歴史ある徳川園への旅
徳川園は、名古屋市の徳川町にある日本庭園です。元々は徳川家の御三家筆頭、尾張藩二代藩主徳川光友が1695年に自らの隠居所として大曾根屋敷に移り住んだことが起源だと言われています。平成16年秋に日本庭園としてリニューアルしました。大曽根駅南口から徒歩約10分で行ける徳川園の魅力を紹介します。
徳川園と周辺の見どころ3選
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- 池泉回遊式の日本庭園
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- 登録有形文化財の数々
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- 徳川美術館
徳川園は、2.3ヘクタールに及ぶ池泉回遊式の日本庭園です。
池とその周囲を巡る園路を中心に造園されており、園内を回遊しながら庭園観賞を楽しめます。徳川園は、高低差のある地形を活かした庭園で、立体的に配置された岩組みや築山、池中の小島など自然の風景が凝縮された大名庭園です。
また、季節ごとに様々な顔を見せてくれる園内の花々も見事です。ハス、スイレン、ハンゲショウ、ミズカンナ、ヤブミョウガ、サルスベリ、ボタン、ハナショウブなどの景観を堪能してください。
徳川園には登録有形文化財が複数あり、そのうちの代表的な「徳川園黒門」は、徳川園の西に開く黒塗りの薬医門です。昭和20年の大空襲から免れた数少ない遺構で、の大曽根邸の表門として風格があります。
「脇長屋」は、黒門に隣接する入母屋造の建物で、寺社のような屋根が特徴的です。黒門や塀と連続しており、大曽根邸の面影を強く残しています。
「塀」は徳川園の外周にある木造の塀で、「釣瓶井戸」は石造の井戸です。これらは、周辺建物の歴史的景観を整えるのに大いに役立っています。
隣接する徳川美術館では、徳川家康の遺品を中心に、尾張徳川家が使用していた様々な大名道具を鑑賞できます。
貴重なコレクションは収蔵数1万件以上を誇り、特に12世紀に製作されたと考えられている「源氏物語絵巻」や、徳川家光の長女千代姫が嫁いだ際に持参した、国宝「初音の調度」はコレクションの華ともいえる逸品です。
他にも、日本の伝統文化を伝える作品が数多く公開されています。歴代の徳川家が名古屋城で家宝として大切にしてきた品々は、その多くが良好な保存状態で展示されています。
おすすめツアー
※徳川園の入園料は含まれません。
周辺の宿泊施設
※徳川園の入園料は含まれません。
徳川園へのアクセス
徳川園周辺の観光スポット
徳川美術館 (とくがわびじゅつかん)
徳川家康の遺品を中心に、尾張徳川家代々の遺愛品など大名道具1万件余りを収蔵・公開しています。
- 愛知県名古屋市東区
- 入館料/一般1,600円、高校・大学生800円、小中学生500円
- 開館時間/10:00~17:00 (入館は16:30まで)
- 定休日/月曜日 祝日・振替休日の場合は直後の平日
- アクセス/JR中央線 大曽根駅南口より徒歩約10分 ※詳しくは公式サイトをご確認ください。
- 所在地/愛知県名古屋市東区徳川町1017
- お問い合わせ/052-935-6262(徳川美術館)
名古屋城 (なごやじょう)
1610年に徳川家康が豊臣方大名に命じて築城を開始し、1615年に本丸御殿が完成。清須から都市機能もろとも移転し、尾張徳川家の居城となりました。
- 愛知県名古屋市
- 観覧料/大人500円、中学生以下無料
- 開園時間/9:00~16:30 ※本丸御殿等、建物内への入場は16:00まで
- 休園日/12月29日~31日、1月1日 ※催事等により変更となる場合があります。
- アクセス/名城線 市役所駅(7番出口)より徒歩約5分 ※詳しくは公式サイトをご確認ください。
- 所在地/愛知県名古屋市中区本丸
- お問い合わせ/052-231-1700(名古屋城総合事務所)
名古屋城本丸御殿 (なごやじょうほんまるごてん)
近世城郭御殿の最高傑作といわれ国宝にも指定されていた本丸御殿は、空襲により焼失。平成21年より進められた復元工事が完了し、平成30年6月に完成公開されました。
- 愛知県名古屋市
- 観覧料/大人500円、中学生以下無料
- 開園時間/9:00~16:30 ※本丸御殿等、建物内への入場は16:00まで
- 休園日/12月29日~31日、1月1日 ※催事等により変更となる場合があります。
- アクセス/名城線 市役所駅(7番出口)より徒歩約5分 ※詳しくは公式サイトをご確認ください。
- 所在地/愛知県名古屋市中区本丸
- お問い合わせ/052-231-1700(名古屋城総合事務所)
アクセス
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「名古屋」駅からJR中央本線(約12分)、「大曽根」駅下車 南出口より徒歩約10分