沖縄といえばリゾートというイメージが強いですが、歴史を感じるスポットや、ショッピングやグルメを楽しめるスポットも多数あります。海やビーチ以外の観光スポットも訪れれば、沖縄をさらに楽しむことができるはず。今回は沖縄に行ったら訪れたいスポットを紹介します。
目次
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ニライカナイ信仰の祈りの聖地「波上宮」
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琉球王国の歴史が感じられる聖地「斎場御嶽」
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鍾乳洞が崩れてできた太古の谷「ガンガラーの谷」
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過去の歴史を深く学べる「ひめゆりの塔・ひめゆり平和記念資料館」
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海の青と草原の緑が織りなす美しいロケーション「万毛座」
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450群体のサンゴの海が楽しめる大人気の水族館「沖縄美ら海水族館」
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エメラルドグリーンの海が楽しめる「伊計ビーチ」
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美しい青い海に囲まれた、おしゃれカフェの集まる島「屋我地島」
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ゆったりとしたリゾートタウンを楽しむなら「北谷公園サンセットビーチ」
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自然や地形を利用した美しい城の跡「世界遺産 中城城跡」
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沖縄でアメリカンな雰囲気を楽しみたいならここ「美浜アメリカンビレッジ」
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19の工房が集まる陶芸家たちの活動拠点「やちむんの里」
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那覇空港から約10分で到着するリゾート「瀬長島ウミカジテラス」
波上宮
ニライカナイ信仰の祈りの聖地「波上宮」

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神社仏閣
琉球八社の中でも首座を占めており、沖縄では最も格式高い神社。昔、人々は海の彼方、海神の国(ニライカナイ)の神々に豊漁と豊穣を祈りました。その「ニライカナイ信仰」の祈りの聖地のひとつが、この波の上の崖端。ここを聖地として祈りを捧げた場所が波上宮の始まりと伝えられています。波の上の崖端にある祈りの聖地として「なんみんさん」の名で親しまれています。また波上宮の御朱印帳は紅型で人気が高く、さらにお土産には、沖縄伝統の染め物で作られた「紅型(びんがた)柄の健康お守り」や、貝の形をした「貝の形の縁結びお守り」などがおすすめです。
斎場御嶽
琉球王国の歴史が感じられる聖地「斎場御嶽」

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世界遺産
琉球王国最高の聖地・斎場御嶽(せーふぁうたき)。御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称です。ここでは琉球の最高神女(さいこうしんじょ)であった聞得大君(きこえおおきみ)の就任の儀式など、琉球国にとって大変重要な儀式が行われてきた土地であるため、琉球の創世神話に登場する沖縄の七御嶽の中でも最上格の聖地なのです。6ヶ所の神域(イビ)がありそのうちの3ヶ所は、首里城内に付けられたものと同じです。2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして、世界遺産に登録されました。ガイドと一緒に巡るツアーは所要時間約50分。斎場御嶽にまつわる神話、琉球王国の歴史など、興味深い話を聞くことができます。
ガンガラーの谷
鍾乳洞が崩れてできた太古の谷「ガンガラーの谷」

数十万年前の鍾乳洞が崩れてできた太古の谷「ガンガラーの谷」。2万年前の人類「港川人」の居住区の可能性から発掘調査が行われているせいか、他では味わえないような神秘的な雰囲気を感じます。見どころのひとつ、高さ20mもの大主(ウフシュ)ガジュマルは必見です。見学ツアーでは約1時間20分かけて、専門ガイドと森の中を探検するので安心して観光できます。滑りやすい場所など歩きづらいポイントも中にはありますので、服装は基本的に動きやすい服と歩きやすい靴を選んでくるようにしましょう。鍾乳洞内にある「ケイブカフェ」は、鍾乳洞をそのまま生かしたカフェスペース。ツアー参加者だけが利用できます。ツアーの出発地点にもなっているので、ツアー前にこの天然のラウンジを堪能することをおすすめします。
ひめゆりの塔
過去の歴史を深く学べる「ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館」

写真提供:ひめゆり平和祈念資料館
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美術館・博物館
沖縄戦で亡くなった、ひめゆり学徒の慰霊碑と併設の資料館です。「ひめゆりの塔」には、全国から寄せられた千羽鶴が飾られています。石碑の前にある大きな穴は、「ガマ」(沖縄の方言で洞窟のこと)で、沖縄戦末期避難壕として使われました。伊原第三外科壕と呼ばれ、米軍の攻撃により、ここで多くのひめゆり学徒が命を落としました。「ひめゆりの塔」に隣接する「ひめゆり平和祈念資料館」では、ひめゆり学徒の遺品や伊原第三外科壕が、実物大で再現されています。展示室は全部で6つあります。病院壕のジオラマやひめゆり学徒生存者の証言VTRなどが流れ、ひめゆり学徒の体験を知り、戦争や平和について学ぶことができます。
万毛座
海の青と草原の緑が織りなす美しいロケーション「万座毛」

写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー
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自然
琉球石灰岩の断崖から臨む東シナ海の絶景が堪能できる、沖縄海岸国定公園。恩納村を代表する名勝地です。「万座毛」の由来は、「万人が座するに足る草原」のこと。「毛」は、草原を表しています。この名から連想できるように、草原が爽やかにそよぐ、緑が美しいスポットです。遊歩道は、ゆっくり歩いても15分程度で一周できます。
整備された道なので、小さいお子さん連れのファミリーでも安心して散策できるのが嬉しいポイント。海岸沿いを進むと、最初のビュースポットから象の鼻の岩が見渡せます。海水の透明度も高く、サンゴ礁を見ることができます。新施設もオープンし、万座毛限定の泡盛やお土産品が購入可能。
万座毛遊歩道見学はお一人様100円でチケット購入が必要です。
美ら海水族館
450群体のサンゴの海が楽しめる大人気の水族館「沖縄美ら海水族館」

写真撮影:国営沖縄記念公園(海洋博公園):沖縄美ら海水族館
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動物園・水族館
沖縄の海の生き物たちを知ることができる、ファミリーにも特におすすめの水族館。ジンベエザメやナンヨウマンタの複数飼育、ジャイアントマンタなど、難しいとされている生き物の飼育に次々と挑戦しています。見どころは、「サンゴの海」水槽で飼育展示している450群体のサンゴ。また、ジンベエザメやマンタが悠々と泳ぐ「黒潮の海」は大迫力です。おみやげも可愛いものばかりで迷うこと間違いなし。人気のイルカ・ジンベエザメ・オオメジロザメの顔がデザインされたシリコン製のがま口は、持ちやすく汚れにくいと人気です。
伊計ビーチ
エメラルドグリーンの海が楽しめる「伊計ビーチ」

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絶景
「イチハナリ」と呼ばれる、伊計島にあるビーチ。独特なエメラルドグリーンの海は、透明度が高く波も穏やか。遊泳エリア内にも珊瑚がいる上に、珊瑚の周りにはたくさんの魚が泳いでいます。誰でも楽しめるビーチで、シュノーケルなどのマリンスポーツを楽しむ人もたくさんいます。軽く食事もできますし、きれいな海を見ながらバーベキューをするのもおすすめです。手ぶらで訪れても楽しめますし、泳げない時期でもビーチで楽しめます。
屋我地島
美しい青い海に囲まれた、おしゃれカフェの集まる島「屋我地島」

写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー
沖縄県名護市の北部にある、人気の離島のひとつ。屋我地島と古宇利島は古宇利大橋で繋がっており、この古宇利大橋を車で渡ると、まるで海の上を走っているような気分が味わえます。また今帰仁村天底と屋我地島を結ぶワルミ大橋からは、羽地内海や周辺にある島の自然の景色を楽しむことができます。それから島内には古民家を改造したおしゃれなカフェがたくさんできており、どのお店も雰囲気抜群。カフェ好きな方は、ぜひ一度訪れてみてください。
北谷公園サンセットビーチ
ゆったりとしたリゾートタウンを楽しむなら「北谷公園サンセットビーチ」

写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー
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絶景
沖縄有数のサンセットスポット。東シナ海岸に沈む夕日が美しい、アメリカンな雰囲気のリゾートタウンです。人工湾のため、波風が立たず穏やかなのが特徴的。美浜アメリカンビレッジに隣接しており、ショッピングモール、映画館、観覧車、アミューズメント施設と一緒に海水浴やバーベキューを楽しめるのが嬉しいポイントです。また、海の家「アイランドパドラーズ」は生ビールからカクテル、軽食とメニューが豊富なので、絶景もグルメも両方楽しめます。シーズン中はフラダンスなどのミュージックイベントもよく開催されます。1日中リゾートを気楽に楽しみたい方におすすめのスポットです。
中城城跡
自然や地形を利用した美しい城の跡「世界遺産 中城城跡」

写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー
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世界遺産
世界遺産(琉球王国のグスク及び関連遺産群)と国指定史跡日本100名城に指定されている、中城城跡(なかぐすくじょうあと)。中城村と北中城村に位置し、一直線に伸びた標高150m~170mの石灰岩丘陵上に立地しています。1440年に築城家の名手とされた護佐丸(ごさまる)により建てられたこの城跡は、戦争の被害が比較的少なかったため、当時の琉球の築城技術をかいま見ることができる大変貴重な場所なのです。特に注目したいのが、石積みで築かれた城壁です。グスクの石積みには大きく分けて三種類の積み方があると言われていますが、中城城跡からはその全ての積み方を見ることができるのです。城壁自然の岩石や地形を利用した美しい曲線の城壁で、当時の巧みな石積技術を感じられます。琉球王国の記憶を感じるなら、ぜひ中城城跡に訪れてみてください。
美浜タウンリゾート アメリカンビレッジ
沖縄でアメリカンな雰囲気を楽しみたいならここ「美浜アメリカンビレッジ」

アメリカの雰囲気が楽しめる「美浜アメリカンビレッジ」。沖縄とアメリカの街並みが融合した人気のエリアで、ショッピングやグルメなどが一度に楽しめる観光スポットです。アメリカンな雰囲気が漂うたくさんの商業施設「アメリカンデポエリア」や異国情緒あふれる130を超える店舗が集まった「デポアイランド」の街並みがおすすめです。輸入雑貨店や沖縄オリジナルTシャツやアメリカンな服とバラエティーに富んだ店舗やグルメも充実しており「沖縄そば」やボリューム満点のハンバーガー、ステーキなどのがっつり肉食メニューも大好評です。食事の後は「デポアイランドシーサイドエリア」で海沿いを歩きながらゆったりとお散歩などもいかがでしょうか。夕日に包まれながらアメリカンリゾートの雰囲気を心ゆくまでご堪能ください。
やちむんの里
19の工房が集まる陶芸家たちの活動拠点「やちむんの里」

陶芸家たちが共に活動する制作拠点。複数の登り窯と19の工房が集まる工芸の村です。1972年に人間国宝の故・金城次郎氏が、那覇市壺屋より読谷村へ窯を移したことをきっかけに発展しました。敷地内を散策するのであれば、ぜひ直売所やギャラリーには立ち寄りたいところ。お気に入りの焼き物(やちむん)を見つけたら、逃さず購入しましょう。
瀬長島ウミカジテラス
那覇空港から約10分で到着するリゾート「瀬長島ウミカジテラス」

那覇空港に隣接した瀬長島に誕生した、美しいアイランドリゾート。ウミカジとは方言で海風のこと。グルメとショッピングが楽しめる商業施設が約40店舗集まっています。瀬長島の地下1,000mから湧き出た湯を使った足湯も楽しめます。「氾濫バーガー チムフガス」は特に人気のバーガーショップ。また「沖縄手作りジェラート yukuRu」では、ドラゴンフルーツ&パッションフルーツなど、毎日製造する本格イタリアンジェラートを味わえます。家族とゆっくり食事や温泉などを楽しみたい方におすすめのリゾートタウンです。
沖縄には美しい海が楽しめるリゾートはもちろん、琉球王国の歴史の深さを学べる史跡などもたくさんあります。旅行のテーマを決めて、沖縄をめぐる旅に出かけてみませんか。
※最新の基本情報は公式サイトをご確認下さい
※2020年12月1日時点の情報です