開港から150年以上経った神戸。明治時代に外国人居留地として栄えてきた土地ですが、現在でもその異国情緒あふれる建物がたくさん残っており、SNS映えすると観光客に人気です。そんな神戸のおすすめスポットをご紹介します。
目次
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港町神戸の美しい赤色のランドマークタワー「神戸ポートタワー」
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海・船・港の“これまで”と“これから”を学べる博物館「神戸海洋博物館」
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ドイツ人貿易商が住んでいた、国指定重要文化財の異人館「風見鶏の館」
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3,000枚ものスレートで覆われた外壁が目を引く「うろこの家・展望ギャラリー」
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絶景を見渡すロープウェイで行く、日本最大級のハーブ園「神戸布引ハーブ園」
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日本でも有数の眺望スポットで移り変わる大パノラマの絶景「六甲ガーデンテラス」
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日本三大夜景の感動的な美しさが楽しめる「掬星台」
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花・動物・人がふれあい、共生する「神戸どうぶつ王国」
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安藤忠雄氏の建築も注目!文化の復興のシンボル「兵庫県立美術館」
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幾多の困難を乗り越え灯火を守り続ける「能福寺」
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世界的に珍しいオートマタ人形が見られる「神戸ドールミュージアム」
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昭和の文豪、谷崎潤一郎の旧邸で代表作の世界を堪能できる「倚松庵」
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音をテーマにした森の中の癒やしスポット「ROKKO森の音ミュージアム」
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神戸の都会のオアシスは幕末の志士も魅了した楠木正成公を祀る「湊川神社」
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ショッピングからグルメまで!潮風に吹かれながら歩きたい「神戸ハーバーランド」
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神戸ポートタワーを携えた神戸を象徴する臨海公園「メリケンパーク」
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神戸市中心部にありながら深山幽谷の景色を楽しめる日本庭園「相楽園」
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渓流の美を気軽に楽しめる、日本の滝100選にも選ばれた「布引の滝」
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山上の広大な牧場で羊たちと癒やしのひとときを過ごす「六甲山牧場」
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温泉のあとは有馬川の水音を聞きながらそぞろ歩き「有馬川親水広場」
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世代を超えておもちゃと遊びの世界に触れられる「有馬玩具博物館」
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コマクサやエーデルワイスなど珍しい花々が楽しめる「六甲高山植物園」
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アンパンマンの世界で遊べるミュージアム「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」
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海を見下ろす洋館が立ち並び異国情緒あふれる高台の街「北野異人館街」
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家族で一日中楽しめる「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」
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アクセス抜群でショッピング三昧「神戸三田プレミアム・アウトレット」
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有馬温泉の繁栄を支えた豊臣秀吉公にちなんで名付けられた「太閣橋」
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海辺の生きものに癒やされる!神戸っ子が愛する「神戸市立須磨海浜水族園」
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美しいバラと眺望が楽しめる花と緑の大空間「神戸市立須磨離宮公園」
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兵庫県出身の美術家・横尾忠則氏の芸術を発信する「横尾忠則現代美術館」
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明石海峡大橋のたもとから、白砂青松と淡路島の絶景を眺める「兵庫県立舞子公園」
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かつての領事館で目の錯覚を楽しむ「神戸トリックアート 不思議な領事館」
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神戸と諸外国との文化交流の歴史をたどる「神戸市立博物館」
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イギリス人建築家の設計によるコロニアル様式の異人館「英国館」
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国内最大級!山・空・水辺を遊び尽くす「六甲山アスレチックパーク GREENIA」
神戸ポートタワー
港町神戸の美しい赤色のランドマークタワー「神戸ポートタワー」
神戸ポートタワーは、1963年の開業から50年以上、港町神戸を見守っている神戸港のランドマークタワー。神戸のウォーターフロントの中心にあり、独特のパイプ構造からなる鼓(つづみ)を細長くしたような外観で、昼は美しい赤い姿で、夜は周囲の夜景を際立たせるイルミネーションで港町を彩っています。地上3階層と展望5階層があり、最上階の展望5階からは、神戸の港とにぎやかな街並み、六甲山系を楽しむことができます。展望3階は床が回転するフロア、展望1階には床がガラス貼りの「スカイウォーク」も。港を散策するなら、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
神戸海洋博物館
海・船・港の“これまで”と“これから”を学べる博物館「神戸海洋博物館」
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美術館・博物館
神戸開港120年記念事業として1987年に開館した、白いスペースフレームが目印の博物館です。ここでは、神戸港開港から今日までの歴史や神戸港の役割と機能など、時代とともに移り変わる港と街の様子ををわかりやすく紹介しています。操船シミュレーターなどの体験型コンテンツもあるので、海好きなお子さんはぜひ挑戦してみてください。また、震災で得た教訓を後世に伝えていくために、阪神淡路大震災で崩れたメリケン波止場の一部を、「神戸港震災メモリアルパーク」として遺しています。神戸港開港と共に歩んできた川崎重工業による併設の企業博物館「カワサキワールド」もぜひ見学してみてください。
風見鶏の館
ドイツ人貿易商が住んでいた、国指定重要文化財の異人館「風見鶏の館」
明治末期頃、かつて神戸に住んでいた、ドイツ人貿易商ゴットフリート・トーマス氏が自邸として建てた風見鶏の館(旧トーマス住宅)。北野・山本地区に現在残っている異人館の中でも、れんがの外壁の建物は唯一この館しか残っておりません。その貴重さから、国の重要文化財にも指定されています。尖塔の上に立つ風見鶏は魔除けやキリスト教の教勢を発展させる効果があるとされ、北野町のシンボル的な存在です。全体にドイツ伝統様式を取り入れつつ、アール・ヌーヴォーの雰囲気を感じさせます。
うろこの家・展望ギャラリー
3,000枚ものスレートで覆われた外壁が目を引く「うろこの家・展望ギャラリー」
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美術館・博物館
明治・大正期に欧米人が住んだ西洋建築の建物が多く残る神戸・北野町。北野の異人館の中でもうろこの家は、国の登録有形文化財にも指定されている、神戸で最初に公開された異人館です。3,000枚もの天然石のスレートで覆われた外壁が、魚のうろこにそっくりなことから「うろこの家」という愛称があります。館内には、ヨーロッパのアンティーク家具や名磁器のコレクションも豊富に展示されています。隣接する展望ギャラリーでは、西洋絵画や地元作家の絵画の展示も。3階の展望ギャラリーからは神戸の街を一望することができます。西洋骨董品や名磁器コレクション、ガラス工芸品が豊富に展示されているのでぜひお立ち寄りください。
神戸布引ハーブ園
絶景を見渡すロープウェイで行く、日本最大級のハーブ園「神戸布引ハーブ園」
神戸布引ハーブ園は、約200種・7万5,000株ものハーブや植物を楽しむことができる日本を代表するハーブ園です。標高約400mの山の上にあり、神戸布引ロープウェイで山頂へと向かいます。ロープウェイを降り立ったとたん、四季折々の花が咲き誇るウェルカムガーデンが出迎えてくれるのが印象的です。園内ではドイツの古城「ヴァルトブルク城」をモチーフにした憩いの広場から始まり、展望レストハウス2階にある「ザ・ハーブダイニング」では朝摘みのハーブをふんだんに使った至福のランチが味わえます。テーマの異なる12のガーデンを巡りながら、「ザ・ヴェランダ神戸」で神戸の絶景を楽しんだり、ハンモックで一休み。香りの資料館で約80種類の天然エッセンシャルオイルの香り比べもおすすめです。
六甲ガーデンテラス
日本でも有数の眺望スポットで移り変わる大パノラマの絶景「六甲ガーデンテラス」
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絶景
六甲ガーデンテラスは、六甲山の山頂付近に位置する展望複合施設です。有名な「1000万ドルの夜景」が楽しめるのはもちろん、複数の飲食店舗とショップも併設されているので、季節のグルメやショッピングも楽しめます。展望スペースから見渡すパノラマの景色はとても美しく、明石海峡や大阪平野、関西国際空港など、和歌山から四国までワイドに広がる絶景を一望できます。展望施設はいくつかありますが、その中でも注目したいのが「自然体感展望台 六甲枝垂れ」。六甲山の四季折々の景色を体感でき、またLED照明を使って四季を表現するライトアップイベントも人気です。
掬星台
日本三大夜景の感動的な美しさが楽しめる「掬星台」
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夜景
摩耶山の掬星台(きくせいだい)といえば、日本三大夜景のひとつとして有名です。「星が手で掬(すく)えそうなほど身近に見える展望台」という意味通りの夜景を見ることができます。標高約690mの高さのところにあるため、訪れる際はケーブルカーやロープウェイを乗り継ぐ必要があります。大阪方面から神戸市街の景色が日没から空が青く染まり、街に明かりが灯り始めるところが見どころです。空気が澄む冬なら、関西国際空港まで見渡せます。標高が比較的高いため、年間を通して涼しい風が吹き抜けます。服装には注意してお出かけください。
神戸どうぶつ王国
花・動物・人がふれあい、共生する「神戸どうぶつ王国」
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動物園・水族館
神戸どうぶつ王国は、神戸市立王子動物園と人気を二分する、神戸を代表する動物園です。特徴はなんといっても、間近で動物を観察できること。カピバラやワオキツネザル、ミナミコアリクイやナマケモノなどの動物が王国内に放し飼いにされており、檻の外でのびのびと歩く姿を見ることができます。またショーの中でも1番人気の「バードパフォーマンスショー」では、コンゴウインコやハヤブサが至近距離ではばたくため、大迫力です。兵庫県神戸市中央区のポートアイランドに位置し、屋外施設と屋内施設があるため雨天でも楽しめます。
兵庫県立美術館
安藤忠雄氏の建築も注目!文化の復興のシンボル「兵庫県立美術館」
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美術館・博物館
阪神・淡路大震災からの「文化の復興」のシンボルとして建てられた、西日本最大級の美術館です。前身である近代美術館時代から購入や受贈により数多くの作品を収集しており、その数は10,000点を超えると言われています。この美術館を設計したのは、兵庫県とゆかりの深い安藤忠雄氏。第2展示棟では、安藤氏が阪神淡路大震災からの復興のため行ったプロジェクト、安藤氏が兵庫県で建築した建築模型やドローイングなどの展示が紹介されています。そのほかにも金山平三氏や小磯良平氏など、兵庫ゆかりの作家の作品群も鑑賞することができます。兵庫の底力を、芸術家たちが生み出した作品から感じてみてください。
能福寺
幾多の困難を乗り越え灯火を守り続ける「能福寺」
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神社仏閣
能福寺(兵庫大仏)は日本の天台宗の開祖である最澄によって創建された、日本最初の密教教化霊場として知られています。本殿は歴代皇族の墓所として知られる、京都東山の月輪御陵(つきのわのごりょう)の拝殿を移築したもの。歴代天皇も参拝なさっているほど、由緒正しい建物です。もうひとつの見どころは日本三大仏のひとつ、兵庫大佛。第二次世界大戦時、金属回収令によって解体されましたが、1991年に再建されました。阿弥陀三尊は、本堂御本尊として安置されており、1953年に播州太山寺より請来されたもの。境内の建築物、仏像、碑文ひとつひとつに歴史と心が織り込まれています。
神戸ドールミュージアム
世界的に珍しいオートマタ人形が見られる「神戸ドールミュージアム」
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美術館・博物館
世界中の人形と機械仕掛け人形を収集し、歴史・文化情報を発信している小さなミュージアムです。表情豊かで癒されるアンティークビスクドールや、世界的にも珍しいオートマタ(機械仕掛け人形)のメカニズムの面白さを伝えることを目的とし、西洋人形の歴史や文化などの情報も発信しています。さまざまな角度から人形を見ることができる面白さをぜひ体験してみてください。3階にある多目的ルームでは、人形制作、ドールハウス、工芸作品、アクセサリーなどの各種アートの教室が開催されています。2020年7月から「神戸時計デザイン博物館」もこちらでご覧いただけます。
倚松庵
昭和の文豪、谷崎潤一郎の旧邸で代表作の世界を堪能できる「倚松庵」
「倚松庵(いしょうあん)」は、明治末期から昭和にかけて活動した小説家の谷崎潤一郎が、1936年から1943年までの7年間を過ごした旧邸です。谷崎潤一郎といえば、大阪船場の旧家を舞台に4姉妹の日常を描いた代表作で知られていますが、その舞台となったのがこの旧邸。夫人の松子や、松子の姉妹をモデルにして、執筆されたそうです。内部には著書や参考文献を集めた「谷崎文庫」など、作品世界と私生活が深くつながり合っている谷崎の世界観を堪能できる場所となっています。
ROKKO森の音ミュージアム
音をテーマにした森の中の癒やしスポット「ROKKO森の音ミュージアム」
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美術館・博物館
「ROKKO森の音ミュージアム」は、六甲山の豊かな自然に抱かれながら、さまざまな音を楽しめる癒やしの施設です。アンティーク・オルゴールなどをコレクションした博物館を前身としており、2021年にリニューアルオープン。博物館から引き継がれたオルゴールなどの自動演奏楽器は、19世紀後半~20世紀初頭のヨーロッパ・アメリカのものが中心で、コンサートルームでは実際の音色を聴くことができます。ミュージアム内の「SIKIガーデン~音の散策路~」で、様々な音を聴きながらお散歩するのも楽しみの一つ。またオルゴール組立体験などもあり、大人から子どもまで日々の喧騒を忘れてくつろぎの時間を過ごせるでしょう。
湊川神社
神戸の都会のオアシスは幕末の志士も魅了した楠木正成公を祀る「湊川神社」
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神社仏閣
「湊川(みなとがわ)神社」は、南北朝時代の名将といわれる楠木正成(くすのきまさしげ)公をお祀りしている神社で、神戸では「楠公(なんこう)さん」という愛称で親しまれています。1336年の湊川の戦いで足利尊氏と戦い壮絶な最期を遂げた正成公の墓は、後世、吉田松陰や坂本龍馬ら幕末の志士たちがこぞって参詣した、いわゆる幕末のパワースポット。境内には、正成公の「御殉節地」や徳川光圀公が建碑された楠公墓碑「嗚呼忠臣楠子之墓」などの国の文化財史跡や、全国の著名画家が奉納した社殿の天井画などの文化財が多数。正成公や幕末の志士たちの生きざまに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
神戸ハーバーランド
ショッピングからグルメまで!潮風に吹かれながら歩きたい「神戸ハーバーランド」
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フォトジェニック
「神戸ハーバーランド」は、神戸を代表するベイエリアのショッピング&観光スポットです。神戸市中心部のやや西側、メリケンパークに隣接した海岸沿いに位置し、ショッピングやレストラン、アミューズメントなどの大型施設が充実。約230店舗がそろい、海沿いの開放的な雰囲気のなかでショッピングや食事が楽しめる「神戸ハーバーランドumie」や、異国情緒たっぷりの「神戸煉瓦倉庫」、神戸の街並みや六甲山を一望でき、日没後にはきらめく夜景も楽しめる「モザイク大観覧車」など、気になる施設が目白押しです。
メリケンパーク
神戸ポートタワーを携えた神戸を象徴する臨海公園「メリケンパーク」
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公園
「メリケンパーク」は、神戸港を臨むエリアに造られた、港町神戸を象徴する臨海公園です。1987年にメリケン波止場と中突堤の間を埋め立てて造られました。神戸のランドマーク「神戸ポートタワー」や、神戸開港150年を記念して設置された「BE KOBEモニュメント」、帆船の帆を表した屋根が印象的な「神戸海洋博物館」、阪神淡路大震災で被災したメリケン波止場の一部が保存されている「神戸港震災メモリアルパーク」など、園内には神戸を感じられる様々な施設やモニュメントがあります。
※2022年8月現在、神戸ポートタワーは改修工事中です。
相楽園
神戸市中心部にありながら深山幽谷の景色を楽しめる日本庭園「相楽園」
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自然
「相楽園(そうらくえん)」は神戸市中心部にある日本庭園。日本の文化財保護法に基づく登録記念物で、国内有数の名勝地です。戦後に神戸市長を務めた小寺謙吉氏の父で、実業家として知られる小寺泰次郎氏の私邸の庭として明治中期~末期に築造されました。1941年から神戸市の所有となり「相楽園」として一般公開されています。市街地にありながら深山幽谷の風情が感じられる池泉回遊式日本庭園では、蘇鉄園や大クスノキ、5月初旬に咲き乱れるツツジなど見どころも満載。明治時代の建築で、重要文化財に登録されている「旧小寺家厩舎」「旧ハッサム住宅」も必見です。
布引の滝
渓流の美を気軽に楽しめる、日本の滝100選にも選ばれた「布引の滝」
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絶景
「布引(ぬのびき)の滝」は、新神戸駅の北、山側に少し入ったところに位置し、「日本の滝100選」にも選ばれている滝です。「布引の滝」といっても1本の滝のことを指すのではなく、雄滝(おんたき)・雌滝(めんたき)・夫婦滝(めおとだき)・鼓ヶ滝(つつみがだき)という4つの滝の総称となっています。周辺には六甲山を源として神戸市を流れる生田川に位置する布引渓流があり、環境省選定の名水百選にも選出。豊かな自然の中には遊歩道が整備されているので、市街地から気軽に歩いて行ける滝・渓流として、親しまれています。
六甲山牧場
山上の広大な牧場で羊たちと癒やしのひとときを過ごす「六甲山牧場」
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自然
「六甲山牧場」は、六甲山の山上に125.8ヘクタール(甲子園球場約33個分)もの広大な敷地を持つ神戸市立の牧場です。牧場内では、牧場のシンボルである羊たちがゆったりと過ごし、その他ヤギや牛、馬、ウサギ、モルモットなど多数の動物が飼育されています。しぼりたての牛乳から神戸チーズをつくる工程が見学できる「六甲山 Q・B・B チーズ館」やレストラン・カフェなどの施設も充実。動物とのふれあい体験やウールクラフト教室など、ファミリーで楽しめるイベントも開催されています。
有馬川親水広場
温泉のあとは有馬川の水音を聞きながらそぞろ歩き「有馬川親水広場」
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公園
「有馬川親水広場」は、兵庫県が誇る有馬温泉の中心部を流れる有馬川を整備してつくられた広場です。有馬温泉駅から温泉街に向かう途中に位置しており、春の桜や、秋の紅葉など、季節によって異なった趣で観光客を出迎えてくれる場所でもあります。温泉を楽しむ合間に、腰かけて休んだり、のんびりと散策を楽しむのもよいでしょう。周辺では、有馬温泉に別荘を構えていた豊臣秀吉の妻・ねねの名がついた真っ赤な「ねね橋」や、「ねねの像」も見ることができます。
有馬玩具博物館
世代を超えておもちゃと遊びの世界に触れられる「有馬玩具博物館」
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テーマパーク
「有馬玩具博物館」は、懐かしのブリキのおもちゃやドイツの伝統的なおもちゃ、現代のからくり人形やおもちゃなど、温かみのあるおもちゃに触れられる博物館です。グリコのおまけのデザインなどを務めたおもちゃデザイナー加藤裕三が中心となり、オートマタ作家で岡山県の現代玩具博物館の館長も務めた友人の西田明夫、有馬温泉の老舗旅館を経営する金井啓修も加わって、有馬温泉の地でおもちゃの博物館が実現しました。「見る・聞く・遊ぶ・作る」をテーマに、創業者の思いを受け継いだスタッフたちがおもちゃの収集・展示や、工作教室などのイベントを開催しています。
六甲高山植物園
コマクサやエーデルワイスなど珍しい花々が楽しめる「六甲高山植物園」
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自然
「六甲高山植物園」は、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲山自生植物やその他山野草などを中心とした植物園です。六甲山山頂付近に位置しており、北海道南部のような冷涼な気候を利用し、珍しい高山植物や寒冷地植物などを、自然に近い形で見ることができます。園内はロックガーデンや樹林区、湿生植物区、高茎草原といったゾーンに分かれており、約1,500種を栽培。雪を割って咲き始める花々や、鮮やかな木々の新緑、赤や黄に色づいた紅葉など、四季折々の景色を楽しめるスポットです。
神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール
アンパンマンの世界で遊べるミュージアム「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」
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テーマパーク
アンパンマンの世界を見て、触れて、楽しむことができる、参加・体験型のミュージアム。「アンパンマンごう」などのテレビアニメでもおなじみの乗り物や、楽しい仕掛けが盛りだくさん。アンパンマンたちが登場するステージも毎日開催。1階はアンパンマンたちの限定グッズや飲食ができるショップ・レストランなど、19店舗が集まる入場無料のショッピングモールです。また施設は屋内型なので、天候に関わらず快適に楽しめます。
北野異人館街
海を見下ろす洋館が立ち並び異国情緒あふれる高台の街「北野異人館街」
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フォトジェニック
「北野異人館街」には、明治~昭和初期に神戸の外国人たちが邸宅として構えた洋館が立ち並んでいます。北野町は三宮から山側に坂を上がった高台にあり、海を見下ろす眺望を求めて、故郷に思いをはせた外国人が多く暮らすようになりました。観光施設として公開されている異人館は、尖塔に風見鶏が見える「風見鶏の館」や、うろこ状の外壁が美しい「うろこの家」など16棟。国の重要文化財に指定された異人館も多く貴重なものばかりです。また、このエリアには異国料理店が多く、様々な国の料理を楽しめるのも魅力の一つです。
道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢
家族で一日中楽しめる「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」
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グルメ
「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(おおぞう)」は、神戸市の北部にあるフルーツと花をテーマにした公園で、道の駅としても人気な大型複合施設です。「フルーツガーデン」では季節によってブドウ、ナシ、リンゴなどのフルーツ狩りが楽しめ、「ファームサーカス・マーケット」では新鮮な野菜などの農作物が販売されています。遊園地「神戸おとぎの国」やゴーカート、パタ―ゴルフなど遊べる施設もたくさんあるので、小さいお子様がいるファミリーでも安心です。遊んだ後は「神戸ホテルフルーツ・フラワー」内の日帰り温泉「大沢温泉 金仙花の湯」で、ゆったり疲れを癒やすのもおすすめです。
神戸三田プレミアム・アウトレット
アクセス抜群でショッピング三昧「神戸三田プレミアム・アウトレット」
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フォトジェニック
「神戸三田プレミアム・アウトレット」は、神戸市の北部に位置するアウトレットモールです。中国自動車道と六甲北有料道路の2つの高速道路につながるインターチェンジから間もなくの距離で、アクセスしやすいのも魅力。ロサンゼルスの高級住宅街・パサディナをイメージした開放感のあるプレミアムな大人の街で、ショッピングをお楽しみいただけます。210店舗以上の有名ブランドショップやレストラン、カフェなどが立ち並び、思う存分ショッピングを楽しめます。
太閣橋
有馬温泉の繁栄を支えた豊臣秀吉公にちなんで名付けられた「太閣橋」
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遺跡・史跡
「太閣橋」は、有馬温泉駅から坂を上がった温泉街の入り口にある橋です。これは豊臣秀吉にちなんだ名称。かつては太古橋という名前だったものを、秀吉にあやかって近年「太閣橋」と改称しました。有馬温泉と豊臣秀吉は縁が深く、戦の疲れを癒やすために再三有馬を訪れたとの記録があります。慶長伏見地震のあとに源泉の温度が上昇したことを憂えた秀吉は、泉源の大規模な改修工事を行いました。以降現在に至るまで源泉の改修工事が実施されていないことから、秀吉のおかげで有馬が現在でも名高い温泉地として栄えているといっても過言ではないでしょう。
神戸市立須磨海浜水族園
海辺の生きものに癒やされる!神戸っ子が愛する「神戸市立須磨海浜水族園」
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動物園・水族館
「神戸市立須磨海浜水族園」は、1957年に前身の「神戸市立須磨水族館」がオープンしてから、長年「スマスイ」の愛称で親しまれている水族館です。神戸市民のなかには親・子・孫の三世代で思い出がある人も少なくないでしょう。サメやエイなどが優雅に泳ぐ「波の大水槽」は水量1,200トンの迫力を誇り、3Fの屋上展望広場「水辺のふれあい遊園」ではペンギンやアザラシの愛くるしい姿を近くで観察できます。須磨海浜水族園は須磨海浜公園一帯の再整備工事により、本館のみで営業していて、以前見られたイルカライブ館やラッコ館など観覧できない施設があるのでご注意ください。現在の須磨海浜水族園を楽しめるのは閉園を迎える2023年5月末までとなり、その後は2024年に新たな水族館のオープンが予定されています(2022年8月現在)。
神戸市立須磨離宮公園
美しいバラと眺望が楽しめる花と緑の大空間「神戸市立須磨離宮公園」
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公園
須磨離宮公園は、1年を通してさまざまな花と緑が楽しめる公園です。100年余り前に造営された皇室の別荘「武庫離宮(須磨離宮)」を前身として1967年に開園しました。「須磨離宮公園」といえば“バラ”といわれるほど、春と秋には数々のバラが咲き誇り、「王侯貴族のバラ園」「世界殿堂入りバラ園」「バラの歴史と文化園」の3つのバラ園が楽しめます。また高く吹き上がる大噴水や滝が迫力の「噴水広場」のほか、フィールドアスレチックやジャンボ滑り台などの遊び場も充実しており、市民の憩いの場となっています。
横尾忠則現代美術館
兵庫県出身の美術家・横尾忠則氏の芸術を発信する「横尾忠則現代美術館」
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美術館・博物館
「横尾忠則現代美術館」は、兵庫県西脇市生まれの美術家・グラフィックデザイナーである、横尾忠則氏の作品を収蔵している美術館です。灘区の王子公園から近い距離にあった旧兵庫県立近代美術館(村野藤吾設計)をリニューアルし、横尾氏から寄贈・委託された作品の保管・展示を担っています。膨大な資料の保管・調査・研究のためのアーカイブルームや、ワークショップなどが開催できるオープンスタジオなどもあり、横尾忠則氏の芸術の魅力に触れることができるでしょう。
兵庫県立舞子公園
明石海峡大橋のたもとから、白砂青松と淡路島の絶景を眺める「兵庫県立舞子公園」
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公園
「兵庫県立舞子公園」は、淡路島を望める舞子浜に1900年に開園された初の県立都市公園です。舞子浜は万葉の頃より詩歌に詠まれるなど人々に親しまれてきた天下の名勝で、特に明治天皇は7回も行幸されるほどこの地を愛したといわれています。明石海峡大橋のたもとに位置しており、橋げたのなかに設置された遊歩道「舞子海上プロムナード」からは、大阪湾や瀬戸内海の絶景が一望できます。「孫文記念館」「旧武藤山治邸」「旧木下家住宅」といった歴史的な建築物や、古来の舞子浜を象徴する「舞子公園松林」など見どころも多いおすすめスポットです。
神戸トリックアート 不思議な領事館
かつての領事館で目の錯覚を楽しむ「神戸トリックアート 不思議な領事館」
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美術館・博物館
「神戸トリックアート 不思議な領事館」は、神戸北野異人館の中では珍しい、トリックアートを集めたアミューズメントスポットです。明治後期に建築された美しい建物は、かつてパナマ領事館として使用されたもの。歴史ある洋館で、目の錯覚を利用したトリックアートを見たり、絵画の中に入り込んで写真を撮ったりして遊べます。「神戸オリジナルシリーズ」や「錯視の世界」、「迷宮の部屋」など6つの作品コーナーに分かれているので、お気に入りのトリックアートと一緒に不思議な写真を撮影しましょう。
神戸市立博物館
神戸と諸外国との文化交流の歴史をたどる「神戸市立博物館」
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美術館・博物館
「神戸市立博物館」は、港町神戸の中心地に位置する人文系の博物館です。1935年に竣工した旧横浜正金銀行(現在の三菱UFJ銀行)神戸支店ビルを転用し、1982年に開館されました。神戸が古くから諸外国との交流を深めていたことにも由来し、「国際文化交流-東西文化の接触と変容」が博物館の基本テーマ。考古・歴史資料や古地図資料、南蛮紅毛美術・びいどろ史料庫コレクションなど、神戸の歴史と文化交流の様子を示す資料を収蔵しています。期間限定の展覧会も開催されているため、開催予定を確認して訪れるのもよいでしょう。
英国館
イギリス人建築家の設計によるコロニアル様式の異人館「英国館」
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遺跡・史跡
「英国館」は神戸北野異人館街にある、コロニアル様式の洋館です。1909年にイギリス人建築家の設計により建設されたもので、館内はウィリアム・モリスのファブリックで装飾され、当時の姿を現代に伝えています。2階に上がると小説を忠実に再現したイギリス人名探偵シャーロック・ホームズの部屋があり、ホームズの衣装を身に付けて英国気分を味わうこともできます。建物周囲のイングリッシュガーデンでは、季節の花々を楽しむことができ、特にバラの季節は一見の価値ありです。
六甲山アスレチックパーク GREENIA
国内最大級!山・空・水辺を遊び尽くす「六甲山アスレチックパーク GREENIA」
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自然
「六甲山アスレチックパーク GREENIA(グリーニア)」は、2021年4月にオープンした国内最大級のアスレチック施設です。「山、空、水辺。すべてが舞台の冒険王国。」というテーマそのままに、陸上・空中・水上に用意されたアスレチックは全7エリア、164ポイント。そのうち4エリアは、子どもたちに大人気の動画クリエイター「フィッシャーズ」が監修しています。森の中のアスレチック「フォレストアドベンチャー」や、スリル満点の「ロングジップスライド」は絶叫必至。シャワー室が完備されているため、落水必須の「水上アスレチック」で水に落ちてしまっても安心です。場内にはアスレチック以外にもバーベキュー場などもあるので一日中、満喫いただけます。
神戸は風見鶏の館やうろこの家・展望ギャラリーなどからわかるように、開港以来の建物をとても大切にしてきました。そのため、この街でしか観られないようなクラシカルな建物をたくさん観ることができます。神戸に観光で訪れた際は、ぜひご紹介したスポットへ足を運んでみてください。
※最新の基本情報は公式サイトをご確認下さい
※2022年6月1日時点の情報です