヴァレッタ市街
ヴァレッタ市街
-
文化
登録年:1980年
ヴァレッタ市街は地中海に浮ぶ小さな国家、マルタにある世界遺産で、中世ヨーロッパの三大騎士修道会の1つ、聖ヨハネ騎士団によって築かれた城塞都市。マルタの首都でもあるヴァレッタは、イスラムの大国・オスマン帝国からヨーロッパを守る最終防衛拠点として歴史的建造物が残されています
オセアニアの世界遺産
【オーストラリア】ウルル=カタ・ジュタ国立公園
エアーズロック
-
複合
登録年:1987年
世界最大の一枚岩として知られるエアーズロック。2億3000万年もの昔に創造され、高さは約350m、周囲は約10kmにも及びます。オーストラリアの先住民族アボリジニには「ウルル」と呼ばれ、聖地として大切にされています。夜明けや夕暮れ時には七色に変化し、オレンジがだんだんと濃くなって深紅になり、紫へと変化していく姿は言葉では表現出来ないほど神秘的で美しいものです。(現在、登山はできません。)
【オーストラリア】グレートバリアリーフ
グレートバリアリーフ
-
自然
登録年:1981年
グレートバリアリーフは、オーストラリアの東海岸北部、北はケープヨークから南はバンダバーグまで、およそ全長2300kmにわたって広がる珊瑚礁地帯です。およそ200万年以上前から少しづつ成長してきた珊瑚礁によって形成され、生息する珊瑚は約400種、魚は約1500種と、手つかずの海が広がります。一般の観光客の方はもちろん、ダイバーにとっても憧れのダイビングスポットになっています。
【ニュージーランド】テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランド
ミルフォードサウンド
-
自然
登録年:1990年
ミルフォードサウンドは、ニュージーランドの南島の南西部にあるフィヨルドです。氷河が周囲の山々を約1000m以上にわたってほぼ垂直に削りとり、長さ約16kmにも及ぶ細長い入り江をつくり出しています。テ・ワヒポウナムの一部としてユネスコの世界自然遺産にも登録されました。海面から1700m近い高さにそそり立つマイター・ピークの眺めや、約150mもの落差をもつボーエン滝やスターリング滝は必見です。
【ニュージーランド】テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランド
マウントクック
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自然
登録年:1953年
ニュージーランドの最高峰で標高3754mを誇るマウントクック。ニュ-ジ-ランド南島・西側のサザンアルプスのほぼ中央、アオラキ・マウントクック国立公園にあります。マウント・クックの名は探検家ジェームス・クック(キャップテン・クック)が名づけたといわれています。夕焼けに映えるマウントクックの美しさは一見の価値があります。
中近東・アフリカの世界遺産
【ザンビア・ジンバブエ】ビクトリアの滝
ビクトリアの滝
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自然
登録年:1989年
幅1.7km、最大落差110mの滝は、見るものを圧倒する大迫力!世界三大瀑布の一つで、世界遺産にも登録されています。訪れる時期によって水量が変わり、さまざまな表情を見せてくれるのも特徴です。
【タンザニア】セレンゲティ国立公園
セレンゲティ国立公園
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自然
登録年:1981年
キリマンジャロの裾野に位置し、四国とほぼ同じ面積の広大なサバンナ。さまざまな種類の動物が約300万頭棲息しているといわれている人気のサファリスポットです。
【エジプト】メンフィスとその墓地遺跡・ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯
ピラミッド
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文化
登録年:1979年
世界7不思議の一つとなる巨大な遺跡、ピラミッド。少なく見積もっても紀元前2,500年以上のものといわれています。初期は小石を積んだ古墳でしたが、徐々に大きくなり、あの独特な形も人間が再生するのを助ける力があるとして、王墓であると考えられてきました。しかし後世のピラミッドからは遺体は出てこず、近年は異なる説も出てきて、今もなお史上最大級の謎の建物です。
【南アフリカ】ケープ植物区保護地域群
テーブルマウンテン・喜望峰
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自然
登録年:2004年
アフリカの植物の20%が集中する重要なホットスポットであり、生育が推定される9,000種の植物のうち69%が固有種で1736種の絶滅が危惧されています。大西洋とインド洋が交わる岬、喜望峰は壮大な絶景が望める南アフリカを代表する記念写真スポットです。
【ケニア】グレート・リフト・バレーの湖群の生態系
ナクル湖
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自然
登録年:2011年
アフリカの大地を切り裂くグレートリフトバレー。人類発祥の地とも言われていますが、ここはまさにアニメの世界!たくさんの動物たちが暮らしています。ナクル湖国立公園は絶滅危惧種である野生動物の宝庫です。動物はもちろん地球のパワーを感じることができます。
【タンザニア】ンゴロンゴロ保全地域
ンゴロンゴロ保全地域
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自然
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複合
登録年:自然遺産1979年 複合遺産2010年
タンザニアの北部に位置するンゴロンゴロ保全地区。すり鉢状のクレーターの中には湖やオアシスがあり、水と食べ物が豊富なことから様々な動物や鳥類が生息しています。国立公園ではないため人間と野生動物の共存が可能な自然保護地域です。ンゴロンゴロクレーターの外輪にはマサイ族が生活する村もあります。